Heart and heart

ありきたりになりがちな毎日をオンリーワンな一日に

山下清 展

2014-06-26 16:39:20 | アート

      酒田市美術館 で開催中の
      「山下清 展」

      子どもの頃 良くテレビドラマで
      見ていた 山下清-----作品もさることながら
       彼の放浪の旅やキャラクターもとっても興味深いです。

      今回はその山下清のテレビドラマとはちょっと違った
      彼の本当の姿に近づける展覧会でした

      数多くある作品の中でやはり圧巻は
       「長岡の花火」

      彼は49歳の若さでこの世を去るのですが
       その直前、最後に残した言葉も「今年はどこの花火を見ようか。。。?」
       といったようなものでした

      それほど 彼の中で花火は特別なものだったに違いありません

      長岡の花火には戦争で亡くなった多くの人達の鎮魂の
      意味が込められています。
       当時 戦争を何より恐れていた清にとって
       この貼り絵に 強い思いが込められていても
      何ら不思議ではありません

      「みんなが 爆弾などつくらずに 花火をつくったら
        どれだけいいだろう。。。」と言っているくらいですから

      緻密な貼り絵は本当に素晴らしい
       まるで、機械のように同じ大きさでそれも物凄く小さくちぎられた
       色紙は 清のチカラでこんなにも
       美しい花火に変化するのです・・・これは実際に観て頂きたい!!



       テレビでは、旅先でスケッチし作品制作するのですが
       実際の清は 旅の間 作品を作る事はなく
       帰ってきてから、一気に自分のアタマの中の風景を
       カタチにしていったのです

       それは実際の景色と寸分の狂いもないほど
        リアルに再現されていたんだそうです

       今は何か素敵な景色を見たらすぐに
       携帯やデジカメで写真撮影。。。。

        それに夢中になりすぎて
       いつの間にか本物をしっかり自分の目で見る事が
       おろそかになっているような気もします

        ライブなどにいっても 夢中で携帯の動画撮影
       せっかく ライブに来ているのに
        携帯の画面ばかりをみてしまう 光景もチラホラ。。。

       たまには、あえて撮影をストップして
        じっくり
        自分が美しいと思ったものと対峙し、見つめてみるのも
        いいのかもしれません


       ヨーロッパ旅行の時の風景画(観光名所など)
         は、彼の画家人生の円熟期でもあって本当にステキです

        油絵にもチャレンジしつつ やはり貼り絵や
       ペン画に技法をもどしていった彼-----
    
        彼は制作スピードが速く
       絵具が乾くのを待てなかったのと、
         色を混ぜない貼り絵が好きだったのです


       初めて見たものを一度で
        正確に脳裏に焼き付けてしまう彼の才能は抜きんでていますし
        邪念が無いのところも
        余計なデータの入るスキを与えなかったのかな?と
        勝手に推察します

        雲は白と水色とグレーの色紙で
        スイスの山は 濃いグリーンと白と薄いオレンジで・・・・・

        何色もの色で構成される景色は何て美しいのでしょう!!
        これは点描の表現(ゴッホなど)にも通じています



        

       これは何とペン画-----点でグラデーションや
        強弱をつけていくのですから もはや呆気にとられてしまいます

        仕上りのイメージが明確でなければ
       絶対 ペン画はムリな技法だと思います

       色に頼らず点だけで出来上がっていく風景
        イメージをカタチにするまでの距離は
       どんな画家より短かったのかもしれません

         それは無駄のないストレートなプロセス
         まるで清の 性格と共通しているかのようです

       彼に言わせると
        欲を出すと 美しいものが そう見えなくなってしまうのだそうです

        キレイだと思った富士山も 欲張って何度も何度も
        見ると 初めの美しさではなくなっていく、と言います

       邪気の無い 素直な心の目が
       見る者を惹きつける 山下清の作品につながったのだと思います

       もちろん彼の様な作品がつくれる訳はありませんが
        せめて 素直に 物事の本質を見つめられるチカラを身に着けたいものです。。。
        
        




LINKS

2014-06-25 19:57:10 | 。。。を2倍楽しむ

      青葉通りをの路地を入ったところ
       地下1Fの カフェ「リンクス」さん
   
      ホテルのラウンジの様な 落ち着いた雰囲気が大好きです

      ここは、横浜元町の紅茶専門店「サンドグラス」の 
      姉妹店-----コンセプトは変わり続ける変わらないお店-----



      接客が行き届いてとっても
       居心地のいいお店です
      この日は梅雨空でしたが、私が
       傘立ての傍に無造作に置いた折り畳み傘は
       お手洗いに行くとき、ちらっと見たらキレイに畳まれて置いて
        ありました------なんという気遣い!!
       
