「つくる会」分裂・解体か /俵義文(子どもと教科書全国ネット21)

2006-03-26 18:25:34 | 教育
 新しい歴史教科書をつくる会(「つくる会」)が内部抗争で分裂・解体の危機に陥っている。1月16日の理事会後に西尾幹二が名誉会長を辞任・退会した。同時に藤岡信勝を除く3名の副会長(遠藤浩一・工藤美代子・福田逸)も辞任し、理事になった。さらに、2月27日の理事会で、八木秀次会長、藤岡副会長、宮崎正治事務局長が解任され、種子島経理事(元副会長)が新会長になった。八木、藤岡は理事として留まったが、宮崎は退職させられ、副会長と事務局長が不在という異常事態になり、まさに、解体・分裂の「危機」である。

事務局長と副会長不在

 27日の理事会の様子は28日に「つくる会」のHPの「FAX通信第165号」に詳しくでている。また、産経新聞(3月1日)にも一部が掲載された。このFAX通信は、種子島会長が指示した文書ではないとして、1日で削除され、種子島が報道機関に送った「新しい歴史教科書をつくる会の人事についてのお知らせ」に差し替えられている。削除された「FAX通信」は解任された宮崎がゲリラ的に掲載したという内部情報がある。

 理事会では、まず、藤岡と八木が議長に立候補し、8対6で藤岡が議長になり、最初に宮崎の解任が8対6で可決、次に八木、藤岡の解任動議が出され、八木は6対5(棄権3)で、藤岡は7対4(棄権3)で解任が可決された。削除された「FAX通信」には、八木解任に賛成・反対・棄権した理事名も出ている。

 今回の内紛は、昨年の採択で10%以上は確実に取れるといっていたのに、歴史0・39%、公民0・19%と「惨敗」(八木)した責任のなすりあいが一番の原因だと思われる。「つくる会」の内部情報によれば、昨年9月に西尾・藤岡が採択の責任を宮崎に押し付けて解任しようとしたが、八木が反対し、宮崎も退任に応じなかった。そこで、今度は1月の理事会で「会に財政的損害を生じさせた」という理由で西尾・藤岡らが宮崎を解任しようとしたが八木グループが抵抗して、逆に西尾が退任することになった。

 解任理由は、宮崎が「財政的損害を生じさせた」、八木が宮崎や事務局員数名と昨年12月に理事会の了承なく中国に行って、中国の研究者と論争したこととなっている。おそらく、八木らは「つくる会」の財政を使って中国に行き、それを「損害を与えた」理由にされたのではないか。

指導権巡り権力争いか

 内紛の一番の原因は採択結果であるが、これは「つくる会」内部の指導権をめぐる権力争いでもある。「つくる会」は、98年2月に初代事務局長の草野光隆を解任(追放)し、98年7月には藤岡と濤川栄太両副会長が指導権を争って泥仕合を演じて、2人とも副会長を解任されている(濤川は理事も辞任)。次いで99年9月には2代目事務局長の大月隆寛を「思想的に会にいないほうがいい人間」(西尾)といって、「後ろからいきなり斬りつけられた」(大月)ように解任した。

 02年には、西部邁理事と小林よしのり理事待遇が西尾・藤岡・八木などと、親米か反米かで対立して、小林・西部が退会した。

教科書発行やめ撤退を

 このように「つくる会」は、たえず内部抗争をつづけてきた政治組織であり、子どもの教科書をつくるにはふさわしくない組織である。藤岡は歴史教科書の代表著者、八木は公民教科書の代表著者である。このような無責任な組織と人物がつくった教科書を採択した杉並区、大田原市、東京都、滋賀県、愛媛県の教育委員会の責任は重大であり、今からでも採択を撤回すべきである。

 種子島は「原始福音・キリストの幕屋」という国粋主義・天皇主義のカルト集団の関係者であり、「つくる会」会員の4分の1は「幕屋」のメンバー、宮崎が退職後の事務局員もほとんど「幕屋」のメンバーだという内部情報もある。産経新聞社は住田社長や渡辺教科書担当キャップが八木支持を表明したという情報もあり、産経新聞(3月1日)は、この内紛を「西尾院政」「空洞化の恐れ」などと批判的に扱っている。扶桑社は、この際に教科書発行をやめて撤退することをすすめたい。(本文中一部敬称略)

