窪田恭史のリサイクルライフ

古着を扱う横浜の襤褸(ぼろ)屋さんのブログ。日記、繊維リサイクルの歴史、ウエスものがたり、リサイクル軍手、趣味の話など。

橋本の老舗居酒屋、扇屋

2018年09月26日 | ワイン・日本酒・ビール


  この1年、毎月通っていながら駅構内から出たことのなかった橋本。地元相模原の友人に誘われ、初めて駅前の老舗居酒屋「扇屋」へ行ってきました。



  小さなお店ですが、ずらりと並んだ日本酒の一升瓶。壁にはお品書きが所狭しと掲げられ、見ているだけでも楽しくなります。三連休頭の土曜日にもかかわらず、夕方6時を過ぎるとお客さんが続々と入ってきて、人気店であることを窺わせました。これを大将一人で切り盛りされるのですから、前日の金曜などはさぞ大変だっただろうと思います。



  さて、初めはお刺身盛り合わせから。見た目から素材の良さが分かります。実はその前に枝豆を頼んだのですが、「季節が終わったのでない」とのことでした。つまり冷凍ものではないということで、そんなところからも大将のこだわりが垣間見えます。

  なお冒頭の写真は、イワシの梅煮。そうでなくても大好きなイワシの梅煮ですが、丸々とはちきれんばかりに太ったイワシはふっくらと柔らかく、甘酸っぱい梅肉との相性抜群でした。



  何か写真撮り忘れもある気がするのですが、お酒行きましょう。だいぶ涼しくなったとはいえ、まだ蒸し暑さの残る季節。さらに料理との相性も考え、切れの良い辛口でまとめました。初めは会津の「ゆり 純米吟醸」(鶴乃江酒造)。全国新酒鑑評会で都道府県別6年連続日本一に輝く福島のお酒。実は、昨年のトランプ大統領来日時の夕食会で出されたのが、この「ゆり」だそうです。すっきりとした中にも芳醇な、上品な味わいのお酒でした。



  一緒にいた友人がよほどアスパラが好きだったのでしょう。気がつけば三種類も頼んでいました。左から、ゆでアスパラ、アスパラ・ベーコンバター、アスパラ・ベーコン巻き。



  煮汁ではなく、豚の脂の甘みが活きた角煮。これも美味しかったです。



  初めて食べたのですが、鮭の白子の天ぷら。



  大人気の馬刺し三種。赤身、たてがみ、シャトーブリアン。馬にもシャトーブリアンってあるんですね。



  続いてのお酒は、広島の「賀茂金秀 秋のたより」(金光酒造)。こちらは先ほどよりまろやかですが、やはりすっきりとして飲みやすいです。



  揚げ出し豆腐。周囲がグルテンで覆われていない、表面のパリッとした食感が活きた一品。肉食べるよりこういう方が嬉しい年齢になってきました。



  写真に並んでいる中から、宮城「墨廼江 特別純米酒」(墨廼江酒造)。今回の中では一番のお気に入り。キレの良さにほのかなシトラス系の香りを感じる爽やかなお酒です。程よい米のうまみもあり。続いて、「奈良萬 純米酒 ひやおろし」(夢心酒造)。奈良萬ですが、福島のお酒です。まさにこの季節にぴったりのお酒が続きました。



  日頃偉いと思うのは、冒頭のイワシと梅の組み合わせを考えた人と、金目鯛の煮付けを考えた人。何でこんなに美味しいんでしょうね…



  最後は、山口「雁木 冷おろし 純米吟醸」(八百新酒造)。こちらもまろやかで程よいうまみのあるお酒。徐々にキレ系から旨味系にシフトしていけたのは、大将のお導きか?



  鴨つくね。

  いや、良いお店を教えていただきました。ありがとうございます!

扇屋 橋本駅前店



神奈川県相模原市緑区橋本3-15-17 HKビル1F



繻るに衣袽あり、ぼろ屋の窪田でした

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