人の中にある記憶が
時々人を殺そうとする。
「懐かしい」
ただその一言が、僕を絶え間なく傷つけ続ける
懐かしいという言葉は、
ただ懐かしいだけじゃない。
人を淋しい処へ連れ去る
連れ去って傷つけ続ける。
懐かしい時間の中に僕を閉じ込めて
今の現実と意識を乖離させ、
その隔たりを持って
時の流れは残酷なんだと、
時の残酷さこそが現実なんだと
僕に教え続けて、
僕を傷つけ続ける。
同じ時は二度と来ない。
止まっている時も無い。
永遠は何処にも無い。
今、この瞬間も、僕は僕を失い続ける
僕はそれが怖くなる。
懐かしい
ただそれだけで
僕は生きている事が怖い。
助けて才子。
僕を今に繋ぎ止めて。
才子のいる世界に、僕を繋ぎ止めて。
好きだよ、才子。
僕は才子の居る現実が、好きだよ。
時々人を殺そうとする。
「懐かしい」
ただその一言が、僕を絶え間なく傷つけ続ける
懐かしいという言葉は、
ただ懐かしいだけじゃない。
人を淋しい処へ連れ去る
連れ去って傷つけ続ける。
懐かしい時間の中に僕を閉じ込めて
今の現実と意識を乖離させ、
その隔たりを持って
時の流れは残酷なんだと、
時の残酷さこそが現実なんだと
僕に教え続けて、
僕を傷つけ続ける。
同じ時は二度と来ない。
止まっている時も無い。
永遠は何処にも無い。
今、この瞬間も、僕は僕を失い続ける
僕はそれが怖くなる。
懐かしい
ただそれだけで
僕は生きている事が怖い。
助けて才子。
僕を今に繋ぎ止めて。
才子のいる世界に、僕を繋ぎ止めて。
好きだよ、才子。
僕は才子の居る現実が、好きだよ。
お腹の赤ちゃんに話しかけながら、泣きながら話しかけていたら、それまで感じていた強い不安や恐怖は、無くなりはしないけど、過ぎ去って行きました。
鋭志の孤独が、私に強く作用する
あなたを助けたい
同時に私を救って欲しい
私は弱い人間です
どうしようもなく
精神薄弱者です
私の中にある狂気が恐ろしい
コントロールが効かなくて
頭が狂って、おかしくなるんじゃないかと
日々、怯えて暮らす毎日
あなたに当たってしまい、酷く傷つけたり…
言葉の暴力に、身体的暴力で返したり…
あなたに捨てられないか
怖くてたまらない
だから、ありのままの私をなかなか見せられない
鬱に陥って、屍のようになった私を見せられない
鋭志がいつか耐えられなくなって、居なくなってしまうんしゃないか…
それとも、私が鋭志に耐えられなくなるんじゃないか…
俺に愛されたいんだろ?
まず、謝るのは、あなたです。
愛されたいのは、あなたでしょう
私達は、終わりです。
出会いたくなかった。
一年前に戻って、あなたに会うのをやめさせたい。
この人と関わると不幸になるよ!と、一年前の私を止めたい
私は初めから、あなたを愛していませんでした。
今日、妊娠している私に、入院を明日に控えている私に、罵声を浴びせるあなたを見て、
私は、この人を初めから愛してなかったと気付きました。
さよなら。
俺に愛されたいんだろ?
まず、謝るのは、あなたです。
愛されたいのは、あなたでしょう
私達は、終わりです。
出会いたくなかった。
一年前に戻って、あなたに会うのをやめさせたい。
この人と関わると不幸になるよ!と、一年前の私を止めたい
私は初めから、あなたを愛していませんでした。
今日、妊娠している私に、入院を明日に控えている私に、罵声を浴びせるあなたを見て、
私は、この人を初めから愛してなかったと気付きました。
さよなら。
でも、才子が(鋭志に捨てられた!)と思い込む時は、きっとあるんだろうね。
お互いの中にある苛立ちを、
アンガーマネジメント出来ずに
相手(外)にぶつけてしまって、
結局傷つけあうのであれば
今はもう、離れて遠くに居た方がいい、と君は思うんだろうか。
僕は、傷つけあう距離でこそ
切実に相手の存在を感じられるものだと思うけど。
傷つけあう事と、寄り添う事が
才子の中ではきちんと別々な二つに分けられているのかな?
僕の中では、今もまだ混ざり合ったままだよ。
僕が寄り添おうとすればするほど
きっと君を傷つける
心を許しあう事は出来ても
心を傷つけない程、遥か遠くに居続ける事は
僕には凄く難しいよ
僕は君が何を考えているのか知りたい。
何を想っているのか知りたい。
でも、今はそれを質問するだけでも、
きっと君は傷つくんだろうね。
この先どうしたらいいのか、わからない。
僕にわかるのは、僕が手を伸ばしたら、
ちゃんと手が届いて助けられるくらいに
傍に居たいということ。
才子が遠くに行ってしまって寂しい。
才子の臭いを嗅ぎたい。
才子の存在を感じたい。
生きている事を確かめたい。
才子、君はどこに居るの?