------------------------------

会長退任に当たって(声明)
                                    
平成18年3月6日
新しい歴史教科書をつくる会・前会長
                                                八木 秀次

  平素は会の発展のためにご尽力を賜り誠にありがとうございます。

  既にご承知のように、私は去る2月27日の理事会で会長職を解任されました。突然のことであり、私としてもどのように受け止めてよいのか、いまだ戸惑いの中にあります。
 
  会員の皆様からは数多くの心配や激励のお手紙や電話、ファックス、メールを頂戴し、ありがたく思うと同時に、皆様にご心労をお掛けしましたことに深くお詫び申し上げます。

  今回のような混乱はもとより私の望むところではありません。私が会長を退くことで会全体の融和が図られるのであれば、退任するにやぶさかではありません。しかしながら、今回の解任は私の意図と離れたいきなりのものであり、またその手続きや理由にも納得のいかないものがあり、受け入れることができないのです。

  「つくる会」は来年で発足から10年を迎えます。この間、全国各地で多くの会員の皆さんが自らを犠牲にして運動に邁進されました。志半ばにして倒れ、帰幽された方も大勢おられます。私は会長としてこのような「戦陣」に倒れた方々の志を受け継ぎ、この方々に顔向けができるような会の運営を図りたいと考えてきました。以来、1年半、ようやくにして会員の皆さんや関係者のご理解を頂き、さらに会を大きくするための新規事業に取り掛かったばかりのことでした。ここで退任を余儀なくされたことは関係各所にも申し訳なく、返す返すも無念であります。

  もとより私は教科書改善運動に意欲を失ったわけではありません。とき至り、私が必要とされるようになった暁には再び運動の先頭に立つ所存です。

  会員の皆様および関係各位には何卒微意をお汲み取り頂きますようお願い申し上げます。
---------------------------------------
会長就任のご挨拶
新しい歴史教科書をつくる会会長
                                               種子島 経

  長年にわたり理事、副会長として会の運営に当たって参りました当事者の一人として、昨年来の一連の問題に関しましては、会員の皆様ならびに会の支援者の皆様に、まことに申し訳なく存じております。

  私自身、もう会からも離れて隠遁するつもりで、昨年9月、副会長を辞任したのでありましたが、今回、本当に思いもかけない推移の中で会長に就任することとなりました。

  取りあえず、まず藤岡信勝、福地惇の両理事を会長補佐に任じて会務全般の相談に応じて戴き、ブロック会議の開催、評議会・支部長会議(合同会議)の招集、理事会、そして総会へと向けた再建への一歩を踏み出したところであります。

 当会は、会員諸氏が拠出される会費をほぼ唯一の財源として活動しており、本来、もっともっとそのご意志を体して進むべきなのでありますが、ややもすると理事同士の議論に溺れること多く、それが今回の問題の遠因ともなった点、反省しております。

 当会はまさにその存続の可否を問われております。その設立の大義を、なんとか後世にまで継承したい、その一念で、私も、非才をも省みず、会長を引き受けました。

 この非常事態にあって、その本来の姿に立ち返り、会員代表諸氏の忌憚無きご意見を賜って、今後の進路を定めたく存じます。

 今回のことが、雨降って地固まるで、会のいっそうの発展の契機となるよう、願っております。何卒ご指導、ご鞭撻をお願い申し上げます。
-------------------------------------------
評議会及び全国支部長会議を開催

  「つくる会」は3月11、12日の2日間にわたり、「第4回評議会及び全国支部長会議(合同会議)」を東京港区の友愛会館で開催しました。同会議は、本部の人事問題に関する一連の騒ぎにより、支部及び会員の皆様、更に関係各位に多大なるご心労をおかけしたため、早急に問題の経緯を明らかにし、意見を述べていただく機会をつくろうと、種子島会長の呼びかけにより急遽開催されました。

