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“希望の党”前代未聞のリベラル狩りとモリカケ潰し

2017-10-01 23:32:24 | 日記

◆本日配信された無料メルマガの記事をコピペさせていただきます。
無断転載ですが、このメルマガの記事は無料であるのと、この記事
の内容やブログ記事から推測する発行人・兵頭さんのお人柄、思想
性から判断して、全面コピペもお許しいただけるものと考えました。
  
僕は兵頭さんのお書きになる事柄について、自分が理解できる範
囲でも、当然ながら全面的に賛意を表するわけではありません。
その意見は違うと思いますけど、ということも度々あります。でも、
記事を読ませていただいて、時にそれなりに刺激を頂くことがある
わけです。

僕が感じるところの兵頭さんは、すこし以上に過激な心情・真情を
お持ちのかたで、真っ正直なひとだとおもいます。下記の記事につ
いても、前原さんにたいしての評価は、僕は一時保留中です。でも、
半分近くはその可能性もあるのではないかと、信じ難いことでもある
のですがそう思います。少なくとも、小池さんの術中にはまっていた
であろうことは確かではないかと。その他、ふたりの元・前首相に
ついての評価も一時保留です。

万一、兵頭さんについて興味をお持ちの方がいたら、最下欄にリンク
を張ったブログ「兵頭に訊こう」をお読みいただくと、プロフィールから、
その人となりの詳細を知ることが出来ます。学生時代のことや読書歴、
教職時代の想い出などにしてもそうなのですが、熱い血潮をお持ちの
かたなのです。「母を語る」という記事も兵頭さんの温かい深情を感じ
ることが出来ます。 

 <兵頭正俊さんの無料メルマガから>

「兵頭正俊の知らなきゃ滅ぶニュースの真相」
       10月1日(日)配信 発行人:兵頭正俊

「前代未聞のリベラル狩りとモリカケ潰し」
(その1)

秋晴れの日は、人を外に誘惑する。
それで近くを散歩することにした。

風の心地よさ、木々の緑の美しさ、鳥のさえずり、歩き
ながら背中を日差しが押してくる。
空気のうまさを満喫しながら、ふと念頭を吉本隆明のこ
とがかすめた。

吉本隆明は、常に状況と関わり続けた。
その根底には、読者が、吉本はこの政治状況をどう考え
ているかを知りたがっているというのがあった。
それに応えたのである。

若い頃に理解したのと違って、それは容易ならざること
であった。
状況を語ると、それまでの読者が幾人か去っていく。
これを、わたしはメルマガを出して初めて知った。
物書きとして食っていた吉本には、たいへんなことだっ
ただろう。

書けば読者が減る。
これは政治状況を書く者について回る宿命だ。
だから注意深く避ける表現者もいる。
もっとも狡猾な方法は、どうでもいいテーマには触れる
が、大きくて剣呑なテーマは避けて通る方法だ。
ただ、これでは、身過ぎ世過ぎの表現、食べるための表
現になってしまおう。
現在の浅ましい政治家たちの、食べるための政治、ミド
リのタヌキへの抱きつき方と似てしまう。

この気候のすばらしさに比べて、なんとも浅ましい日本
的な政治状況が現出している。

日本的、というのは、リーダーに戦略がなくて、戦術の
みで危機に対処する結果、致命的な失敗をすることをい
うのだ。
これが太平洋戦争における日本の敗北を決定付けた要因
であった。
政治家も軍人も知識人も戦略をもたなかった。

真珠湾を攻撃したあとにどうするのか。
ハワイに上陸するのか。
さらに米大陸に上陸してワシントン目指して進撃するの
か。
日本が勝利した場合に、いったい誰が、どのようにして、
どのような政策で米国を統治していくのか。
統治するのにいったいどれだけの軍隊が必要か。
その余裕があるのか。

