★属国のビーチガール~a beach girl in occupied Japan★

ハワイフリークのお気楽人妻が、なぜかイラクのニュースを追ってます。HAT神戸情報や日常のことも♪

広告

※このエリアは、60日間投稿が無い場合に表示されます。記事を投稿すると、表示されなくなります。

「靖国参拝は無意味な挑発」NYタイムズ社説・全訳

2005-10-19 | 日本
小泉の靖国参拝をしごくまっとうに批判しているNYタイムズの10月18日付け社説を日本語にしてみました。

「靖国参拝は無意味な挑発」(原文

ニューヨークタイムズ 10月18日 社説
 
 
 みずからを当世風の改革者として大々的に売り出した選挙を終えたばかりの小泉首相は、このほどさっそく、日本の軍国主義がのこした最悪の伝統を公然と奉ずる挙に出た。昨日、全国ネットでテレビ中継されるなか、首相は東京の中心にある追悼施設、靖国神社に参拝した。しかし、靖国神社はただ単に、250万人におよぶ日本の戦没者を追悼するだけの神社ではない。靖国神社とその付属博物館は日本のひどい暴虐、つまり、20世紀はじめの数十年間の朝鮮全土と中国および東南アジアの広い地域に傷あとを残した野蛮で暴力的な侵略について、「日本は謝罪すべきできない」というひとつの見解を打ち出し、それを広める役割を果たしている。今週始まる毎年恒例の祭事において、追悼され奉られる靖国の神々のなかには、裁判で死刑判決が下され処刑された14人のA級戦犯が含まれている。

 今回の靖国神社参拝は、日本の戦争犯罪で犠牲になった人々の子孫に対する恣意的で公然たる侮辱であると、中国や台湾、韓国、シンガポールの国家元首たちはあいついではっきりと抗議した。小泉首相も、自分がなにをやっているかはっきりと承知している。これでこの4年間、首相は毎年、靖国神社を参拝したことになる。アジア諸国の外交官たちの度重なる抗議を振り払い続け、今回は日本の裁判所の判断に逆らってまで、参拝を強行した。
 

 日本が帝国主義的な侵略の道に再び乗り出すと、現実の問題として心配している者はいない。しかし、アジアでもっとも豊かで、もっとも経済力があり、技術力に優れた国家である日本は、過去60年間にわたって遵守してきた軍事と外交上の制限のいくつかを撤廃しようとしているところだ。


 つまり、近隣諸国のあいだで悪夢の記憶がよみがえりつつある非常に悪い時期なのだ。また、中国が急激な経済発展をへて、日本にとって最も批判的な経済面のパートナーになり、同時に最大の地政学上の脅威にもなっている時代においてはとりわけ、日本のこういうった挑発は不必要で、有害なもののようだ。

 小泉首相の靖国参拝は、自民党のかなりの部分をしめる右翼のナショナリストたちから賞賛された。しかし、小泉首相にとって必要なのは、自民党右派を喜ばせることではなく、こういう右派勢力に立ち向かって、彼らを打ち負かすことなのだ。ちょうど郵政民営化案に反対した勢力に立ち向かって、打ち負かすことに成功したように。
 
 日本が名誉ある国として21世紀に進んでいくためには、まず、20世紀の歴史を直視して、認めなくない事実を認めることだ。日本はまさに今、そうしなければならない時期に来ている。
 

 
 
 

コメント (21)   トラックバック (92)

イラク憲法草案通過と小泉靖国参拝が「ほぼ同時」でしたね。

2005-10-19 | 日本
みなさま、サボってごめんなさい。ちょっとバタついてまして、ブログもパソコンも手がつかなくなってました。まだスタイルが固まってないから、細切れの時間でささっと書けないのです。あまり深く考えずに書けばいいんだろうけど。

で、サボってる間の10月17日(JST)、イラクでは憲法草案が通過の運びとなり、それとほぼ同時に、小泉が靖国参拝をやってくれましたね。修学旅行の振替休日で家にいた息子と、たまたまテレビを見ていたのですが・・・あああ、ふだんテレビを見ないもんでブッシュのアホ面にも小泉が発散する毒のオーラ(出てますよね? なんかものすごーく冷たくてザンコクなオーラを感じるのはわたしだけ? 小泉にくらべればまだブッシュのほうがウォームハートだぞ。アホだけど)にも免疫がないわたしは、この日の午前のテレビで「イラク国民投票成功?と憲法草案を通過を伝えるブッシュ」と「いままさに靖国に向かわんとする小泉の姿」を連続して目にして、アレルギー反応をおこしめちゃ気分悪くなってしまいまして・・・あーあ、日本は(いや世界は)ここまで悪くなってるんだなあ、とか、こんなテレビ報道ばかりみてたら日本全国でバカが大量発生しても不思議ないなあ、とか、息子(小学校6年生)相手にぶちぶち愚痴ってましたら、「おかーさん、うるさい!」とテレビをぶちっと消されてしまいました。

 この「イラク国民投票&憲法草案通過決定」と「小泉靖国参拝決行」がほぼ同時期だったことは、もちろん、偶然ではないですよね。神戸女学院大学のイケメンおやじ教授、内田樹(うちだたつる)さんは今年8月の時点で、こんなことをブログに書いていらっしゃいます(勝手に引用していいのかな? でも全文引用したくなるくらいおもしろく、わかりやすいんです。靖国問題を語るのにエルロイの小説とマルクスが同時に出てくるところがすごい。内田樹さんは関西の誇りです。ということで、勝手な引用お許しください^^;)なお、文中の「宮崎さん」とは宮崎学氏のことです。

