
今シーズンのラグビーを締めくくる日本選手権決勝が2月27日、秩父宮ラグビー場で行われました。新日鉄釜石、神戸製鋼に次ぐ4連覇を目指す三洋電機と、常に優勝争いに絡みながら9シーズン振りの優勝を目指すサントリーとの対戦となりました。決勝戦は昨年に続いての観戦です。

温かな日和、そして大一番とあって学生ラグビーの人気カードでもここまで埋まることは最近ないのではないかと思うほど、ゴール裏も含めて大変な数のお客さんが詰め掛けていました。

試合は序盤からサントリーが持ち味のスピードを活かして3トライを挙げ、24vs6で前半を終えました。三洋電機は先週の東芝戦に続いて前半に失点を重ねるという、鉄壁のディフェンスを誇ったチームとしてはらしくない展開となりました。

後半、三洋電機がどのように修正してくるか注目していましたが、20分過ぎまではサントリーのペース。その後、連続2トライを挙げ一時は7点差まで追い上げましたが、流れを変えることはできず再び突き放されました。

結果は37vs20でサントリーの勝利。試合後のインタビューでキャプテンが「シンプルなラグビーを心掛けた」とコメントしていましたが、モールと見せかけディフェンスを集めておいてから、青木選手が持ち込んでトライをきめるなど、随所に意外性のあるプレーが見られました。ディフェンスも最後まで激しく素晴らしい出足だったと思います。

一方の三洋電機は後半の20分過ぎを除けば、最後までペースを掴めないまま終わってしまったように思います。しかし、決勝戦らしく両チーム共最後まで気持ちのこもった好ゲームだったと思います。

場内では、ニュージーランド南部地震への支援募金が行われていました。ニュージーランド出身のジョン・カーワン日本代表ヘッドコーチも先頭に立って募金活動をしていました。公式の発表によれば368万円ほど集まったそうです。
今年はニュージーランドでW杯が開催されます。ラグビーが被災した皆さんにきっと勇気を与えてくれると思います。
繻るに衣袽あり、ぼろ屋の窪田でした

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