これらのことが一切考えられていなかった。

いわば追い込まれての玉砕戦法だったのだが、それを今
民進党がやっている。

いまの状況で、もっともだめな考え方は、「とりあえず
安倍打倒」といった考え方である。
「とりあえず」といったところで、すぐに選挙は終わる。

もし政権交代でも起きていたら小池百合子の政策が実行
される。
日本は改憲から戦争へと走り出す。
これがどうして「とりあえず安倍打倒」なのか。

ひどいのになると、小池の「消費税増税凍結」と「原発
ゼロ」を大真面目に信じている。
これはバカな国民を釣るための毛針に決まっているでは
ないか。
こういうのも見抜けないのだったら、政治を語る資格は
ないのだ。

9月28日の段階で、希望の党に前職81人(引退を除く)
のうち、7割を超える61人が申請する。

前原誠司には明確な戦略がなく、あるのは、小池と交わ
した、民進党破壊と民進党内リベラル派狩りだけだった。

国民のことなど毫も考えられていない。

小池百合子が「これは合流ではない、安保法制と改憲で
民進党議員を選別し、リベラル派の民進党議員は排除す
る、政策はこちらで作る」と暴露して、はじめてわかっ
た。
自民党が泣いて喜びそうなモチーフだ。

ところがそのふんぞりかえった希望の党は、できてまだ
一か月も経っていない、しかも民進党を裏切り離党した
ものを中心にできた政党である。
150億ともいわれる選挙資金は民進党にあり、国会議員
の数も圧倒的に民進党が多い。

これまで、国家・国政の私物化、身内びいき・縁故主義
(ネポティズム)は、必然的に泥棒国家・マフィア国家
を実現する、とわたしは安倍政治を斬ってきた。
前原がやったことも民進党の完全な私物化である。
小池も、広義の縁故主義で民進党と希望の党を私物化し、
150億もの政党助成金を泥棒しつつある。

(その2) 

民進党は、旧民主党政権時の失敗の総括を真面目にやら
なかった。
真面目にやっておれば、少なくとも菅直人、野田佳彦の
ふたりは除名されていた。
これが除名されずに生き残り、野田佳彦にいたっては幹
事長に返り咲く体たらくであった。
これで国民から支持されるはずがない。

民進党(旧民主党)は、国民の怒りと、負った深傷が今
もってわかっていないのである。
それで野田佳彦がやった自爆解散という党破壊を、今度
は前原誠司がやり始めた。

そもそも政党の合流というのは、トップが深夜に会って
一晩で決まるようなものではない。
政策のすりあわせがあり、何回、何十回という、地方と
中央の会議を経て、疲弊困憊の果てにようやく決まるも
のだ。

これを前原がやらなかったのは、それだけ小池との密約
がまがまがしいものだったからだ。

150億もいわれる金をもつ、しかも政権をとったこと
もある野党第一党が、まだできて一月も経っていない政
党にお金と議員とを差し出す。
新参者の政党はふんぞり返る。

「党と党との合流とは思っていない。わたしどもが入党
希望者を選別し、受け入れるのだ」

「(民進党の前議員の一部を)排除する。絞らせていた
だくということ。それはやはり安全保障、憲法観といっ
た根幹の部分で一致していることが政党としての政党を
構成する構成員としての必要最低限のことではないか」

「政策は希望の党として作る物であって政策合意を求め
て党対党で合流するという話はそもそもない」

選別の基準は、安保法制と改憲に賛成するかどうかだ。

つまり、小池と前原というふたりの米国エージェントに
よる、仲間の安倍晋三を守るための、敵の殲滅作戦をわ
たしたちはみているのだ。

これだけ堂々と極右によるリベラル狩りが行われた歴史
はない。
政治が極端に劣化した日本においてしか見られない異様
な現象である。

今回の小池と前原による、民進党内リベラル狩り、モリ
カケ潰しに関して、ツイッターのTLには優れたツイート
がたくさん投稿された。
紙幅の都合でその一部しか紹介できないのが残念である。