 内田樹の研究室 
 
 2005年08月16日
靖国というコントローラー
15日には小泉首相の靖国参拝がなかったようである。
宮崎さんと握っていたら100万円持って行かれるところであった。
剣呑剣呑。
宮崎さんの解説では、8月末の6カ国協議の終わりに共同コミュニケが出るところまでは、これ以上東アジア情勢に混乱をもたらしたくないアメリカから小泉首相あてに「協議が終わるまでは靖国に行くな」というつよい要請があったから、ということであった。
これは納得のゆく説明である。
これまでも繰り返し書いているように、日中・日韓関係でのプレイヤーのふるまいを二国間の文脈だけに限定して見ても理解が届かない場合がある。
その場合は、別のプレイヤーの存在を勘定に入れなければならない。
アメリカの東アジア戦略は、「日中韓三国が戦争に至らない程度のフリクションを抱えたまま対立し、決してブロック形成に至らないこと」である。
だから三国間の緊張が高まればとりあえず鎮静を策し、友好関係が進展しかかると波風を立てるという「キャロット&スティック」外交を展開している。
アメリカの東アジア外交方針は首尾一貫して「首尾一貫していない」ということである。
「どっちつかず」の不安定状態というのは、ごくわずかな入力変化で機敏に状況に反応できるので、盤石の外交方針を教条的に死守しているより実ははるかに戦略上有効なのである。
その点でアメリカ外交はアングロ=サクソン帝国主義の血を豊かに受け継いでいる。
小泉首相の靖国参拝をアメリカが「看過」しているのは、ライス国務長官の「東アジア共同体の形成を許さない」という発言とセットにしてはじめて理解が届くふるまいである。
日中韓の関係がつねに不安定であることからアメリカはこれまで大きな利益を引き出してきた。
しかし、アメリカが抱えている「現場」は東アジアだけではない。
政情不安定なイラクがあり、ガザ地区からの撤兵が始まったイスラエルがあり、宗教的反動が進むイランがある。
いくら不安定要因がある方が戦略上好ましいといっても、マネージできるリスクには量的な限度というものがある。
とりあえず「しばらくのあいだ」東アジアは鎮静していてもらいたい、というのが今のアメリカの本音である。だから靖国参拝にストップをかけた、というのが宮崎さんの解説であった。
なるほど。
もっともなご説明であるが、私はこれ加えてもう一つのファクターがあるのではないかということを思いついたので、それについて書いておきたい。
首相の靖国の「ゴー・ストップ」は合衆国国務省の許諾を得て行われている。
私はつねづねそう考えている。
自国将兵の戦死に責任があるはずのA級戦犯が合祀されている神社に同盟国の首相が参拝するという「非礼」をアメリカがこれまで許してきたのは、それによってアメリカが心理的な不快を上回る政治的利益を得ているからである。
いかなる利益か。
それはメディアが報じるとおり、その点滅ひとつで東アジア情勢が操縦できるような「スイッチ」を手に入れたということである。
ジェームズ・エルロイの小説に、警察の夢は殺人も麻薬も売春も賭博も、すべての犯罪が単一の巨大犯罪組織によって統御されて行われることであるという言葉があった。
その場合は、警察は単一組織を監視するだけで犯罪の全体をコントロールすることができるからである。
危機には「デインジャー」と「リスク」の二種類がある、という話は前に書いたことがある。
「デインジャー」は統御不能の危機で、「リスク」はマネージしたりヘッジしたりできる種類の「危機」である。
政治の要諦は「デインジャー」を「リスク」に書き換えることであるということも申し上げた。
その書き換え方は犯罪の場合と同じである。
「大きなデインジャー」が「小さなデインジャー」を、磁石が鉄粉を吸い寄せるように併呑して、「単一の危機」になるというしかたでそれは実現する。
「人民の大海」を泳ぐスタンド・アローンのテロリストたちの群れは統御不能の「デインジャー」である。
だが、国際的ネットワークを形成し、中枢的な本部を持ち、「領土」を占有した場合、それは仮に動員兵力や火器の量や資金力において巨大なものとなっても、すでに「リスク」に変換されている。
いささか古いタームを使って言えば、「リゾーム」状態の運動を「ツリー」状態の組織に転換すること、すべての矛盾が一点に集約しているような「偏りの場」を作り出すこと。
それが「統御不能のデインジャー」を「統御可能なリスク」に変換するさしあたりもっとも効果的な方法である。
「社会矛盾のすべてはただ一点(プロレタリア)に集約される」という知見を最初に政治技術として説いたのは『へーゲル法哲学批判序説』のカール・マルクスであった(こういうところにマルクスの天才性は存する)。
もちろんこれは「つくり話」である。
「つくり話」なんだけれど、「そうだ」と言われ続けると、「そうかも」と信じてもらえるような種類の「つくり話」なのである。
東アジア情勢において、輻輳する矛盾を「ただ一点」に集約する「点」があると、それを操縦する権利を握っているプレイヤーは状況にたいしてかなり効果的なイニシアティヴを握ることになる。
小泉首相とアメリカ国務省は「靖国」をこの「スイッチ」にするという妙手をどこかで思いついたのである。
何度も何度も「よせばいいのに」というタイミングでそのスイッチを押し続けて世論を刺激しているうちに、ついに人々は「首相が靖国参拝すると激怒し、しないと無反応」というパブロフの犬的条件反射に慣らされてしまった。
そして8月15日、首相は満を持して「参拝しない」で、友好的なポーズの「談話」を発表する。
参拝を既成事実のように論じてきた日本のメディアや中国、韓国のナショナリズムは振り上げた拳のやり場に窮して呆然としている。
みごとなものである。
これをして「先手を取る」という。
武道でいう「居着き」とは、広義には「ある対象やある文脈に意識が固着して、それ以上広いフレームワークへの切り替えができなくなってしまうこと」を意味する。
いまの場合のように、ある特定の対象に関心が集中し、それ以外の回路からの情報入力が低下するのも「居着き」の一種である。
つまり靖国に世界の耳目を集めるというかたちで小泉首相とアメリカ国務省は東アジアの外交プレイヤーを 「返事を待つ」状態にとどめおき、これを統御可能な「リスク」化することに成功したのである。
小泉首相というのは今度の郵政民営化解散とその後の「刺客」作戦でも冷血ぶりを発揮したが、アメリカ国務省との二人三脚で靖国を「東アジアのリスク・コントローラー」に利用するという狡知を見るにつけ、本邦の政治家には得難いタイプの策士であることが知れるのである。
このまま推移すれば、総選挙は(自民党ではなくて)小泉首相の「ひとり勝ち」となるであろう。


