いつも心に太陽を

今日のできごと、好きなもの、気になること、
つれづれを綴ります。

ならぬものは・・・

2013-01-08 22:53:03 | 日記~Diary
ならぬものです

日曜に、大河ドラマ “八重の桜” を観て以来、
我が家で大流行のフレーズです。

これは、会津藩における幼年者同士の掟、 什の誓い (じゅうのちかい) の結び文句。
テレビでは、たどたどしい子ども口調が可愛らしくて、微笑ましい。

ダメなものはダメ!
って、大切なルールだと思います。

実際、唱和された掟は以下のとおり。
一、年長者(としうえのひと)の言ふことに背いてはなりませぬ
一、年長者にはお辞儀をしなければなりませぬ
一、嘘言(うそ)を言ふことはなりませぬ
一、卑怯な振舞をしてはなりませぬ
一、弱い者をいぢめてはなりませぬ
一、戸外で物を食べてはなりませぬ
一、戸外で婦人(おんな)と言葉を交へてはなりませぬ
ならぬものは、ならぬものです!


つけ加えると・・・
掟に背いた子がいたら、什の仲間内で制裁 (罰) があったそうな。

一、無念 (むねん)
一番軽い処罰。みんなに向かって「無念でありました」
と言って、お辞儀をしてお詫び。

二、竹篦 (しっぺい)
いわゆる 「シッペ」 。制裁の重さに応じて、手のひらに加えるか
または手の甲に加えるか、何回加えるかを決めた。

三、絶交 (ぜっこう)
一番重い処罰。これを 「派切る(はぎる)」 と言い、いわゆる 「仲間はずれ」
めったに加えられる罰ではないが、一度 「絶交」 を言い渡された場合には
その父か兄が付き添って什のリーダーに深くお詫びをし、仲間から許されなければ
再び一員に入ることができなかった。

四、その他
火鉢に手をかざす 「手あぶり」 や、雪の中に突き倒して雪をかける 「雪埋め」
というような制裁もあった。

う~ん・・・
知れば知るほど、よくできた制度だったんだなぁ。
コメント
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