Heart and heart

ありきたりになりがちな毎日をオンリーワンな一日に

変化する時間軸の狭間

2013-04-30 18:09:28 | アート
   3/29から中目黒で開催されている
   「永瀬正敏」さんの写真展「変化する時間軸の狭間」---
   写真集も同時に発売され、
    それに伴ったサイン会が、代官山蔦屋書店で行われるようです。。。
    そこで書店のギャラリースペースに永瀬さんの写真が少し展示してありました

   永瀬さんは日常でもカメラを肌身離さず持ち歩くほど
    シャッターを押すことに対して、相当のこだわりを持っているようです
    おじい様が写真館を営んでいたというのは、
    かなり、後から分かった事なので 彼がカメラと向き合うようになったのは、
    偶然ではないのかもしれません。
   独学で学んだカメラは、永瀬さんにとって ライフワークなんですね。。。

   今回の写真展&写真集は インスタントフィルムによる
   撮り下ろし。。。
   日本に限らず、海外でもシャッターが切られたようです



   テーマは「変化する時間軸の狭間」
   止まることなく 流れ続ける時間・・・・
   それは、往々にして当たり前で無意識の感覚です
   しかし、そんな時間の流れを、カメラは、切り取り 静止させ、
   ややもすれば、永遠を、観る者に感じさせるのです
   
   なのに不思議と、永瀬さんの写真は、時間を切り取っていながらも、
    その儚さや、変化するものの中にある今の大切さを おしえてくれているようです・・・
   永遠など存在せず、時として時間の流れは残酷であるとも。。。

   俳優さんをなさっているだけあって、フレームの中での被写体の
    捉え方には、抜群のセンスをお持ちなのかもしれません 

   演じる事は、時間の流れの中にだけ存在すること。。。
   まさにその大切さを観る者に知らしめているかのようです
   表現者である永瀬さんが、そのもう一つのツールとして選んだカメラ

   サイレント映画の様なのに、はっきりとそこに ヒトの息づかいや
   においが感じられる作品

   彼が映す被写体が それを見る私たちのこころの何かを揺さぶってくる
    理由が分かる気がします。。。


   何と今回同時に、【Memories of A~Aの記憶】という
   写真集も発売されていました
   それは、47都道府県を廻って捉えた、地元と密着した、人々や風景の写真
   その第一弾が青森です
   劇的に変化する、時代の中で彼の目が捉えたものは何か・・・これも気になります
   それは、太宰治や寺山修司などの遺品も被写体に選んでいるようなので
    おもしろそうです。。。青森って内に秘めたパワーを持っている町なのかな?

   いずれも刺激的である事に間違いありません!!! 

代官山 蔦屋書店

2013-04-28 22:58:29 | 



   東急東横線【代官山駅】から徒歩6分
   ファッションビルの様な モダンな建物----蔦屋書店です
   言わずと知れた、TUTAYAグループのこだわりコンセプトショップです

   全国にある街のTUTAYAと一緒にして
   頂いては、困ります(笑)
   ここは、本・DVD・CDを取り扱うショップですが、
   そのラインナップが凄過ぎます!!!

   本は文学はもちろん、雑誌、車、写真、美術、料理・・・・
   オールジャンルが充実しています
   本好きにはたまらないですし、ここに来れば無いものは無いといった品揃え。。

   CDコーナーはジャズ・クラシック・60’s~80’sのロック・
   ポップスにチカラを入れたラインナップ・・・

   音楽のジャンルごと小部屋も用意され、コンシェルジュまでいます!
   高音質のヘッドフォンまで貸してくれますよ
   なんて、至れり尽くせり!

   そしてTUTAYAと言えばレンタルですが
   レンタルCDはすべて視聴が可能です
   こんなステキな窓際で、ゆったりと音楽が楽しめます
   併設された、スタバからのドリンク持ち込みオールフロアOK
   といった太っ腹!なシステム(笑)
   もちろん席は常にいっぱい!何時間でも居れますよね。。。

   映画DVDコーナーは今までDVDになっていなかった
   映画を店頭でDVDにしてくれるというサービスまであるんです
   「ない映画はない」がコンセプトだそうです。。。
   ここにも映画コンシェルジュが居ます!!!

   文具のコーナーもあれば、旅行の窓口まであります
   海外のステキな写真集を選んだら、そのまま旅行会社で旅の相談、なんて事も
    出来るんですね。。。

   すべてのフロアに、たくさんの椅子とテーブルが置いてあるので
   みんな、コーヒーを飲みながら、本、CDを楽しんでいます
   もちろん常に満席ですが。。。

   他にもスタバ以外にラグジュアリーなラウンジ
   「アンジン」があります

   ここもまた、とっても素敵なインテリアに
   ため息が出ます
   照明のデザインまで本がモチーフ。。。。
   壁には新鋭アーティストの作品がずらり!!!アート心がくすぐられます
   海外の貴重な雑誌なども壁の本棚に並びます
   もうテンション上がりすぎです(笑)
   私の好きなものばかり。。。

   散々、店内をうろうろした挙句
   この日は、「世界のファッションフォトグラファー」という写真集を購入・・・

   さらに、「永瀬正敏」さんの写真展のエリアもあったので
   それは、後ほど詳しく。。。
   あ~~~ぁ楽しすぎるっ!!!
   一日居れます。。。
   




   

山手西洋館~外交官の家~

2013-04-27 22:48:30 | 季節を感じる・・・



    石川駅より徒歩6分ほど
    坂道をのぼった丘の上に「外交官の家」はあります

    三角の屋根がとってもかわいい
    おとぎ話にでも出てきそうです

    ここは、明治政府外交官、内田氏の邸宅
    東京の渋谷から、1997年に、ここ山手イタリア庭園に
    移築されたそうです




    ダイニングテーブルは脚一本から復元されているなんて!