 ◇   ◇    ◇    ◇    ◇

 そして内田センセイの予言どおり、総選挙は小泉首相のひとり勝ちとなり、イラクが(アメリカにとって)一段落したいま、おそらくはアメリカのゴーサインのもとに、小泉は靖国参拝という「スイッチ」を押したのでしょう。

 みなさーん、こんな「その点滅ひとつで東アジア情勢が操縦できるようなスイッチ」に「パブロフの犬」のごとく踊らされるのはやめましょうね~。

 ちなみにMeetsという関西の好奇心旺盛中年向け情報誌で内田さんと一緒に「東京ファイティングキッズ」という連載をやってる平川克美さんは、この今月号のエッセイやご自身のブログや料理研究家の小林カツ代さんの次の意見を「感心した」と紹介していらっしゃいます。

 「他国が嫌がることで、すぐやめられることならやめましょうよ。誰も損をしないんですから」

 この説明なら子供にもわかる。そしてどんな政治家や評論家や大学教授の意見よりも説得力がある。わたしはこれほどまでにわかりやすくスッキリとしてそしてパワフルに靖国問題を語った問題を他に知りません。

 生活実感のない言葉、子供に語れない言葉って、どこか嘘っぽいというか、わたしたちを間違った方向につれていきそうな怖さがあると思いません? 政治も哲学も、宗教も人生も、ふだん使っている言葉で、生活に根ざしたところから、自分なりに語ることがすごく大事。そうすることでしか、わたしたちは本当の安心や居心地のよさを得ることはない、と思っています。それは右でも左でもいっしょ。政治だけでなく精神世界やほかのことでもいっしょなんですよね。
 
 
コメント (1)   トラックバック (30)

「世界総選挙」トップはマンデラ、4位にチョムスキー

2005-10-05 | World
15000人以上が参加した英BBCの「世界総選挙」でトップに選ばれたのは、ネルソン・マンデラ。2位はビル・クリントン、4位にノーム・チョムスキー。こんな楽しい記事が9月30日付のBBCオンラインに出てました。

 BBCは「Who runs your World 」という特集企画をオンライン上で色々やっておりおまして、「地球総選挙」もそのシリーズのひとつです。なかなか凝った、遊べる「選挙」でして。参加者は、BBCがあらかじめピックアップした候補者100人のうちから「世界をまかせたい人たち」11名を選び、「チーム」を作って、パワーゲームに参入する・・という、インタラクティブ・ゲームのスタイルになっています。つまり、世界中のサッカー選手から自分の好きな選手を選んで「ドリームチーム」をつくるように、「夢の世界の指導者チーム」を作っちゃいましょう、という企画。

 100人から選ぶといっても、自由に選べるわけではありません。100人の候補者は「思想家」「国家元首」「エコノミスト」「ワイルドカード」の4つのジャンルに分類されています。参加者は「思想家」「国家元首」「エコノミスト」の各ジャンルのなかから、それぞれ最低一人づつは選ばないといけません。あとの8人については、どのジャンルから選んでもOKです。

 おもしろそうでしょ? 自分でやってみたい方は、こちらからどうぞ。
 Pick your team to run the world
 ↑集計は終わってますが、まだチームを作ることはできます。

 
 で、以下がBBCの記事をもとにまとめた集計結果。参加者は15000人以上。その半数は米国からだそうです。

 ☆~~~世界総選挙・夢の指導者11人ランキング~~~☆

 1位  ネルソン・マンデラ
 2位  ビル・クリントン   
 3位  ダライ・ラマ
 4位  ノーム・チョムスキー(写真)
 5位  アラン・グリーンスパン
 6位  ビル・ゲイツ
 7位  スティーブ・ジョブス(アップルコンピューター)
 8位  ツツ大司教(南アフリカ)
 9位  リチャード・ブランソン(ヴァージン航空)
10位  ジョージ・ソロス

11位  コフィ・アナン
12位  トニー・ブレア
13位  アウン・サン・スーチー (女性では最高ランキング)
14位  ボノ(U2)(ワイルドカードでは最高ランキング)
15位  マイケル・ムーア
16位  ヒラリー・クリントン

