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モルモニズムの情報源、主要な主題を扱うサイト。目次を最新月1日に置きます。カテゴリー、本ブログ左下の検索も利用ください。

日系アメリカ人メリッサ・W・井上が急逝

2024-04-27 18:06:35 | モルモン教関連
日系アメリカ人の末日聖徒で、学者、著者として知られたメリッサ・W・井上が4月23日、結腸癌で亡くなった。享年44歳。 彼女はハーバード大学で博士号を取得し、ニュージーランドのオークランド大学で教鞭を執っていた。カリフォルニア州で育った彼女は日系・中国系4世のアメリカ人で、日本で伝道したディロン・井上の姪にあたる。 彼女の関心は、平和、人種差別、女性の果たす役割、民主主義などで著書を多数残してい . . . 本文を読む

Simon Sotherton on DNA study

2024-03-04 23:58:30 | モルモン教関連
以下、メモとしてこのblog を使用The potency of DNA evidence can be seen by the sudden retreat of the church. The Lamanites have gone from being principal ancestors to being somewhere among the ancestors of the Amer . . . 本文を読む

イスラエルを糾弾するイザヤの言葉

2024-02-14 18:19:16 | 時事発言
次のような文面で、イスラエルのガザに対する激しく過剰な報復を糾弾致します。 (以下、イスラエル大使館、神戸のシナゴーグなどに宛てた手紙と同文)                       2024 年2 月14日                      (令和6年)              各位 拝啓、畏(おそ)れながら次の言葉をお届け致したいと思います。   [イスラ . . . 本文を読む

[政治的評論] パレスチナ人の立場に立てば - - そこに住む権利があるという主張について - -

2024-01-01 18:24:22 | 中東関連
    聖書でペリシテ人と呼ばれる人々はハムの子孫でエジプト人の子孫に数えられ、カフトルの島から地中海の沿岸地方に来たとされています(創10:13, 14)。それはアブラハムがカナンの地に来るずっと前のことです。アブラハムはカナンの地を約束の地として与えられることになりますが、彼はそれまではたどり着いた地に暫時滞在する「寄留者」という意識を持っていました(創23:4)。 &n . . . 本文を読む

「イスラエル対ハマス戦争を憂う」

2023-10-12 21:51:31 | 中東関連
 10月7日(土)早朝、ガザ地区を実効支配するハマス*がイスラエル南部を奇襲攻撃しました。千人を超える多数の住民を殺害し、強引に人質を取っています。現代社会にあっていかにもひどい蛮行であると言わざるを得ません。  しかし、日本の真珠湾攻撃の場合もそうであったように、何事にもそれを引き起こさせる原因が背後に隠れています。  それはひとえに1947年イスラエルが建国できて以来とってきた対パレスチナ . . . 本文を読む

処理水の海中放出には日本の消え難い傷口が?

2023-08-30 22:47:28 | 時事発言
 ここ数日、中国から非難・嫌がらせの攻勢が激しく、決してこれを容認するものではないが、日本以外の国の人が負の印象を受けるのも仕方がないのではないかと思っている。それは次の二つの理由による。    第一に福島原発が津波で破壊され爆発するに至って、スリーマイル島、チェルノブイリについで三番目の原発事故を起こした所として強烈な負の印象を持たれていること。  [処理水発生のメカニズム。福島 . . . 本文を読む

「留まる人が望む視点」

2023-07-27 22:31:37 | モルモン教関連
  以下、箇条書き風ですが、最近数カ月のコメントを見て私の望むところを記してみます。---   ---   ---    モルモン書など聖典や教会の教え、そして教会のあり方を批判的に(critically)見ることは問題ありません。 JSの見神やBofMの歴史性(historicity)に疑問を感じて、信じられなくなった人の . . . 本文を読む

聖典の文言に相違が見つかることについて - - -  その理由を本文批評の視点から見る

2023-06-22 11:16:49 | モルモン教関連
 聖書やモルモン書の本文が、年月の経過と共に改訂されて変化が見られることがある。 それは文言の範囲から文章にわたることもある。これは本文批評 textual criticism が扱う分野で、ここでは改訂の理由を二つの点 - - - 1 基づく本文の違い、2 社会の変化に対応 - - - から取り上げてみたい。  本文批評は古代の元 (original) 写本が存在しない現在、現存するできるだ . . . 本文を読む

モルモン書平成版について

2023-05-27 23:10:16 | モルモン教関連
 モルモン書が昭和訳(佐藤龍猪が明治訳を改訂したもの)から平成訳に改訂された経緯を箇条書きで、私沼野治郎が関与した範囲で記します。    改訂作業の時期・・1991年~1995年(平成3年~7年)   改訂の所管部署・・1991年東京管理本部 翻訳課、1992年以降米教会本部翻訳部    1991年当時、東京の管理本部長は北村正隆で聖典改訂プロジェクトマネージャーを兼務した。この . . . 本文を読む

モルモン書(英語)の諸版

2023-05-19 12:11:51 | モルモン教関連
 聖書ほどではないが、モルモン書も「字義通りの直訳調」のものから「意味を移すことに重点をおいた敷衍訳」まで、幾つかの版が出始めている。ただ、聖書の場合と比べてあまり知られていない上に入手しにくい状況にある。以下、簡単に紹介してみたい。 [聖書の場合。KJVは左の方、字義通りの訳に近い。] 1 「モルモン書」1981年版。  現在、教会が公式に認めているもので、1981年に著作権が確定されて . . . 本文を読む