ラブコール

お昼休みにケータイを見たら、同じ番号から数回もの着信履歴が。
名前を見ると、昔の職場の先輩からでした。

せっかちな性分が表れているなぁ。

情報を得るなり、真っ先に連絡をとろうと動く、
そのフットワークの軽さは１５年前と変わっていない。
この勇み足っぷり、相変わらずというか。
それだけ早急に接触したいというのは、用件が察せられます。

初任の頃、今の私と同じ世代の先輩方から公私にわたって
随分とかわいがってもらったなぁと思い返す。
古き良き楽しき、ヤンチャで我武者羅な時期だった。
失敗もたくさんしたけれど、それこそ “甘酸っぱい” と思える経験だ。


やっと都合がついて話し始めると、やっぱり先輩は先輩で。
もうすぐ定年とは思えないバイタリティあふれるトークに圧倒される。
それでいて、分かりやすく用件に入ってきた。
いたわりの言葉とともに 「カムバックしない？」 とのラブコール。

やっぱりね。