28位  ベネディクト16世(ローマ法王)
33位  ウーゴ・チャベス
36位  フィデル・カストロ
43位  ジョージ・W・ブッシュ       
49位  J・K・ローリング (「ハリー・ポッター」の作者)
70位  オサマ・ビン・ラディン
72位  デヴィッド・ベッカム
92位  ジェニファー・ロペス
 
 ◇   ◇   ◇   ◇   ◇    ◇  
 
 個人的にはやっぱり、チョムスキーの4位がうれしいオドロキでした。このBBCの記事でも「Perhaps the biggest surprise was the success of the American linguist and political activist Noam Chomsky, who came fourth.」(おそらく最も驚くべきことは、アメリカの言語学者で政治活動家のノーム・チョムスキー第四位に入ったことであろう」と書いてます。アメリカの人の参加者が半分もいたというのに・・・わたしはチョムスキーって、本国アメリカでは嫌われているんだとばかり思ってました。そうでもなかったのね。ほっ。

あ、申し遅れましたが、わたくし、チョムスキー好きなんです。おじさま趣味なもので。すみません^^; というわけで、写真も、1位のマンデラではなく、4位のチョムスキーのものをアップするのでした♪
コメント (2)   トラックバック (27)

米兵がポルノサイトに提供した残虐写真

2005-10-05 | イラク
そのうちの数枚を紹介します。むごたらしい、気持ち悪くなる写真ばかり・・です。スプラッタ好きの方は必見。そうでない方は、見ないほうがいいかもしれません。わたしは訳しているうちに吐きそうになりました。

このポルノサイト騒動は、ヤフーUSA(AP他)もNYタイムズもアルジャジーラも報道しています。でも、いつものことですが、日本の大手メディアが取り上げる気配はありません。日本語のネットの世界でも、あんまり騒がれていませんよね? 検索してもぜんぜん出てこないんです。

なんでこれがアルグレイブ並みの大騒ぎにならないのか、不思議で不思議でなりません。だから、個人的にはホラーもスプラッタもだいっきらい!!ですが、あえて写真をご紹介します。

■9月21日付 イーストベイプレス(アメリカのオンライン報道サイト)の記事(原文

 「戦争ポルノグラフィー」 by クリス・トンプソン

 戦争の真実の姿を見たいと望むなら、素人投稿のポルノサイトナウザッツファックドアップ・ドットコムに行けばいい。ここ一年近くの間、イラクとアフガニスタンに駐留する米兵達は、つぎつぎに死体の写真を撮影してはこのサイトの管理人、クリス・ウィルソンに送り続けている。その多くは四肢がむごたらしく切断されたり、爆弾でバラバラになった死体だ。ウィルソンはこういった写真の投稿とひきかえに、米兵達に自分のサイトへ無料でアクセスする許可を与える。米兵達は、イラク人の凄惨な死体写真を、ポルノ写真を買うための通貨にしてきたのだ。

 ウィルソンのサイトでは、切り刻まれたあげくに血でいっぱいのボウルの中につっこまれたアラブ人男性の顔面を見ることができる。顔全体がこびりついた血と爆薬による火傷に覆われ、砂礫の上に倒れている男性の頭部もある。革のコートを着て、車の運転席に沈みこむようにして死んでいる男性もいる。軍の検問所を通り抜けようとしたらしい。男性の頭部は身元の判別が不可能なほどの銃撃を受け、首の皮膚が何枚も、バラの花びらが開くようにめくれている。ベージュの作業服姿から米海兵隊員だとわかる男性6人が、カメラに笑いかけつつ、足元に横たわる黒焦げの焼死体を指差している写真もある。

(翻訳ここまで)

 ◇   ◇   ◇    ◇

 ではここで、上記のイーストベイプレスの記事がリンクを貼ってる6枚の写真を紹介します。自信のない方は、見ないで下さい。

 6枚全体の小さな写真  ・・・写真の上にカーソルをあわせてクリックすると拡大します。拡大写真にはキャプションがついています。キャプションはすべて、投稿した米兵達が自分でつけたものです。

 一枚目 料理されたイラク人  投稿日 2005年4月15日 投稿者 サイドバーンズ

 二枚目  この器官の名前をあてよう  投稿日 2005年5月17日 投稿者 アバブモ

 三枚目 イラク人はみなこうだ 投稿日 2005年9月4日 投稿者 ラルフマルフ

 四枚目 ダイ ハジ ダイ (死ね、イスラム教徒、死ね) 投稿日 2005年6月10日 投稿者 ゴヴォルス

 五枚目 アメリカ軍にたてつくな  (DON'T FUCK WITH US ARMY.) 投稿日2005年2月9日 投稿者 ザルザン・カボル 

 ・・・・みなさま、大丈夫でした?

