Heart and heart

ありきたりになりがちな毎日をオンリーワンな一日に

レイン・オブ・アサシン

2011-11-15 12:04:03 | 映画
   「レッドクリフ」のジョンウー監督の最新作
    ワイヤーアクションはもちろん 個性の強い登場人物が
    レッドクリフ同様、物語をおもしろくしています


    明朝時代の中国---
    800年前にインドから中国に渡り、
    武術の奥義を究めた 達磨大師・・・
    そのミイラを手に入れた者が 武術界の覇権を握る     
    という伝説がささやかれている・・・
    そのミイラをめぐって、暗黒組織、それぞれの登場人物が戦いを
     繰り広げるストーリー・・・

    言い伝えによって 自我の欲に翻弄されつづける暗黒組織の
    リーダー 
    戦いから足を洗い静かな生活をおくりたいと願うヒロイン
    ある秘密を隠し、暗黒組織とヒロインに近づく男・・・

    欲と復讐、裏切り---人間の陰の部分を描きながらも
    ヒロインと男の出会いには、温かさがあり、それを見守る人々のキャラクターには
    愛嬌がある・・・中国映画らしい部分だと思います

    もちろん、ヒロインの剣術はすばらしく---
    剣を突き出すごとに それは美しいまでの しなり・
    曲線を描きます・・・
    
    そして、復讐心、葛藤、後悔 戦いの裏に見え隠れする 
    人間の迷いが・・・
    最後には、相手を想う気持ちで 払拭されていくのです
    
    映画の中での、相手に おもいを伝える言葉には、
    この時代の 中国という国の
    歴史をふまえた 重さがあります

    深すぎる 一途な思いが、時には私たちには 理解し難い
    行動に・・・しかし、その想いこそが相手の心を動かして
    行くのです
    
    決して単なるアクション映画 と言い切れない---
    せりふの中の言葉の大切さ、人間の心の動きは、今に通じている
    ものだと思います







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