この日は朝から雨模様。。。
夏の雨不足を取り戻すかのように、ここ最近降ったり止んだり
の繰り返し・・・一雨ごとに秋が深まっていくのが分かります
しかし、羽黒山登山を楽しみにしていたので 多少の雨は気にせず
強行突破・・・
ここが羽黒山の入口---随神門
平日の朝---それも雨だというのに 合羽姿のヒト
傘をさしながら山頂を目指す人が意外にいらっしゃいました
さぁ 今から。。。。という気合も入ります
石段を踏みしめながら進むと すぐに神社がみえます
こうして 山頂まで多くの神社が祀られています
少し脇道に目をやれば 鮮やかな緑の苔や植物
雨にしっとり濡れているのも良いものです
さらに進むと水の流れる音が聞こえてきます
「須賀の滝」です。近くまで行くのに真っ赤な「神橋」と
石橋を渡ります
川の流れと滝の交わるところ
空気が澄んで 深呼吸をあらためてしてみます
「須賀の滝」---決して大きな滝ではないのですが
水の流れを見ているだけで
これからの道のりに 気合が入ります
それと同時に雨もいいのかもと思えてきます
そして次に見えたのが 樹齢1000年と言われる「爺杉」
沢山の杉林の中で 圧倒的 威厳を放ってます
すぐ 奥には五重塔も見えます
しっとりと雨に濡れて けむった空気の中で
一際 神秘的 佇まいです
雪の景色もいいのかもしれません。。。
五重塔を過ぎたら 一の坂----さぁこれから3つの大きな坂
を登っていきます
朽ちた木にも 流れてきた時間の長さを感じます
途中 こんな神社も・・赤に目をうばわれます
疲れて下を見れば 黄色い落ち葉
二の坂を超えたら 休憩所 二の坂茶屋があります
ここから眺める 庄内平野は最高です!
このころは雨も上がって 遠くまではっきり景色がみえます
なんて清々しい!
最後の三の坂をのぼれば、羽黒山 山頂です
このころ 自分の鼓動が自分ではっきり聞こえるほど
大きくなっていました(笑)
「三神合祭殿」です。日本最大の茅葺屋根
奥に見える祭壇に これまで多くの人々に崇められてきた
歴史の壮大さと見えない引力を感じずにはいられません
ここに立ったら 誰もが真っ新な気持ちになるのでは?
大鐘も見事です
目の前の鏡池は水面が見えないほどでした
ここで達成感とともに 多少、疲労感も。。。
お抹茶で一服することに
山頂では お抹茶にお菓子 名物ごま豆腐も
いただけるんです。。。ごま豆腐のもっちり感、最高でした!
さらに、お参り。。。やはり山頂にもたくさんの神社が。。。。
下駄や風車も見かけました
それぞれ 神社にも謂れがあるんですよね
下山の時は少し 気持ちにゆとりがあったので
坂を必死にのぼっていた時には見えなかったものも----
一つところから動くことなく 雨の日も嵐の日も
長い年月 時間の流れに逆らうことなく生きてきた杉の林に
あるがまま生きる事をおしえられた気がします
こんなかわいい 小さなお花が咲いてます
最後にもう一度 五重塔をしっかり拝みます
上りは小雨で 帰りは晴れ、一日のうちでも天候によって
景色や五重塔が違って見えます
また 違う季節に来てみたい!
庄内平野と、それに寄り添う私たちの生活はこうして
雄大な 出羽三山によって守られているんですね
この自然への恩返しは 私たちが環境破壊に対して
それぞれが小さなアクションをおこして行く事だと思います