時を経て

知事杯に参加しました。

今回で６０回を迎える、由緒ある大会。
団体戦方式で、優勝旗やトロフィーがあるし。
最高的中者には先師の名を冠した弓や盾が授与されます。

ガチで獲りにいってるチーム編成に抜擢されたので、
注目されること間違いなしっ
王者の貫録ある２人に挟まれるカタチだから、見劣りしないよう
がんばろう！と臨みましたが・・・
なんと、１本目に胸当てを払うアクシデント
あまりの寒さに、懐に仕込んでいたカイロがいけなかったみたい。

その後、わりと挽回はできたけど、１段階上の負荷が制御しきれず。
もうちょっと、いい射で勝負できないとダメだなぁ
“挑戦者”の状況なら怖いモノなしになれるけど、
“負けられない”ってプライドを持つには、まだまだ未熟者のようです。

それでも、頼りになる姐御達のおかげで栄冠を手にすることができました。


受け取ったトロフィーは、歴史とペナントでずっしり重い。
その束の中から、懐かしい文字を発見しました。


それは、学生時代に自分が書いたペナント。
記されていたのは、思い入れのある“不敗神話”の立順。
手に取って眺めたら、タイムスリップしたかのような錯覚に陥りました。

１年目、初めて出た団体戦は、この３人での知事杯だった。
１年後、私たちは部の主力となって、数々の大会で躍進して。
２年後、“負けるワケがない”という絶対的な安心感を持って戦って、
このトロフィーを手にしたんだったな・・・。

時を経て再び目にした文字は色褪せていたけれど、記憶は鮮明に浮かび上がる。
時を経て再び弓を手にしたのは、３人での足跡が原動力だから。

今、このタイミングで “足跡の１つ” に再会した運命は、神様からの啓示だろうか？
ココロが大きく動いた。