 報道によると、このポルノサイトは基本的には有料。しかし、自分の奥さんやガールフレンドのえっちな写真を投稿すれば、それとひきかえに無料でアクセスできるようになります。しかし、駐留米兵はガールフレンドの写真なんて撮れません。危険地帯にいるのでクレジットカードも使えません。でも、このサイトにアクセスしたい。ならば、「リアルな戦争の生写真」を送ればかわりに無料アクセスOKにしますよ~と、ポルノサイトを運営するフロリダ在住の27歳の企業家は思いついたのでした。(ちなみに、このクリス・ウィルソンのスキンヘッドの写真は、こちらのヤフーニュース(オリジナルはAP)で見ることができます。)

 
ウィルソンは、彼のサイトの利用者の約三分の一、5万人以上が海外駐留の米兵だと推測しています。


9月29日のアルジャジーラの記事 は、ペンタゴンが捜査に乗り出したものの、「どの場所にいるどの兵士が投稿したのかわからないから」という理由で、早々と捜査を終了したことを報じています。

 しかし、アメリカイスラム協会(CAIR)のイブラハム・フーパー理事は、アルジャジーラに対しこう語っています。

 「捜査を終えるには早すぎる。われわれは3万人の米兵がこのサイトに登録しているという情報を得ている。この3万人は、軍から与えられた個人アドレスを使ってサイトに登録しているのだ」

 ・・・つまり、米兵の半分以上は、自分のIDがカンタンにバレちゃう軍のアドレスを使ってポルノサイトに登録したのね。アホや~~。まー、結局は、ペンタゴンは「捜査終了・お咎めナシ」をさっさと決めちゃったので、投稿した米兵達は今頃胸をなでおろしてることでしょうけど。

 それにしても、自分のデジカメを戦場に持ち込み、こんなむごたらしい写真を撮影し、それにこんな最低のキャプションをつけ、ポルノサイトに投稿する神経って異常。ヤフー掲示板に「米兵の一部には確実に精神的に壊れた人たちが混じってますよね、こわっ」と書いたら、「米兵の神経を気分悪くなる程壊さないと、地球の裏側まで縁も無く恨みも無い他人を殺しに行かないでしょう。」とレスつけてくれた人がいました。たしかにそういわれたら、そのとおりかも。

 ああ、しかし、なんで、日本のマスコミは、これを記事にしてくれないの? 今このブログを書いている現在、上記のアルジャジーラの記事は「もっともEメールされた記事」の第二位!なんです。ヤフーUSAも大きくとりあげてました。世界中でたくさんの人がこのニュースを読んでることは間違いないのに、なぜ日本だけ「無視」なの? 報道する価値のない、たいしたことのない事件だから? わたしにはアルグレイブ級、ランセットレポート級のショックだったんですが・・・・。

 
 
 
コメント (5)   トラックバック (56)

六本木ヒルズと天王寺公園

2005-10-04 | 日常
みなさま、こんばんは~☆

ここ二日ほど、ブログの更新ができておりません。のぞいてくださったみなさま、ごめんなさい。じつは、子供の振替休日を利用して、一泊二日で関東方面へ小旅行し、六本木ヒルズへレオナルド・ダヴィンチの直筆ノートを見てきました。

わたしは先月にも、大阪・天王寺公園でダヴィンチの絵を見ておりまして(大阪市立博物館 ミラノ展) 大阪の天王寺公園というのは、路上カラオケの人々が追い出されたあとも、濃厚にディープサウスというかディープアジア的な雰囲気が漂ってるところでありまして、美術館に来てる人たちも(特に平日は)関西弁のおっちゃんおばちゃんが多く・・・とまあ、とにかく、六本木ヒルズとはぜーんぜん違う場所なんですが、

個人的には、「六本木ヒルズでノートを見た人は、天王寺公園で絵を見るべし!」と強く強くお奨めしたいです。最初にノートを見て、それから絵を見るのがオススメ。大阪・東京間を往復する機会のある方、ぜひ、時間をつくって美術館をのぞいてみてください。ノートと絵を同時期に鑑賞して、見比べるチャンスなんて、なかなか無いことだと思うので・・・。
コメント (1)   トラックバック (23)

バスラ続報 ②

2005-10-02 | イラク
 バスラの諜報部員拘束・英兵炎上戦車突入民間人殺傷事件についての英軍サイドからの報道のなかでは、一番スジが通ってるというか、「まー、コレなら納得できないでもないかな?」と思うことができたのは、サンデータイムズの記事。 タイトルはSAS in secret war against Iranian agents(イラン工作員とSASの秘密の戦争)。SASの活動を知る人物からの情報によると、英軍の安全を守りイランのから新型の爆弾が持ち込まれるのを防ぐために24人編成の強力なSASチームがバスラに入っており、そのうちの二名が拘束された英兵。「武装勢力の(イランからの)ルートを割り出し、武装勢力を拘束あるいは殺害すること」が、このチームに与えられた任務だったそうです。

 これなら少しは納得できます。以下は記事に書いてることではないのですが、もしこの記事が正しければ、諜報部員が拘束時に持ってたワイヤーだ対戦車砲だという偵察には不要な、ワケわからん大量の武器は、はじめから彼らが持っていたものではなく「任務で拘束あるいは殺害した武装勢力が持っていたもの。証拠品?として押収し基地に持ち帰る途中だったもの」という言い訳がなりたつからです。これなら、まあ、わかる。イギリス側は当初、ふたりは「民間人から情報収集(すなわち聞き込みね)をしてた」という情報を流してましたが、これはいくらなんでもおかしい。たしかにアラブ風の格好はしてますが、ふたりの顔はどっからどうみても西洋人。こんな人たちが「聞き込み」してたら、怪しまれるに決まってます。それに聞き込みや単純な偵察に対戦車砲なんて必要ないもんね。

