れんげの画像日記

移り変わる季節の庭の花々、お散歩途中で見つけた野の花、
里山での風景などを、日記風に綴って行けたらいいと思っています。

ハエドクソウ(蠅毒草)

2020-08-14 05:19:04 | 野の花日記

ハエドクソウ(蠅毒草)
<ハエドクソウ科ハエドクソウ属>

一属一種で花は筒状、果実は先端がかぎ状で、
それが衣服や動物の毛に引っ掛かり遠くへ運ばれる。

草に殺虫成分があるので、昔は肥溜めにハエなどを発生させないために
居れたのが名前の由来。

花は筒状で、全体の長さが5~6ミリと小さくて目立たない。
花冠は唇形で上下に分かれ、上部は反り、下部は平らで比較的大きい。

花は白~淡紅色で、つぼみでは上を向いているが、
開花すると横を向く。

実になると下を向く。
草丈は15~70センチで低山の林の下などに生える。

特に殺中成分が強い根を煮詰めた汁がかってハエ取り紙になった。

もう、今の若い人は知らないだろう。
細長い油紙色の長いテープにハエがぺたぺたと、
くっついたまま、
よく天井からぶら下げてあったものだった。

 


コメント    この記事についてブログを書く
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする
« ハゼラン(櫨蘭) | トップ | カラスウリ(烏瓜)の花 »
最新の画像もっと見る

コメントを投稿

野の花日記」カテゴリの最新記事