90年ぶり「遺体」発見 独の女性革命家ローザ・ルクセンブルク/中日新聞

2009-06-04 07:23:16 | 世界
【ベルリン=弓削雅人】1919年、ドイツ政府の共産主義弾圧の末に殺害された女性革命家ローザ・ルクセンブルクとみられる遺体がベルリンで約90年ぶりに見つかったと、独メディアが先週から一斉に報道、波紋を広げている。殺害直後に運河で見つかり本物とされてきた遺体は、ナチス時代に所在不明となっているが、別人の可能性が出てきた。

 シュピーゲル誌などによると、新たな「遺体」は2007年に大学病院地下室で見つかった。頭部と手足の一部が失われているが、身長150センチ、推定年齢40代で、左右で脚の長さが違うなど「驚くほど特徴が似ている」という。ただ、DNA鑑定の材料がなく、特定は困難。発見した法医学者は「“本物”の遺体の解剖所見は、致命傷の特定も不十分で、怪しいと思っていた」とメディアに語った。

 報道を受けて、ドイツ左派党のラフォンテーヌ元財務相は「国際的労働運動で傑出した才能を発揮した人物」として、連邦政府に完全解明を要求した。

 ローザ・ルクセンブルクは1871年、ポーランド生まれ。カール・リープクネヒトらとドイツで活動した。革命組織「スパルタクス団」を結成、ドイツ共産党を創設した。

http://www.chunichi.co.jp/article/world/news/CK2009060302000256.html


よろしければ、下のマークをクリックして!
にほんブログ村 政治ブログ 政治・社会問題へ


最新の画像もっと見る

コメントを投稿

ブログ作成者から承認されるまでコメントは反映されません。