盛田隆二『焼け跡のハイヒール』10月刊行
希望の党、過半数擁立執着せず「まず政策一致」と若狭

なーんだ。
「政権交代は目指さない」と明言したも同然じゃないか。
民進党は完全に騙されましたね。
希望の党は、リベラル議員を排除した上で、野党第一党
になるのが狙い。
「希維」で過半数は不可能なので、結局「自公希維」大
連立政権へ http://bit.ly/2yfNztB

福島みずほ
小池さんの手法がひどすぎる。
衆議院民進党をなくし、憲法改正、安保関連法推進の踏
み絵を踏ませ、屈服させる。
自分が選別し、排除すると言い、生殺与奪権でいじめる。
無所属になって、比例復活を諦めるか、信念を変えて、
希望の党に入るかしかない。
政治を人の人生を弄ぶな。

日本維新の会幹事長は、衆院選で希望の党が第1党とな
った場合の両党の対応について「政権を組むための協議
が行われる可能性は否定しない」と述べた。
希望の党と維新の会の連立政権。
大変なことになる。
新自由主義、自己責任のオンパレードになるのではない
か。
民進党の人たちはこれでいいのか。

岩上安身
この共産党と社民党の共闘に、自由党の残党(小沢一郎
氏は早々と希望へ合流、他はまだ未定とのこと)、民進
党のリベラル派の残党が加わるかどうか。
「残党」という呼び方は失礼ではあるが、希望へなだれ
込む潮流から自らの意志で降りて、改憲と軍事化に棹さ
す決断のできる政治家がそもそも何人出るか。

この銭ゲバぶりも凄い。
なんだ、公認申請料って。
供託金とは別か。

それでも当選可能性があるならと、民進前職らは群がる。
みんな各自が持ち出し、バタバタと落選するだろうが、
小池は痛くもかゆくもない。
もともと議員ゼロスタートだし、改憲までの季節限定、
ぼったくりのエセ「海の家」商売。

小池晃
この2年間、みんなの力で市民と野党の共闘を作り上げ
てきたんだ。
一握りの政治家による「リセット」なんて許さない。
絶対にそんなことはさせない。
特定秘密保護法のたたかい以来、路上で市民と連帯して
きた国会議員ならこのことは肌感覚でわかるはず。
これがわかるかどうかが分水嶺になるでしょう。

中川 均
小池側が用意した踏み絵は、改憲と集団安保に賛成かど
うかだ。
反対すれば排除。
民進党から立候補させず選挙資金も出ない。
それが怖くて、多くの議員は踏み絵を踏む。
結果、改憲は暴走。
米国の軍事に引き回される。
こんなの、もし勝っても自民党と同じではないか。
前原は国民を裏切った。
沈黙はだめだ。

それにしても小沢一郎はなぜ尻尾を振る。
こんな情けない小沢一郎など見たくない。
あなたは「日本のこころ」と一緒に動けるのか。
改憲も集団安保も認めてしまうのか。
これまでの主張は何だったのか。
護憲も立憲民主主義も捨ててしまうのか。
何と節操のない。

池田清彦
私は過激なリバタリアンで、社会主義には反対だが、次
の選挙では、少なくとも、比例は共産党に投票するしか
選択肢はない。
小池のポピュリズムは全体主義への道だ。
安倍と野合して憲法改悪を目指すだろう。
国家は国民の道具だということは、繰り返し強調しなけ
れば、国民は政権の奴隷になってしまう。

きっこ
もはや日本でマトモな政党と呼べるのは日本共産党だけ
みたいだな。
このままだと、少なくとも比例は日本共産党に入れるし
か選択肢がなくなりそうだ。
それにしても、まさか自分の支持していた政党に比例で
投票しなくなる日が来るとは思わなかった。