 だけど、それでもやはり、腑に落ちない点は多々あります。たとえば、ふたりが乗っていた白い車。写真を見ていただければおわかりの通り、英軍は拘束事件発生後すぐ、車を「確保」、戦車をはりつけ民間人へ銃と砲筒を向けさせて、この車をイラク側に渡さないようそれはそれは厳重に守っています。なんでここまでしないといけないのでしょ? 上記のような「まともな」任務ならここまで必死に車を守らないといけない必要性はないはず。

 一方で、9月19日のアルジャジーラTVは、バスラ選出のシャクイフ議員のこんなインタビューを放映しました。英兵拘束後、戦車突入前の話です(原文)。

「バスラ市民はふたりの外国人を捕らえました。ふたりはイギリス人のようで、(トヨタの)クレシダタイプの車に乗っていました。車には爆発物がつまれ、爆破装置が仕掛けられていました。すなわち、バスラの人々が集まる市場の真ん中で、この自動車を爆破させようとしていたのです。だが、バスラの人々はふたりを逮捕しました。ふたりはバスラの人々に発砲し、何人か撃ち殺しました。逮捕されたふたりは国家警備隊に引き渡され、現在はバスラ(警察)の情報局がふたりの身柄を拘束しています。しかしイギリス占領軍は今も警察署のまわりを取り囲み、ふたりを救い出して無罪放免にしようとしています」

 ◇    ◇     ◇     ◇ 

 
 ・・・「車は英軍側にあるのに、なんで爆破装置が仕掛けられてることまでわかるのら?」と突っ込みをいれたいような気もしましたが・・・・結局、真実は闇の中。なんせ、このトヨタ製らしい白い車に近づいたイラク人警官は、射殺されてしまったのですから。イラク当局も英兵を殺人傷害などの罪と同時に、「許可されていない武器を携行していた罪」「偽のIDを持っていた罪」で告訴したとアルジャジーラは伝えていますが、さすがに「自動車爆弾を市場の真ん中で爆破させようとした罪」は立証できなかったようです。そりゃそっか。証拠の車は英軍の手にあるのだから。

 ハッキリしていることは、この事件でバスラ市民の反占領運動に火がついたこと。サドル派が少ない土地なのに(バスラではライバルのファディーラ党が強いのです)、住民は反占領のシンボル、サドル師の写真をかかげてデモを行いました。そして、事件発生からたった10日で英軍はバスラから逃げ出したのです。

 サマワの自衛隊は、英軍のようにさくさく上手に逃げられるのか? サマワの対日感情は悪くないと思うのですが(希望的観測かもしれないけど)、なんせ自衛能力のない自衛隊ですから。心配です。

 
 

  
コメント (3)   トラックバック (24)

バスラ続報 ①

2005-10-02 | イラク
AP通信が9月29日付で伝えたところによると、英軍は29日、バスラの軍事基地をイラク国軍に委譲する式典を行いました。つまり、SAS(SRSという報道もあり)部員二名を奪還すべく戦車で警察署につっこんでから10日で、イギリス軍はバスラから「撤退」し、30キロ南西のアル・シュエバ(al-Shue'ba)の基地に移動することになったわけです。AP通信の短い記事はこちら。写真は英軍側から出され式典の光景。イラクの国旗が掲揚されているシーンです。

 この「撤退」が事件以前から予定されていたものかどうか・・は、ハッキリ調べがつきませんでした。が、まー、常識で考えて、あまりにもバスラ州政府&バスラ市民の反発が強くなりすぎたので、もっと静かな場所へ逃げていくことになりました、というのが正解だと思います。

 

 


コメント   トラックバック (21)

家の前のゴミを拾うつもりで

2005-10-01 | Weblog
わたしのブログを読んでくださってる世界中のみなさま、こんばんは。
遅ればせながらちょっと自己紹介ととりあえずのブログの方針です。

わたしはタイトルにありますとおり、一年中南の島(特にハワイのマウイ島)のことを考えてぼーっとしていたいナマケモノの快楽主義者です。決して政治好きでもなければ奉仕精神に溢れてるわけでもありません。こんなわたしがなぜヤフー掲示板・イラク武力行使にはまり(HNはspica_022です)、一年半以上もイラクのニュースのおっかけを続け、勢いでブログまで始めてしまったのか。自分でもホントに不思議です。なんせ、「イラクトピの美人系人妻」と呼ばれるようになる前は、某マウイ島の有名(?)サイトで「関西のゴージャスハワイマダム」をやってたのですから・・・ああ、なんちゅーギャップ。

 こんなワタクシですら動員(?)されてしまうくらい、日本のマスコミ(一部雑誌メディアをのぞく)の状況はひどいのです。特に、イラク関連のニュースはひどい。欧米系メディアでごくごく当たり前に報じられていることが、なぜか日本のメディアでは報じられない。報じられても、妙なフィルターがかかっている。大事な細部がそっくり抜け落ちていたり。イメージ操作ととられても不思議ないくらい似通った記事が続いたり。ロイターやヤフーUSAで写真つきで報じられる自衛隊の記事がなぜか日本のヤフーニュースにはまったくアップされてなかったり・・・なんで日本の自衛隊、日本の復興支援のニュースを、英語メディアサイトが報じ、日本語メディアが報じないの? 異常です。

