Heart and heart

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ルーヴル美術館の銅版画展

2013-07-30 17:16:11 | アート

    ルーヴル美術館のカルコグラフィーコレクション
    「カルコグラフィー」とは、ギリシャ語で
    「銅版にかかれたもの」という意味
    
    カルコグラフィーのそもそものはじまりは
     ルイ14世がフランス王家の権勢を
     国内外に知らしめるために
    壮麗なイベントや芸術作品を銅版画で記録したことからと
    されています

    今では芸術作品の複製として無くてはならないのが
     カルコグラフィーです。


    まずは、ルーヴル美術館の前身
    ルーブル宮殿を描いたものから

    そして作品はベルサイユ宮殿にいたるまで
    まさに当時の王家の栄華を記録し今に残しています

    《ルネサンス

     レオナルド・ダヴィンチ
     「イザベラデステの肖像

     (ちなみに、これは銅版画でなく原画ですが・・・)
     これがすばらしかったです
     「モナリザ」もあったのですが、輪郭線を見事に排除した
     ぼかしの技術に感嘆してしまいまいた
     銅版画は点と線で構成されているのですが
     この作品に関しては、そのいずれをも全く感じさせない見事な表現でした


     ラファエロ・サンツィオ
    「美しき女庭師

     虫眼鏡も用意されていて
     緻密な描線をそれで楽しむ事ができるのです
     
    《バロック

    ニコラ・プッサン
    「アルカディアの牧人
    これも、銅版画ではないのですが
    (あくまでイメージ)
    モノクロゆえの想像力というのが広がる気がします
    曲線であってもほとんどが直線の重なりであったり
    するので、その表現力の深さに
    驚かされます。。。


    レンブラント・ハルメンス・ファン・レイン
    「自画像」
    作家自身の
    生き方についての、深い自己省察が表現されているそうです。

     フランス・ハルス     
     「ジプシー女
     決して裕福とは言えない貧困状態でありながら
      人生を享受するような、たくましい生き方が現れています

     銅版画の直線によって
     女性のシャツのしわが鋭く幾重にも
     描かれ効果的でした。

    《ロココ

     これは、銅版画ですがこうしてカラーのものも
     あるのです。
     モノクロと二つづつ 春から冬まで連作
     が並べられているのですが、冬はモノクロの方が
     その閉塞感がでている気がしました。。。。

    そして、


    美術館のロビーの窓際には
    増田洋美さんの作品の風鈴が飾られていました
    この音が何とも涼しげなんです
    やさしい音色に心地よい風を感じるようで
    癒されました。。。。






   

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