ホテルをまわる間や、次の目的地に向かう間に、バスは市内の道路を結構走ったが、7:00過ぎにして通勤ラッシュなのか、道がすごい混んでいた普通の乗用車ももちろん多いが、日本と大きく違う点は、バイクの数の圧倒的な多さであろう。赤信号の交差点の一番前では、バイクが数十台くらい大挙して青信号を待っている。車列をかきわけ、交差点前方へバイクはすりぬけてくる。渋滞の激しいバンコクではこの辺りがうけてバイク利用者が多いのだろうか。しかも、1台のバイクには複数人、2人はあたりまえ、なかには4人で乗っているバイクも見かけられる。大体日本のオートバイと同じ大きさだから、相当詰め込んでの乗車。学生服の子どもが父親の背中につかまって、あるいは家族全員そろって1台のバイクで通勤・通学しているのだ。安全上や法律の問題は大丈夫なのだろうか。このような朝の光景に驚きながら目を見張るばかり。青信号になると彼らは一斉に走り出していった。また、バスによる通勤客も多いようで、来るバス来るバスどれも満員御礼、冷房無しのバスも見かけられたので車内は相当不快なんじゃないだろうか、なんて視線をバスに向けている間にも、バスは豪快に走り去っていく。
そんな市内を抜け、1時間も走っただろうか、あたりはのどかな塩田地帯に入っていった。ちょうど日本の田園地帯のような景色。都市部と比べやはり多少貧しいのか、家は木造の、古びたものが多い。しばらくするといきなりバスは土産屋についた。家が数軒立ち並ぶ集落のようなところでそれぞれがみやげ物を売っている。この辺りを通る観光バスはみんな立ち寄るのだろうか、5~6台のバスが先に到着していて、多くの観光客が買い物をしていた。欧米人も多く見受けられ、われわれとは別の日本人の団体もいた。売っているのはタイの民芸品や、外では果物やタイの砂糖も並べられていた。特に何も買うものもなく、バスへ戻った。さらに15分くらい走り、タイ最初の観光地、水上マーケットへ到着した。バスから降り、ボートへと案内される。1列2人がけが5列くらい並ぶ、全長7~8メートルくらいの細長い、ちょうどカヌーの先頭を跳ね上げたような形をしたもの。でも立派に最後部にエンジンが取り付けられていて船頭さんがそれを操り船を動かす。このエンジン、剥き出しに船に乗せられていて、なんでも日本製とのこと。おそらく古くなったエンジンを改造して利用しているのではないだろうか。実際乗り込む。格好としてはいすに座る、という感じではなく、ちょっとしたシートに体育ずわり、あるいはそのまま足を前に投げ出して体と足が90度直角になる形。座ってみると水面が非常に近くに感じられる。
エンジンがうなり、出発。意外とスピードが出て、幅5メートルくらいの川、いや正確にはきっちり区画整備されている用水路のようなところを掻き分けて行く。水は茶色く濁っていて、川底は一切見えない。前後には観光客を乗せた同じようなボートが連なっている。直角に折れ曲がるところではいったん減速し、ボートの向きを調節して進む。直線でエンジンをうらなせかなりのスピードを出すので、水しぶきが上がるし、狭い川幅で両岸ともコンクリのため波が立ち、それが跳ね返り、結構ゆれる。岸の上には木造の家が立ち並び、実際現地の人が生活をしている。水面があがった時のための対策だろう、ちょうど高床式倉庫のように、地面から2メートルくらい上のところに家を建てている。そして特徴的だと思ったのは、家の玄関口にちょっとしたスペースがあり、そこに4~5人くらいが腰をかけることのできるいすを設けている家が多かった事だ。実際に昼からそこに人が集まり、会話を楽しむ姿を見かけた。多くの人たちが各家の玄関先でコミュニケーションしているのだろう。飲み屋などなにもない場所だ。時折家の住人も見当たり、こちらを眺めたり、洗濯を干したり、茶色い川の水で食器を洗ったりしている。彼らにとっては重要な生活用水なのだろう。濁ってても気にしている風は一切ない。飽きることなくこのような光景をながめながら、20分くらい走っただろうか、水上マーケットの会場にボートは着いた。吹き抜けの屋根つきの大きな建物があり、また川辺ではボートが係留され、そこで様々なものが売られている。くだものでは、マンゴスチン、ランブータン、マンゴー、などなどかなり色鮮やか。見ているだけで楽しい。わけのわからない楽器を手に、実際に演奏しながら、客を呼び寄せる。安い、安い、見て、見て、など日本語も達者だ。何も買わないのもつまらないので、ヤシの実のジュース、ひとつ購入。その場で、実の上をナイフで切り落としてくれ、中はもうジュース。ストローを入れ飲んでみると・・・ん・・・、お世辞にもおいしいとはいえないかもしれない、飲んだ事のない味。なまぬるいせいもあるかもしれない。でも、無添加、さすがに自然の味、という感じはした。それにしても川はすごい数の船で埋め尽くされている。観光客を乗せた船、果物を運ぶボートなどで、往来がぶつかり合いながら、ぎりぎりの攻防。非常に活気があった。シルクも売られていたが目もくれず、バスへと戻った。