  会議には種子島会長以下理事9名、評議員9名、各支部支部長(代理含む)38名(理事、評議員を兼ねた支部長を含めると41名)が出席しました。初日(11日)は、午後1時半に会議を開始し、休憩を挟んで午後7時過ぎまで経過説明や質疑応答、自由討論が活発に行われました。各支部からは種子島会長をはじめとする参加理事に対し、厳しい意見や質問が多く出されましたが、午後7時半から行われた夕食懇親会では、和やかな雰囲気の中で交流が行われ、午後9時半に閉会しました。

  2日目(12日)は午前9時に再開、初日の議論を踏まえた上で将来に向けた提言が積極的に出され、最後に種子島会長が各支部からの提言を受けた「まとめ」を発表して午後11時45分に閉会しました。2日目に出された提言は種子島会長が持ち帰り、実現に向けて検討すると約束しました。

  各支部代表から出された提言や意見及び「会長のまとめ」は以下の通りです。

評議会・各支部代表からの提言と意見(発言順)


新潟県支部・支部長
会場から提言を述べる前に、まず新執行部の掲げる理想、意気込みを聞かせてもらいたい。一致団結する気持ちが欲しい。

秋田県支部・支部長
会長のいうゼロベースの再建というのは支部だけでなく、執行部や理事会も例外ではない。マスコミに出る社会的知名度の高い理事も活躍して欲しいが、理事の数が多すぎる。むしろ実業界の社会経験の豊富な人を入れるべき。学者もいいが少し遠慮してほしい。


神奈川支部・支部長
採択運動の総括に関しては錯覚がある。採択の責任は本部でなく現場の支部にある。本部は役割を明確すべき。基本的な方向付けや理論的なバックアップに集中してほしい。


福岡県支部・支部長代理
良い教科書ができたのだから、今後の運動は教科書採択一本に集約すべき。そのためには、理事には経験や人脈、宣伝力、資金力のある経済人等を入れるべき。

島根県支部・支部長
全国の会員一人一人に語りかけ、訴えかけて全員一丸となって進んで行ける運動にしてほしい。つくる会創設の理念をもう一度思い出してほしい。『史』を月刊にできないか。


福島県支部・支部長代理
中韓に対する訪問などは慎重にしてほしい。つくる会として見られるのだから理事会などで決定して出かけることにしてほしい。地方は事務局との関係が最も大切であり、密な関係を作る工夫をしてほしい。産経の記事は片方の情報だけを元に書いているのでは。朝日が喜ぶような内容でショックだ。マスコミ対策をしてほしい。現場の教員等との関係作りが必要だったと反省している。今後も支部長会議を開いて、支部同士の横の関係づくりや情報交換の場にしてほしい。

徳島県支部・支部長代理
つくる会のHPが中々更新されない。ネットを上手に活用した情報発信に力を入れて欲しい。掲示板を作り、教科書内容に関して、古代、中世、近世、近現代に分けて教科書記述の改善の情報を募るべき。

道東支部・支部長代理
昨日に出された、事務局員に対する人格否定とも受け取れる発言はいかがなものか。今後の理事の選任には、理事会だけでなく評議会なども参画できないか。

道北支部・支部長代理
事務局はつくる会の頭脳である。「たかが使用人」扱いでしかないのに大変な能力が要求されるというのは矛盾している。「使用人」扱いで、驚くほどの能力が必要であり、それで薄給では誰もそんな仕事はできない。事務局の位置づけなど会則の再検討も必要。これだけの規模の会ならばもっときちんとした会則が必要。学者を外せというのは乱暴な表現。教科書づくりは学問的なものであり、職掌を考えればよいことだ。理事会を支える意味で、評議員の地位をもう少しあげるべきでは。産経の北海道ブロックに関する記事については見出しを含めわれわれの意図するところとは違うので、抗議している。

評議員・A氏
「たかが使用人」と発言したのは侮辱する意味ではない。そうとられたのならば心よりお詫びする。

評議員・東京支部長
東京支部は無条件で種子島体制を支持する。それは絶対信任である。会長のお考え通りやっていくしかない。事務局の体制だが、人件費が40%を超えるのは社会常識的に異常。その分われわれの活動費が削られている。人員が増えたのには採択戦のための臨時採用だったのだから平時に戻すべき。また、組織として人件費の予算の上限を設けるのが常識。

岩手県支部・支部長代理
会則をみても組織の関係がよくわからない。組織図もない。会則を吟味し直し、全国組織にふさわしいものにすべき。支部長会議の内容も公開するとよい。

