嘘の吐き方(うそのつきかた)
人はみんな嘘をついていると思います。僕もそうです。このページが嘘を吐き突き続ける人達のヒントになれば幸いです。
 



閉じこめられている
ずっとずっと閉じこめられている
何故こんなにもどうしようもない世界で
ずっとここにいなくちゃいけないのか。

さっさと死ねばいい
いつもそう思う

だけど
痛いのは嫌だ
苦しいのも嫌だ
つらいのも嫌だ
痒いのも嫌だ
自分を知るのが嫌だ
世界を見るのが嫌だ

全部嫌なことばかりだ
だから僕は楽な死に方を探すよりも
死がなんなのか
それを見つめる
自分の内側にあるって
誰よりも知っているはずなのに。

気が狂いそうなほど
僕は毎日同じ行動を繰り返して
同じ時間に起きて
同じ電車に乗って
同じ店で食事して

俺はこんなにも
餓死するのが怖いのか?

誰かに会うのはいつも怖いのに
いつも同じ部屋で
同じような目をした人たちに
愛想笑いで何を言う?

退屈は病的なほど僕を悩ませる
だけど怖いのは退屈じゃない
他人だ。
そこら中にあるいびつな鏡で
僕はいつも僕を見つめないといけない
僕は鏡がぎゅうぎゅう詰まった赤い箱で
いつも嫌いな自分について考える
爆破して美しい世界が開けるなら
すぐにでも爆破してやるのだけど。

でもそれはきっと、ただの破壊でしかなくって。
僕の望むようなものは何も得られない。

そして僕は何も望んでいない

心も体も精神も社会も蝕まれていく
僕は何を望めばいいだろう

世界はもうすぐ開かれる
開ききって朽ちる
壊れた真珠の瞳で
濁った目をして笑うだけ

世界はもうすぐ
白い闇の中に。


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