嘘の吐き方(うそのつきかた)
人はみんな嘘をついていると思います。僕もそうです。このページが嘘を吐き突き続ける人達のヒントになれば幸いです。
 



まさしさん、コメントありがとうございます。
なぜかわかりませんが、読解するのに時間がかかり、
2、3回読み直してようやく意味がわかりました。

親父とお袋のセックスの結果として、
僕という赤ん坊が生まれたって意味だったんすね。

残念ながらというか、なんというか。
小学校の時には、すでに僕たちは性の欲望の海に
無防備な状態で投げ込まれていたと思います。

僕が初めて他人のキスシーンを目撃したのは、
幼稚園の時でした。
同じクラス(クラスって言うんだろうか)の
女の子が男の子にキスしてたんです。
その頃にはすでに、女の子はラブソングを歌っていました。
これはもちろんメディアの影響やなんかで、
実際に内側から発露されたものなのかどうかは、
非常に疑問はあるのですが。

僕がいささか疑問であるのは、
性欲、食欲、睡眠欲、
それぞれを満たそうとすることによってしか、
僕らは何も成し得ないのか?
ということです。

社会からの経済的圧力によって
いわば去勢された状態にあるのが現在の自分の姿であり、
あるいはまた、そのような社会圧力が無かったとしても、
僕は僕自身の考え方の鉄格子によって
性に対する鍵をかけた人間です。

ただ、子孫を残すことだけを目的意識とするのであれば、
そこに特別な教育は必要無いと思うし、
子供達がよく質問する
「どうして勉強しなくちゃいけないの?」
という問いにまっすぐ答えることはできません。

また、進化のメカニズムの方に目を向けるならば、
原生生物の三すくみ状態が崩れて
今のような動物の進化があるのだという説もありますね。

しかし僕はそのようなものとはまったく異なる水準で、
哲学的な意味を満たそうとしなければならないと考えます。
問をたてるのが哲学だとすれば、
もしかしたら全く違う学問のジャンルになるのかもしれませんが。
僕はもっと、抽象的で万能な水準で、
いわば言葉のクスリのような形で、
どうしても、生きることに意味を与えないといけない時代が来ているような
そんな観念に駆られてしまうのです。

すべてが僕自身の個人的な懐疑と
コンプレックスの発露でしかないのならば、
単純に僕が死ねば解決する程度の問題です。
しかし、僕は僕が抱えている問題は、
現代の若者に通じる文化的問題、
共通の社会意識の問題のような気がするのです。
それらを解決せねば、今は僕の心が満たされないのです。

もし、暴力で問題が解決するのであれば、
社会の問題なんて戦争とレイプで弱肉強食にすればいいんです。
「弱い生き物は死ぬ。」ただそれだけの単純な原理でいいのです。
だけど僕らは秩序の中に生きている。
そしてその秩序のシステムは、
常に僕らを拘束しながらも、前へ歩かせようとする
暴力的性質を持っています。

クマムシという生き物は、
体から水分を排除し、自らを乾燥させることによって、
眠りではなく、仮死状態を作り出すことの出来る
独特な生き物です。
それに比べて、僕たちの生態システムはおそろしく軟弱で、
やはり食べ続け、眠り続け、老化(成長)することからは免れません。
そこに僕は意味を与えたいと思うし、
意味を勝ち取りたいと考えます。
それは一つの生きる価値となりうるものだからです。

長くなってしまいましたが、
>我々は所詮動物なのである。欲望のままに
>行動するのもありなんじゃないかと思う。

と、短く二行にまとめたまさしさんに、
楽観的で前向きな空気を感じて
少しだけ応援する気持ちの僕もまた、
ここにのんびり存在していることを付け加えておきます。


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