大事な核心部分について話せないのは、
それが未来を方向付ける契機を、可能性を持っているからだと思います。
それは
法律、戒律、倫理、そうしたものが
独特の正義感と結びつき、それによって自分の正当性を支えているから、
つまり、道徳、尊厳とはなにか、
そうした根源的な問いに繋がっていて、
結局はそれがユークリッド(幾何学)空間的な、
真っ直ぐな形を維持する役割を担っているからだと思います。
これは僕なりの解釈によると、
円周率が終わるかどうか、に関係する話です。
本質的に開いている「直線」
本質的に閉じている「円」
これらの重ね合わせとして、曲線が想定できますよね。
でも、曲線を用いることなく、
直線のみで円周を測ってみて下さい。
【円周率】の観念につながりませんか?
別の比喩を出します。
本質的に開いている「客観性」
本質的に閉じている「主観性」
これらの重ね合わせとして、破綻することなく
あるいは互いに壊し合って破綻しながらも進み続けるもの、
それは、【努力】の観念につながりませんか?
法律を、マクロの正義と解釈するならば 。
その真っ直ぐさは、不条理に立ち向かう一つの道です。
僕はその道を目指してはいません。
想定の範囲に含めようとしているにすぎません。
ですが、道が違うからと言って、
話ができない事にはならないでしょう。
少なくとも、相手が知りたいと思っている事を話し、
そして自分が知りたいと思っている事を相手が話す間は、
対話は成り立ちます。
そうなると、僕らの話はやはり、
どうしても互いに知らない領域を探し合うような行為か、
あるいは心や神といった、
曖昧でわかりづらいオカルト的な話に寄っていく可能性があります。
別に、それ自体に特に問題があるわけではないのですが。
ただ、今の僕から少し言わせてもらうと、
君は少しばかり、僕に依存していませんか?
それはちょっとだけ心配です。
僕らは互いに短命な、
ある意味で相対的な時間を生きる命です。
明日、僕が突然居なくなっても大丈夫でしょうか?
人を信じるというのはとても難しい道です。
僕はまだ、人を信じてはいません。
僕は、誰かを拠り所とすることなく、
孤独に生きてきた人間です。
いや、人間と呼ぶのもおこがましいかもしれません。
人と人の間に立ってこそ、人間と呼ぶのなら。
けど、あの子に出会ってから、
僕は少しだけ気持ちが楽です。
「受かってるといいなー♪」と素直な気持ちを声に乗せたメロディーが、
なんとなく僕の耳をくすぐるからです。
絶望的な状況の中でも、若い命はたくましいですね。
僕はそこから、何を学び取るのでしょうか。
むずかしくて、まだよくわかりません。
けれど、これはそんな簡単に性欲やコンプレックスのものさしで
測れるような類のものではないと思うのです。
それを君に伝えたくて、僕は手紙を書いているのかもしれません。
それが未来を方向付ける契機を、可能性を持っているからだと思います。
それは
法律、戒律、倫理、そうしたものが
独特の正義感と結びつき、それによって自分の正当性を支えているから、
つまり、道徳、尊厳とはなにか、
そうした根源的な問いに繋がっていて、
結局はそれがユークリッド(幾何学)空間的な、
真っ直ぐな形を維持する役割を担っているからだと思います。
これは僕なりの解釈によると、
円周率が終わるかどうか、に関係する話です。
本質的に開いている「直線」
本質的に閉じている「円」
これらの重ね合わせとして、曲線が想定できますよね。
でも、曲線を用いることなく、
直線のみで円周を測ってみて下さい。
【円周率】の観念につながりませんか?
別の比喩を出します。
本質的に開いている「客観性」
本質的に閉じている「主観性」
これらの重ね合わせとして、破綻することなく
あるいは互いに壊し合って破綻しながらも進み続けるもの、
それは、【努力】の観念につながりませんか?
法律を、マクロの正義と解釈するならば 。
その真っ直ぐさは、不条理に立ち向かう一つの道です。
僕はその道を目指してはいません。
想定の範囲に含めようとしているにすぎません。
ですが、道が違うからと言って、
話ができない事にはならないでしょう。
少なくとも、相手が知りたいと思っている事を話し、
そして自分が知りたいと思っている事を相手が話す間は、
対話は成り立ちます。
そうなると、僕らの話はやはり、
どうしても互いに知らない領域を探し合うような行為か、
あるいは心や神といった、
曖昧でわかりづらいオカルト的な話に寄っていく可能性があります。
別に、それ自体に特に問題があるわけではないのですが。
ただ、今の僕から少し言わせてもらうと、
君は少しばかり、僕に依存していませんか?
それはちょっとだけ心配です。
僕らは互いに短命な、
ある意味で相対的な時間を生きる命です。
明日、僕が突然居なくなっても大丈夫でしょうか?
人を信じるというのはとても難しい道です。
僕はまだ、人を信じてはいません。
僕は、誰かを拠り所とすることなく、
孤独に生きてきた人間です。
いや、人間と呼ぶのもおこがましいかもしれません。
人と人の間に立ってこそ、人間と呼ぶのなら。
けど、あの子に出会ってから、
僕は少しだけ気持ちが楽です。
「受かってるといいなー♪」と素直な気持ちを声に乗せたメロディーが、
なんとなく僕の耳をくすぐるからです。
絶望的な状況の中でも、若い命はたくましいですね。
僕はそこから、何を学び取るのでしょうか。
むずかしくて、まだよくわかりません。
けれど、これはそんな簡単に性欲やコンプレックスのものさしで
測れるような類のものではないと思うのです。
それを君に伝えたくて、僕は手紙を書いているのかもしれません。