 わたしは、英語が得意なわけではありません。ただ、たまたま就職した会社での仕事が海外畑で、毎日大量の英語を読み書きさせられ、海外ニュースは英語で読む習慣がついてます。湾岸戦争のときはディーリングルームでCNNを見てました。911同時多発テロのときは、仕事はもうやめてましたが、やっぱり自宅のケーブルテレビでCNNを見てました。ずっと日本に住んでますが、日本の報道番組ほとんど見ません。ニュースステーション、古館さんになってから見たのが2、3回くらいです。日本の新聞もあまり熱心には読んでません^^; 一方、ロイター(含むビデオ)、アルジャジーラ、ロバートフィスクコム、ヤフーフォト(USA)etcetc・・は、ほぼ毎日読んでます。 見出しを斜め読みにしてるだけのときが多いですが^^;
  
 わたしには小学生の息子がいます。だから、日本の右傾化・対米従属・改憲の動き・・を本気で心配しています。90年代以降の日本は「相手のことをほとんど知らないまま結婚を決めてしまった世間知らずのお嬢さん」。みなさま、ふつー、結婚相手を決める場合、相手のことをよく知ろうとするでしょ。相手に関する「情報」をできるだけ集めようとするでしょう。だけど、日本の大手マスコミはその大切な大切な「情報」をきちんと伝えていない。特にイラクと金融。

 日本の報道は見ない読まないといってもヤフーニュースのイラク関連トピックは一応目を通しています。なんせ「追っかけ」ですから^^;・・・が、「こらーっ、ロイターのあの記事もアルジャジーラのあの記事も出してないやんか~~~!!! ヤフーUSAでトップになった記事くらい訳して出すさんかいっ!」といいたくなる記事ばかり。ヤフージャパンだけでなく、朝日だろうと毎日だろうと日経だろうと、妙にカットされた翻訳記事ばかりなことにはかわりなくて・・・印刷版だと違うのかもしれないのですが、すくなくとも電子版は全然ダメ。「あれも書いてないこれも訳してない」と、わたしの目にはアラが目についてしかたないのです。

 ビデオニュースドットコムの神保哲生さんは「市民が自分で情報を得て、発信する能力を持つようになれば、マスコミは変わる」といっています。日本のマスコミはアホだバカだと嘆いてもなんにもかわらない。ならばまあ、家の前に落ちてるゴミを拾うくらいの軽い気持ちで、わたしなりにひっぱってこれる情報(ネット上で大量に流れてる英語の記事)をブログで発信(というか紹介)していければいいな、と思ってます。

 ブログにはまだまだ慣れなくて、迷ってると何もかけなくなってしまうので・・・とりあえず、「イラク関連のヤフーニュースなどにはなぜか取り上げられないけど、海外メディアでは報道されている記事」を目につく先から順番にアップしていくことにします。うん、まさにゴミ拾いだわ(笑)。間違ったこと書いてたら、どんどん指摘してください。苦情感想コメントラブレター(?)歓迎します・・・と書いてるうちに、受験生の息子を迎えにいく時間になってしまいました。んじゃ、みなさま、しーゆーすーん☆
コメント (3)   トラックバック (23)

They Lied. They Died ・全米15紙掲載の反戦広告

2005-09-29 | イラク
 百聞は一見にしかず。まずはこちら↓をクリック

They lied. They died

「彼らがうそをつき、彼らが死んだ」。下にスクロールするとThey died の文字が見えます。22日付のUSAトゥデー、ワシントン・ポストなど全米15紙に、イラク反戦団体「ウィン・ウィズアウト・ウォー(戦争なき勝利)」が、イラクからの即時撤退を求めて掲載した反戦広告。強烈です。

 見開きの左面はラムズフェルドらブッシュ政権の主な面々の顔写真と彼らの過去の「嘘」語録、右面は9月12日の時点でイラクで死亡した米兵役1900名全員の名前が細かな字で記されています。

 以下、左面の「ブッシュ政権嘘語録」の訳

・「我々は(大量破壊兵器が)どこにあるか知っている」ドナルド・ラムズフェルド 2003年3月30日

・「我々は大量破壊兵器を発見した」ジョージ・W・ブッシュ 2003年5月29日

・「サダム・フセインとアルカイダの関係は疑いの余地もない」 ジョージ・W・ブッシュ  2003年9月17日

・「我々は実際上、解放者として歓迎されるであろう・・(イラク戦争は)ごく短期間で終わる・・・数ヶ月ではなく数週間だろう」 ディック・チェニー 2003年3月16日

・「我々はサダムが、改造核兵器を所持していると確信している」 ディック・チェイニー 2003年3月16日

・「我々はサダムが核兵器を製造しようとしている事実をつかんでいる」 コンドリーザ・ライス 2002年9月10日


 ・・・・いやー、今、こういう発言を読み返すと、実に感慨深いですねー。

 下に参考記事として毎日新聞の記事をアップしますが、気になるのはこの新聞広告を出した反戦団体ウィンウィズアウトウォーの代表者がシンディ・シーハンさん率いる遺族会「金の星の家族会」とワシントンで合流し、プレスクラブでディスカッションした事実に全く触れていない点。同じ記事のなかにシーハンさんが出てくるのに、両者の協力関係については何も書いていない。なんか不自然。まあ、細かなことといえば細かなことなんですが・・・この記事だけでなく、大手メディアはなぜか、シーハンさん自身が遺族会の代表であることや、彼女が逮捕されたワシントンでのデモに何十人ものイラク帰還兵が参加していたことを報道しないんですよね。

