Heart and heart

ありきたりになりがちな毎日をオンリーワンな一日に

ダラス・バイヤーズクラブ

2014-04-16 19:49:28 | 映画

      主演のマシュー・マコノヒーが
       アカデミー賞 主演男優賞を獲った事でも話題の映画
       彼の役作りがとにかく凄い

      20㎏の減量は もはや 誰かもわからないくらい
       の劇的な変化で、HIV感染者の役作りに挑んでいます


 
      ここで彼は ビジュアル的に主人公ロンに近づく事もそうですが、
       ダイエットの過程で 精神的に、貴重な経験をしたようです

       究極の空腹に アタマが冴え、睡眠時間が減り
       普段当たり前と 思っていた事にありがたみを感じた・・・・というのです

     ある日突然、HIV陽性の診断を受け
       余命1か月の診断をうけた ロン-----それは晴天の霹靂
     
      テキサスのロデオで賭けをし、女を買い
       電気技師の仕事で食いつなぐ トレーラーハウスのその日暮らし



      そんな ロンが、HIVに効果があるという
       無許可の薬を密輸し、
      会費を募り、エイズ患者に売買するシステムを作り上げます
      それが
      ダラス・バイヤーズクラブ
 
      ロンは正義感をかざしているヒーローではありません
      政府と製薬会社 医学界の関係に 一石を投じ
       エイズで苦しむ人を救いたい---なんて考えもありません

      ただ ただ自分が生き延びたい。。。その一心で
       社会とたたかっていくのです

      自堕落な生活に自業自得 と思う人もいるかもしれません
      しかし、感染が 発覚してからの
      「生きたい」という ロンの思いの強さ
      生きる事への執着が 映画を見る者を釘づけにします

      死を目の前に突き付けられた 男が
       その日を境に 生きるために必死になる。。。。


      人生に振り落とされないように
       牛にしがみつく ロデオのようです。

      役作りに命を削るように 取り組む
       マシュー・マコノヒー ----彼がそこまでして
       演じたかった男の 「生への執着」

      説得力があるのは当然だと思います。

      

           

      

      

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