![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/58/15/f894d548897d5b20e6478e76f159c20e.png)
観客動員数が70万人を突破したという
「蜩の記」
小説としても非常に読み応えのある物語のようです
ストーリーの軸となるものが
「縁 えにし」「契 ちぎり」といったものです
映画の冒頭で 岡田准一演じる庄三郎が
「逃れたくても 逃れられないものがある。。。」
というような 台詞をいう場面があります
この時代 この映画に出てくる人物はみな
逆らえない運命の様なものを抱えているのです
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/79/06/93ece0577284a66d66a3fcf38603ebab.png)
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/3d/0d/bb716446c48851591b02bfa2a9e22700.png)
藩のために命を落とす
お上に逆らえば、切腹を命じられる・・・
自分の思う様に生きられない時代の人々が
どのように理不尽な自分の運命を受け入れたのか?
役所広司演じる 主人公 戸田秋谷が 訳あって
命じられた10年後の切腹-----その日まで
自分の決められた命の期限を どう生きていくのか・・・
それを考えたとき
毎日をひたすら精一杯生きることで
命の終わりをうけいれられるのではという思いに辿り着きます
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/62/b3/15b6a3563864c224e7bc0a43edeccd07.png)
家族の愛、友との約束、人の人生には 必ず全うしなければいけない
何かがあります。それを 見失わなければ
どんな 非人道的罰や理不尽な運命も受け入れる事が出来るというのです
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/2f/cb/7b0461019a9d0b920e69374098a73df9.png)
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/52/25/320f2ca18b5c370d2cec68e6a9a58c7c.png)
しかし、時代が変わり 自由に生きられる自分たちが
逆に 見失ってしまった大切なものに 気づかされるようです
こころの指針がなければ生きる事さえ厳しかった時代
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/5a/14/dc4b097f3aaf03f0e2749071265ad01b.png)
主人公 戸田秋谷の日記 「蜩の記」
蜩・ひぐらしは《その日暮らし》からきているといいます
明日があるか分からない人生のなかで
ぶれない軸をもって生きる事は容易い事ではありません
自分のことだけにとらわれていないか?そんな事を考えるきっかけを
つくってくれる映画です
※コメント投稿者のブログIDはブログ作成者のみに通知されます