珍しく上野に行く用事があり、ちょうどお昼前だったので『孤独のグルメ』Season6第8話に登場した、御徒町の「羊香味坊」へ寄ってきました。11時半の開店を待って入店しましたが、12時になる前に続々とお客さんが来て、あまり広くないお店はたちまち一杯になりました。
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もともと羊肉が好きな僕が楽しみにしていたのは、冒頭の写真の「羊肩肉の串焼き」。塩、唐辛子、白胡麻、そしてクミンがたっぷりとまぶしてありました。とりわけこのクミンと唐辛子の羊肉との相性が抜群。焼き立てで噛めば噛むほど旨みが溢れる、羊肉の魅力を存分に味わうことができます。
ランチメニューは、羊魚麺と炒飯のセット。羊と魚ベースのスープは実にあっさりとして優しい味。胃袋に染みわたり滋養豊富と身体が感じます。一方、麺はいわゆる中華麺ではなく、まるで日本蕎麦。確認はしませんでしたが、実際に蕎麦を使っているかもしれません。戦前は旧満州から内地への蕎麦の輸出もあったそうですから、蕎麦を使っていたとしてもおかしくはありません。中華系のスープに蕎麦のような麺の組み合わせに若干違和感はありましたが、相性は悪くありませんでした。なお、パクチーは分けて出てきますので、苦手という方は入れないでも食べられます。
炒飯はオーソドックスなもの。
もう一つ気になっていたのが羊肉入り焼き餃子。皮はやや厚め、一口サイズなので肉の旨みと皮のモチモチ感を楽しむにはちょうどよい大きさでした。黒酢でいただきます。
どれも美味しかったですが、やはり串焼きですね。次回はスペアリブを含め、焼き物をがっつりと頂きたいところです。
羊香味坊
東京都台東区上野3丁目12−6
繻るに衣袽あり、ぼろ屋の窪田でした