おぐち自給農園、2反百姓の日記

-都市の貧困と農村の貧しさをつなぐ、「生き方」としての有機農業を目指して-

原田正純さんの本を読む。

2012年06月20日 08時33分31秒 | 雑感
 昨日は、すごい雨と風でした。あんなのは久々です。ゼミを終えて、研究室でラジオを聴いていると、台風のピークは深夜と言っていたので、それを信じて、勉強会の資料づくりを始めました。。。が、それに夢中になってしまい、ふと外を見ると強風に横殴りの雨。

 校内放送も入り、まだ、21時なのにと傘をさしたらすぐ壊れました。その壊れかかった傘を盾にバックだけは死守しようとびしょ濡れの帰宅です。家にいても、音がすごいこと。
 
 と、ふと、原田正純さんの本を読み始めました。先週、実家に帰省している際、母親から「原田さん亡くなったってよ」と知らされ、体調が回復しているもんだとばかり思っていたので、驚きました。

 明治学院大学にいたころは、まわりに水俣病のことについて研究、関心を寄せている先生方が多くいらっしゃったので、色々と話を聞き、僕なりに本を読んだりしていました。師匠の勝俣先生からも研究の姿勢として、原田先生のことをよく仰っていたのを記憶しています。

 石黒雅史(2008)『原田正純聞き書き「マイネカルテ」』西日本新聞社
  http://shop.nishinippon.co.jp/asp/ItemFile/10000224.html

 ほんと、遺言書のような本です。聞き書きですので、とても読みやすいです。直接お会いしたことはありませんが、テレビや写真を見る限り、本当にやさしい顔をされていて、笑顔が印象的です。
 
 昨年、僕も想思社の資料館を訪問させていただきました。その想想社のHPにも原田さんのインタビューが掲載されています。 

原田正純さんと相思社職員弘津の思い出
http://www.soshisha.org/jp/archives/853

原田正純さんインタビュー「水俣病患者とは誰か」(聞き手・永野三智)
http://www.soshisha.org/jp/archives/866


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