岐阜県支部・支部長代理
新しい執行部を支持するとか支持しないという権限は支部にはない。思っていることが率直にいえない環境は困る。申し上げにくいことだが、混乱の当事者である藤岡先生が執行部におられるのは疑念がぬぐえない。教科書の執筆と採択活動の権限は分けた方が良い。つくる会の使命は終わりつつあり、発展的解消も視野に入れるべきでは。熊本県支部の提言にもあるように、会長解任などの重大事の決定は総会を待って行うべきだ。

高知県支部・支部長
今回の件は、本当は宮崎問題ではなく藤岡問題なのでは。宮崎さんの解任理由に、種子島先生の文書によれば、「事務局長としての資質に欠ける」などの言葉があるが、永年事務局や本部を支えてきた宮崎さんの「資質」を問うというのはおかしい。失礼な言い方かも知れないが、混乱の責任を取って藤岡先生が理事をお辞めになる意思はないか。

評議員・C氏
われわれは分裂を前提にここに集まったのではない。混乱の責任などといったら西尾先生も問題がある。今は緊急事態なのであり、近畿ブロックは種子島会長を支持する。理事が多すぎるのであり、学者でも採択活動に力を注ぐ理事に限定すべき。藤岡先生への反対派の理事も当然入ってもらう。今回のような数の争いにならない理事会の体制にしてほしい。二度と採決などという事態に陥ることはやめて欲しい。中央が仲良くなれば支部はまとまる。色々な批判の文書を出すのは今日を限りとし、それ以前のものは不問に付すが、今後は許さないことにしてほしい。

富山県支部・支部長代理
近畿ブロックで会議はやるが、その他には知らせない、今後はそういう予定もあるというのでは、全国はまとまらない。早く新会長の方針を出し、一体感を出して、一丸となって進んでいきたい。ネットやHPを管理するのには人員が必要。ハッカーを防ぐには人が要る。人件費が40%超えるという話があったが、われわれは利益を上げる団体ではない。採択を勝ち取る戦う姿勢を見せて、一体感を作っていくことが最も重要。

D理事
今は、執筆から採択への組織転換における産みの苦しみの時期では。また、会の運動が理事中心でもない、支部中心でもないという状態から抜け出るための、産みの苦しみの時期だと考えている。

山口県支部・支部長
昨日は重い議論があったが、今朝は心の和解ができたのでは。しかし、今回の件に関して理事の方々はみっともない。心の煮えかえるような思いが胸中に残る。どれを是、どれを非と決め付けるのでなく、理事をまとめて欲しい。全国が種子島会長に注目している。

E理事
何かすっきりしない。種子島会長を支えていく気持ちであるのは皆様と同じだが、今回の問題を根源的に振り返って反省しなければ、また同じことを繰り返すのではないか。

評議員・F氏
大ピンチは大チャンスだ。チャンスとするには改善が必要だ。本部と会員、事務局をつなぐのは『史』であり、『史』の内容をだれが責任を持つのかはっきりさせて欲しい。本部―支部のつながりが希薄ではないか。大阪では惜しくも2対3で敗れた地域もあり、今後教育委員を入れ替えることで逆転できる。私立でも採択はやり方次第で増えていく。方針を決めるのには理事会、評議会、総会があり、この決定を支部が活用すべきだ。目的は採択。藤岡先生はそれに詳しい。誰が悪いとかいうのは止めるべき。会長は「和」の心で指導を願いたい。種子島体制を絶対支持する。大阪は言われた通りに動く。

評議員・G氏
様々な情報が飛び交っているが、理事の一人が配った資料は回収して欲しい。われわれも出したい資料は山ほどある。公認会計士の立派なお仕事をされている富樫監事のお話など、お伝えしたいものもあるが、我慢している。