 9月23日 毎日新聞
■<イラク反戦広告>全米15紙に掲載「彼らがウソついた」 

 【ワシントン及川正也】「彼らがうそをつき、彼らが死んだ」。22日付の米ワシントン・ポストなど全米15紙にイラク反戦団体「ウィン・ウィズアウト・ウォー(戦争なき勝利)」のイラク戦争反対を訴える見開き2ページの広告が掲載された。
 24日にはイラク反戦の象徴的存在となったシンディ・シーハンさんも加わり、ワシントンで大規模な反戦集会が予定されている。ブッシュ大統領は22日、イラクからの米軍撤退を求める反戦運動を「彼らの立場は間違いだ」とけん制したが、AP通信によると、反戦団体は100万ドル(約1億1000万円)を反戦広告に投入、支援の輪を広げる方針という。
 新聞広告は左面が「彼らがうそをついた」という見出し。ブッシュ大統領、チェイニー副大統領、ラムズフェルド国防長官、ライス国務長官の写真の下に「(大量破壊兵器の)ありかを我々は知っている」(ラムズフェルド国防長官)、「我々は大量破壊兵器を発見した」(ブッシュ大統領)など過去の発言録を引用、現実とのかい離を印象付けている。
 右面は「彼らは死んだ」と題する広告で、9月12日時点でイラクで死亡した米兵1900人弱の氏名が掲載され、「大統領、あと何人死ねばいいのか」と投げかけ、「ブッシュ大統領にイラク戦争をやめさせたい」と訴えている。

 http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20050923-00000053-mai-int
 

 
コメント (1)   トラックバック (18)

各国の撤退状況・いまやすっかり「少国籍軍」

2005-09-27 | イラク
ワシントンではシンディ・シーハンさんが「歩道に座るなと3回注意しても移動しなかったから」という理由で逮捕(ヤフーUSAの記事)、バクダッドではついにサドルシティで、サドル派の民兵マハディ軍と米軍の戦闘が開始。バスラでは英軍と民衆が対立、北部ではあいかわらず米軍によるスンニ派の拠点の「掃討」が行われ、あちこちでバドル組織による暗殺が公然と行われ、イラク財務省からはなぜか85万ドルもの大金が武装勢力に奪われ(CNNjの記事)、そして毎日たくさんの人が死に続けているイラク。「自衛隊は無事にイラクから逃げおおせるかどうか」が当然、気になりますよね。ということで、あまり日本では整理して報道されないかつての「多国籍軍」の撤退状況をまとめたものがこちらです。

 ○昨年、撤退済みの国・10カ国 (=撤退時期、撤退人数)

 ▽ニカラグア=昨年2月撤退、120人
 ▽スペイン=同4月、1300人
 ▽ホンジュラス=同、370人
 ▽ドミニカ共和国=同、300人
 ▽ノルウェー=同6月、149人 (注・連絡将校20人のみ残していたが、2005年9月にこれも完全撤退が決定)
 ▽フィリピン=同7月、50人
 ▽タイ=同8月、451人
 ▽ニュージーランド=同9月、61人
 ▽ハンガリー=同12月、300人
 ▽トンガ=同12月、45人

 ○今年に入り、撤退済みの国・3カ国

 ▽ポルトガル=今年2月撤退、127人
 ▽モルドバ=今年2月撤退、12人
 ▽オランダ=今年3月撤退、1350人。

○今年に入り撤退開始した国及び撤退(或いは兵力削減)を予定している国・5カ国
 
 ▽ウクライナ=同3月撤退開始、今年末までに完全撤退の予定。1600人。
 ▽チェコ=今年以降大幅削減。98人。 
 ▽ブルガリア=同6月削減・年内撤退、460人。
 ▽ポーランド=来年1月末までに撤退、1700人。
 ▽イタリア=今年8月撤退開始、3000人。
 

○まとめ

 ・撤退済みの国及び撤退開始・撤退予定国 合計18カ国
 ・米英韓日など派兵を継続している国     20カ国 

 ・国連加盟国                191カ国(ソース

 191カ国のうちの20カ国では、とてもじゃないけど「多国籍軍」とはいえませんよね? 実情からしても「米国同盟軍」あるいはせめて「有志軍」ぐらいにしてほしいのですが、最近もこの「多国籍軍」という言葉、日本のマスコミは平気で使ってるんですね。

 例■イラク駐留英軍、来年5月に本格撤退…英紙報じる
   読売新聞 9月25日

 「計画は、イラク移行政府と米英双方の外交幹部、軍司令官らが協議を進めているもので、多国籍軍の段階的撤退に関する「ロードマップ(行程表)」となるという。」

 ↑だから、多国籍軍じゃなくて「少国籍軍」なんだってば^^;。

 それにしても、この「ロードマップ作り」って、当然のことながら日本は蚊帳の外。決まった結果にただただ従うだけなのね・・・。

 サマワで自衛隊は何をしてるのでしょう? たぶん訓練とかしてるんでしょうね。自衛隊員なんだから日常的な訓練はするのが当たり前なんだけど、もし「イラクでしかできない訓練」をやってたら? 米軍はイラクの4箇所の空軍基地に駐留し続ける予定らしいですが、ひょっとしてそれを見すえての訓練だったりして。 いや、それは考えすぎかしら。 

 以上、撤退状況の数字はヤフー掲示板でお世話になってるKさんが集めた資料を使わせていただきました。ありがとうございました☆

 写真はリラックスした笑顔を見せてるサマワの自衛隊員。たしかロイター配信。うしろに見える文字は「イラクの未来のために」

 
 
 
   
コメント (5)   トラックバック (29)