そんな市内を抜け、1時間も走っただろうか、あたりはのどかな塩田地帯に入っていった。ちょうど日本の田園地帯のような景色。都市部と比べやはり多少貧しいのか、家は木造の、古びたものが多い。しばらくするといきなりバスは土産屋についた。家が数軒立ち並ぶ集落のようなところでそれぞれがみやげ物を売っている。この辺りを通る観光バスはみんな立ち寄るのだろうか、5~6台のバスが先に到着していて、多くの観光客が買い物をしていた。欧米人も多く見受けられ、われわれとは別の日本人の団体もいた。売っているのはタイの民芸品や、外では果物やタイの砂糖も並べられていた。特に何も買うものもなく、バスへ戻った。さらに15分くらい走り、タイ最初の観光地、水上マーケットへ到着した。バスから降り、ボートへと案内される。1列2人がけが5列くらい並ぶ、全長7~8メートルくらいの細長い、ちょうどカヌーの先頭を跳ね上げたような形をしたもの。でも立派に最後部にエンジンが取り付けられていて船頭さんがそれを操り船を動かす。このエンジン、剥き出しに船に乗せられていて、なんでも日本製とのこと。おそらく古くなったエンジンを改造して利用しているのではないだろうか。実際乗り込む。格好としてはいすに座る、という感じではなく、ちょっとしたシートに体育ずわり、あるいはそのまま足を前に投げ出して体と足が90度直角になる形。座ってみると水面が非常に近くに感じられる。
エンジンがうなり、出発。意外とスピードが出て、幅5メートルくらいの川、いや正確にはきっちり区画整備されている用水路のようなところを掻き分けて行く。水は茶色く濁っていて、川底は一切見えない。前後には観光客を乗せた同じようなボートが連なっている。直角に折れ曲がるところではいったん減速し、ボートの向きを調節して進む。直線でエンジンをうらなせかなりのスピードを出すので、水しぶきが上がるし、狭い川幅で両岸ともコンクリのため波が立ち、それが跳ね返り、結構ゆれる。岸の上には木造の家が立ち並び、実際現地の人が生活をしている。水面があがった時のための対策だろう、ちょうど高床式倉庫のように、地面から2メートルくらい上のところに家を建てている。そして特徴的だと思ったのは、家の玄関口にちょっとしたスペースがあり、そこに4~5人くらいが腰をかけることのできるいすを設けている家が多かった事だ。実際に昼からそこに人が集まり、会話を楽しむ姿を見かけた。多くの人たちが各家の玄関先でコミュニケーションしているのだろう。飲み屋などなにもない場所だ。時折家の住人も見当たり、こちらを眺めたり、洗濯を干したり、茶色い川の水で食器を洗ったりしている。彼らにとっては重要な生活用水なのだろう。濁ってても気にしている風は一切ない。飽きることなくこのような光景をながめながら、20分くらい走っただろうか、水上マーケットの会場にボートは着いた。吹き抜けの屋根つきの大きな建物があり、また川辺ではボートが係留され、そこで様々なものが売られている。くだものでは、マンゴスチン、ランブータン、マンゴー、などなどかなり色鮮やか。見ているだけで楽しい。わけのわからない楽器を手に、実際に演奏しながら、客を呼び寄せる。安い、安い、見て、見て、など日本語も達者だ。何も買わないのもつまらないので、ヤシの実のジュース、ひとつ購入。その場で、実の上をナイフで切り落としてくれ、中はもうジュース。ストローを入れ飲んでみると・・・ん・・・、お世辞にもおいしいとはいえないかもしれない、飲んだ事のない味。なまぬるいせいもあるかもしれない。でも、無添加、さすがに自然の味、という感じはした。それにしても川はすごい数の船で埋め尽くされている。観光客を乗せた船、果物を運ぶボートなどで、往来がぶつかり合いながら、ぎりぎりの攻防。非常に活気があった。シルクも売られていたが目もくれず、バスへと戻った。
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