H理事
こちらの不手際で文章が配られたが、回収するよりも皆さんの大人の良識を発揮し、冷静に処置してくださることに信頼するのがよい。

山形県・支部長代理
事務局長は新任の方になっても、事務局員は継続的に働いて欲しい。ブロック担当者からは定期的に話を聞ける機会を作って欲しい。新しい理事には、教育委員の経験者や教科書会社のOB、社会科教師を入れるべき。地元の教育界の人間関係に詳しい人は重要。他社のように教科書執筆者を交えた勉強会を開いて欲しい。地方議員に向けて教科書問題に関する想定問答を用意しておくのも必要。採択に関しては教育委員会の改革が本丸だが、教育の中立という「聖域化」の問題は放置できない。一般大衆への働きかけとしては、各県一人は教科書問題についてわかりやすく説得できる「語り部」を置くよう人材養成してほしい。中央から著名人を呼んでの勉強会により、かえってローカルな結束も固まる。本部の役割として支部との意思疎通を重視して欲しい。国際的イベントの開催も必要。マスコミ対策もお願いしたい。「つくる会」という名称についても検討してはどうか。歴史に限定することなく、「つくる会」をステップとしてより広く、より深く運動を広げていく必要がある。

岡山県支部・支部長
メーリングリストは、本来は採択に必要な情報交換の場であったのに、様々な内部情報や告発が流れて混乱をきたす原因になった。前向きなものに改めて欲しい。教育委員会対策はもっと具体的で、積極的なものにしてほしい。

岐阜県支部・支部長代理
今回の混乱や人事問題に関しては、手続きがきちっとしていないことに最も疑念が残る。手続きとしておかしいのに「小異を捨てて大道に」というのは納得できない。正当性が疑わしいということだ。近畿ブロック会議でも、愛知の方に聞いたら大阪の方から「来ていい」といわれていたのに、あとでダメになったと聞いている。理事・評議員・三重支部長の松浦さんも日程を知らされていないことを文書で疑問視している。

評議員・F氏
手続きはきちんとしている。三重県支部は近畿ブロックではないから正式にお断りした。

長野県支部・支部長
教育基本法改正の動きもあり、こんなことやっている時ではない。つくる会役員と文科省との面会の機会も昨年から模索していきた。つくる会は歴史教科書に特化しすぎ。国語、音楽など、歴史以外の教科書作りにも着手すると、採択がやりやすい。つくる会は教科書採択が目的だから、発展的に考えてほしい。

茨城県支部・支部長
今後も種子島体制を全面的に支持する。会長がしっかりとしたリーダーシップをとって欲しい。支部長会議(ブロック会議)の機会をもってほしい。事務局長の任期をきちんと決めておけば辞任させるなどでもめることがなくなる。理事会決定が多数決になるのは、支部でも決定は多数決で行っており問題ない。評議員などのオブザーバーや傍聴者を許可すれば、透明性が深まりおかしな決定にはならないのでは。

西東京支部・部長代理
本部や事務局の情報を知る方法は、会員にとっては『史』しかない。今回のゴタゴタがあっても事務局は通常通り動いている。通常業務に問題がないことを示すためにも、3月の『史』は遅滞なく発行していただきたい。


種子島会長の「まとめ」
・ つくる会の原点、その熱い想いに立ちかえらなければならない。今後は採択活動に力を入れる体制をつくり、事務局にブロック担当者を置く。他の教科の教科書作成も検討する。

・ 理事の選任方法については、総会の前に評議会で検討してもらう方法を考えていきたい。

・ 理事会は当面、現在の人数の体制で進めていくが、講師団、執行部、顧問団などの区分の問題も検討したい。

・ 支部長会議の定期的な開催も検討する。

・ 三月以降も事務局員は極力継続的に働いていただく様にしたい。ただし、より効率的な働き方を考えたい。事務局長は、会長の直轄下に置くことを考えたい。

・ 会則が不備であった点もあり、この機会に必要最小限は見直したい。

・ 3月末に理事会の開催を予定している。かなり新しい体制を提起するつもりなので、「えっ」とビックリされる方も、「なるほど」と思われる方も出てくるような、新しい体制を作っていくことにしたい。




最新の画像もっと見る

1 コメント

コメント日が  古い順  |   新しい順
興味ある記事 (NJWindow)
2006-03-26 20:48:19
興味深く読ませていただきました。作る会の内情がわかって多少「なるほど」の感がしました。幕屋とのかかわりがあることは初めて知りました。
返信する

コメントを投稿

ブログ作成者から承認されるまでコメントは反映されません。