      椅子も座りやすく長居したくなります


      紅茶と洋酒が楽しめますが
      カフェ ティータイム ディナーと
       一日使えるお店です


      ランチは1プレート
       しっかりと丁寧に作られたメインに、スープ
       ライスとサラダ、この日はラザニアもつきました


      もちろん オリジナルブレンドティー初め
       紅茶の種類も豊富

       ランチもケーキと好きな紅茶が選べます

      大満足です


      こうして 一人一人違う ステキなカップで
       紅茶が運ばれてきます


      カウンターの後ろは中庭のような造りになって
     いて、梅雨の雨に濡れた お庭の緑もきれいでした

     もちろん カウンターでお仕事なさっている
      スタッフの方の 無駄のない動きも見ていて
      心地よいほどです

     現状に甘んじることなく、しかし
       いつ来ても安心できる 接客とメニュー
      まさに変わり続ける 変わらないお店です

      夜はディナーとしてしっかりとお食事も頂けますし
        チーズなどのお酒のおつまみも 充実しています。。。。

      ここに来れば 気持ちの切り替えが
       出来る 心地よいお店です
           

アントニアズ フラワーズ

2014-06-20 15:38:46 | おすすめ

      LAZY SUSAN レイジースーザンの
      ショップの前を通ると いつもいい香りがします

      きつい香水とは違う さわやかな香り。。。。


      現在、アントニアズ フラワーズのフレグランス フェアを
      していました。

      アントニアズ フラワーズの生みの親
      《アントニア ベランカ》

      フラワーショップを開いた彼女がこだわったのは
      「自然の花だけが持つ 香りにいつまでも包まれていたい。。。」
      でした。


     そんな彼女が作りだしたのが
      「アントニアズ フラワーズ」
      主な成分はフリージア
       そこに ジャスミンとマグノリア・ユリの香りが入ります

       それは まるでブーケをもっているような香り


     他には、ケープコッドの海をイメージした香り
    「ソニ デル マーレ」
     イタリアンベルガモット、カシスの実、オレンジフラワー
       などが、まるで 海の風に運ばれて香るようです。

   
    「フローレ」もキュートな香り
      アントニアが、愛娘をイメージして作った甘い香り
       スイートピー、アプリコット、すずらん、など 
       夏のお庭に咲く花を連想させます。。。

     香水は苦手という方でも このフレグランスなら
    大丈夫。ピローフレグランスとしてもいかがでしょうか?
     やさしい香りに包まれて 気分よく眠りにつけますよ----




それでも夜は明ける

2014-06-19 17:53:43 | 映画

     今年度のアカデミー賞は
     偶然か分かりませんが 
      黒人人種差別・奴隷制をテーマにした
      秀作が目立ちました

     「それでも夜は明ける」これも
      黒人奴隷制度をテーマにした作品

     アメリカでもまだまだ 
     知っておかなければいけない-----
     葬られてはいけない
     暗黒の歴史となっているのです。。。。



     1865年まで続いた奴隷制度
     1808年に海外からの黒人輸入禁止制度ができてからは
      自由黒人の誘拐が多発したそうです

     「自由黒人」とは 白人の生活とはいかないまでも
     当時 比較的自由に生活していた黒人を指します
      同じ 肌の色でも自由黒人とそのほかの黒人で 区別されていたのです。



      奴隷の供給がストップしてしまった
      1808年以降は
      その自由黒人が 違法に拉致誘拐されて
      人身売買されはじめたのです

     労働力を確保するため 非人道的扱いをうけていた
      当時の奴隷制-----それはあまりにも残酷で
      目を背けたくなるものです。
      人が人を支配した時に
      浮き彫りになる
      人間のこころの闇



      それは狂気にも似た到底理解できないものであるにもかかわらず----
      
       奴隷制が廃止された 現在
      その人間の狂気と呼べる部分が 違うカタチで存在しているのでは
      ないかとも 思えてくるのです。

      もちろん 見えないところでまだまだ
      人種差別は根を張っている事も事実ですが

      一見 そういったところと まったく別の世界に
      いるようで 実は、人間の弱さや悪の部分は
      私たちの周り どこにでも 今だ 存在し得るのです。


      虐待 暴力 権力の支配・・・・
      人間が長い歴史の中で 抱えてきた こころの闇は
       ずっと変わっていないのかもしれません

      まずは 人間が行ってきた 非人道的行為
       その映画のシーンから 目を背けず見届ける事が 
       今自分たち が抱える問題を解決する
       第一歩となるはずです


      

      
    
      






THE TIME'S CAFE

2014-06-17 18:04:14 | おすすめ

勾当台、市役所の後ろに5月にオープン
     したばかりの 「タイムズカフェ」さん




     ここは 以前 なんだったけなぁ~と
     思うような、場所です

     オフィス街なので、 ランではOLさん
      で賑わうのかな?

     店内はとてもおしゃれですよ


     クッションの置いてある席が リラックスできるかも
     カウンター席もありますよ


     個人的には オープンカフェの状態も良い気がします
      お邪魔した日は 梅雨らしい しっとりと
      雨のお天気だったので、梅雨明けすれば
       テラス席が最高かも。。。。


     店員さんもとっても親切・・・・
    この日は ガトーショコラとカフェオレをオーダー
    甘すぎずしかし チョコレート感がしっかり味わえる濃厚なチョコレートでした
     ケーキの種類も豊富でしたよ

     ランチでも伺ってみたいきがします

     お値段設定はちょっぴりだけ お高めです

     カフエ好き 女子は一度は 訪れてみてもいいのでは?