    タイルもステキです





    このサンルームがステキでした
    外観の三角屋根の部分かな。。。
    ここは、国の重要文化財なんだそうです。







    贅沢な雰囲気のステンドグラスがついた扉
    お天気のいい日はたっぷりの日差しに一際、輝きます

    お庭がみえます
    お花が春を感じさせてくれて感動します
    ホントにキレイな街です

    2階へ。。。





    八角形のお部屋。。。さっきのサンルームの上のあたりかな。。。?

    どの西洋館も歴史の趣のある、お部屋にキレイな
    お花がセンスよく飾られていて、見ていて気持ちイイ。。。
    こころを和ませてくれます





     お手入れの行き届いた、お部屋とお花に
     お客さまを迎え入れるやさしさが窺えます

     美しいお庭やお花を眺めているだけで、なんて心が癒されるのでしょう!!!    


    




二都物語

2013-04-26 19:26:49 | アート


  
  東急シアターオーブで上演の「二都物語」
  原作はフランス革命を背景に描かれた、悲劇の恋「二都物語」
  なのですが、舞台を古代の日本に変え、
  「ヤマタイの国」と「クナ国」の対立に設定された
   フィクションになっています

  演出家の板垣恭一氏は、芝居の重要なポイントの
   一つに、「物語は送り手の側にあるのではなくて、お客さまのアタマの中に
    
しか出現しないということ・・・」と言っています
   確かに、同じお芝居を見てもそれぞれ感想は違うし、
   見る側の経験や人生と照らし合わせてしか、
   見たモノに対する想像力は、はたらかないものです。。。

  「二都物語」はラブストーリーが軸になっていますが、
   やはり、大きなテーマは「究極の愛とは。。。」という事になるのでしょうか?
   誰もが愛する人を思うとき、その思いが無償ものであるほど、
    逆に受け取るものも大きくなっていくのではないかと思います
    それは、生きることのパワー・・チカラとなるもの・・・

   目に見えないものだからこそ、自分次第で、
    嫌なもの、欠点も、喜びに変換して引き受けていけるのです・・・・・

   さらに、劇中、何度も「・・・・人間は変われる・・・」というセリフが出てくるのですが、
   そこも、観る側に与えられたテーマの一つ。。。
   実際、過去から、現在と時間が経過していく過程で
   人間は変わらなければウソだなとも思います。。。むしろ変わる事が生きる事
    ではないかとも言えます。。。

   過去の後悔を抱えながらそれに囚われ生きる主人公のスクネ・・・
    ラストは決してハッピーエンドではないのですが、
    なぜか、最後には観る者に希望を感じさせるのです
   それは、主人公が過去の思いを払拭し、かつ未来のためにと愛を
    全うするからです

   悩み、喜び生きるそれぞれの登場人物に観客は自分を照らし合わせながら、
    「自分らしく生きるとはどういうことか・・・」という一つの答えを求められます

   未来と過去の間にある現在をどう生きるかで、その両方が変えていけると
   思いますし、変わっていく事が生きることそのものであり、
    自分らしさに近づいていけるプロセスなのかもしれません

    
   すべては愛によって成り立ち、少しずつその理解を深めつつも
    なかなか、答えにはたどり着けないもの。。。。
   だからこそ、生きる事はおもしろいのかもしれません。。。。。   















   























     

  

山手西洋館~ベーリック・ホール~

2013-04-25 16:02:53 | 季節を感じる・・・



    港の見える丘公園から山手本通りを
    歩くこと5分ほど・・・
    山手最大規模の西洋館「ベーリック・ホール」が見えてきます

    やはり、玄関ポーチの三連アーチが美しい!



    

    建物を入ってすぐ、床のタイル模様に目を奪われます
    なんてステキなんでしょう!





    日差しがたっぷりと入るお部屋の奥にはピアノも。。。

    窓の形もステキです



    サンルームの様なお部屋

    のんびりお茶したい気分です

    2階は。。。



    子供部屋。。。ここの壁は「磨き壁」といって
    何層にも重ね磨き上げた、職人の
    手間暇のかかった壁なんだそうです
    ツヤ感のあるブルーグリーンが美しい!

    バスルーム





    「ベーリック・ホール」はイギリス人貿易商
    B.Rべリック氏の邸宅・・・ここもJHモーガン氏の設計です

    


    ここの特徴でもある、四葉型の窓
    クワットレフォイルというそうです。。。かわいい

    アーチのカーブが美しく、カワイイ四葉の窓に
    白黒のタイルがアクセントの日差しがたっぷり入るお部屋は
    拝見していて、とてもわくわくします。。。


    次の目的地へ、行く途中

    代官坂の急な斜面をのぼると



    おいしいパンやさん「ブラフベーカリー」さんがあります
    ここに寄り道。。。。

    センスのあふれる店内



   どれもおいしそう!!!パンの香りがたまりません!!!

   このアーモンドクロワッサンがとってもおいしかった
    しっとりしたパウンドケーキの様なベースに
    クロワッサンのサクサクした生地が重なってサイコーです!

   お腹も大満足・・・まだまだ歩きます・・・・