市田忠義
どの時代にも時流に流されず信念を貫いて生きる人がい
る。
そのために命を奪われた人までいる。
選挙に勝ちたいがために自己の信念を曲げてもいいのか。
市民連合や公党間の合意を投げ捨ててもいいのだろうか。
屈辱的踏み絵を踏むのか、人間の生き方の問題としてそ
れが問われているような気がする。ku

12)その上で、例えば小沢一郎(なんども言いますが私
は未だ支持者です)が止めてくれる、などと「狂信的小
沢信者」は語ります。
断言しますが、小沢信者の言うような力は、今の小沢さ
んや自由党にはありません。
森ゆうこ、山本太郎ら、きちっと市民を代弁できる論客
に自由な発言や活動をさせてきた

13)…ところに、小沢自由党の価値はあったのです。
金も地方組織も地方議員もいない、単に個人個人の人気
で何とか持ってきた小沢自由党に小池が魅力を感じるは
ずがありません。
それが支持者であっても現実的な状況分析というもので
す。
街で聞いてごらんなさい。
何人の友達が小沢一郎を知ってますか?」

(引用終わり)

ツイッターには、引用した他にも、多くの小沢一郎批判
のツイートがあった。
これは珍しいことだ。
このことを小沢一郎はおそらく知らないのである。

その(3)

民進党の代表選から、小沢一郎は前原誠司を支持して大
きく関わった。
そのことは複数のメディアでかれ自身が語ったことで明
らかだ。

ネット上には、小沢信者の「前原マンセー」の声が飛び
交い、いまは「小池マンセー」の声が、さすがに屈折し
て漂流している。
それらの声の背後にあるものこそ「小沢マンセー」であ
ったから、聞く度に辛かった。

小沢信者は、小沢一郎のような巨人が、前原や小池ごと
き小物にだまされる筈がない、というだろう。
しかし、こういうことは、古今東西、いくらでも存在す
るのだ。

小沢は前原にだまされたのである。
小沢は希望の党には入らない方がいいだろう。
前原、小池もまさかこの期に及んで小沢が入ってくると
は思っていないだろう。
かりに入っても自・公・希・維の翼賛体制に、小沢の席
はない。

今回の小池と前原による、民進党内リベラル狩り、モリ
カケ潰しには、ある特徴的な手法が見られた。
それは政治家が個人的に生き残るために、それまでの過
去の政策、理念、主張、関係を投げ捨てるという手法で
ある。

それも改憲、消費税増税、戦争法などへの反対から真逆
の賛成へというように変節する。

政治家が過去を投げ捨てるとき、捨てられるものとは何
であろうか。

それは投票した国民の信頼であり、願いであり、支持で
ある。

あるいは党の過去の政策で闘い、落選した同志の怒りで
あり、失意であり、無念である。

そういった過去がすべて捨てられる。

この手法に生きる限り、ほんとうは政治家ではないのだ。

政治屋である。
ほんとうの政治家は、過去の延長上にある現在を大切に
する。
裏切らないから国民に信頼される。
政治屋はそのときどきの状況に応じて過去の繋がりを投
げ捨てる。
自分が勝ち残るためだ。

現在の状況に露出しているもの。
それは過去の理念や政策を投げ捨て、自分が選挙に生き
残るために、真逆の理念・政策に突き進む、浅ましい政
治屋たちの姿だ。

民進党(旧民主党)は野田佳彦と前原誠司によって破壊
された。
状況は大きく自・公・希・維の翼賛体制に向けて走り出
した。

その向こうに待っているのは改憲と戦争である。

今後は、共産、社民を主軸にリベラル派議員を結集し、
真に国民の側に立つ政治勢力を構築していく必要がある。

・‥…━━━☆

今日も最後まで読んでくれてありがとうございます。

 年々にわが悲しみは深くして
   いよよ華やぐいのちなりけり
           岡本かの子

みんな、あしたこそ、幸せになあれ!

・‥…━━━☆

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