![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/52/65/3f7320acdb32301822879dfd3ad473c2.png)
土門拳記念館で 現在 開催中の「日本名匠伝」
女優であればその表現
将棋棋士であればその勝負
陶芸家であればその作品・・・・・
いずれも そこに迷いがないもの
それが名匠である。と土門は断言します
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/3c/6b/389b3609b70bdec310df9e380295b014.png)
レンズを覗きながら
名匠と対峙した土門は 彼らにこんな
事を感じていたようです
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/6a/a9/a93d0013067faf106b1712c08d95d343.png)
例えば 棟方志功であれば
「版画を彫る場合 その電光石火の速さに驚かない
人はいない。それは神技としか言いようがない。。。
彫刻刀を持つ以前から、そういうふうにあるように
版画はそこに生まれる。。。」
将棋棋士 升田幸三においても
「早打ちではないが、一打一打が生まれながらに
あるように打たれるのである。
その一打 一打は勝敗にこだわるのでなしに
そこに打たれるべき、そこに応ずるべき位置に
打たれるのである。。。」
それはカタチある無しに関わらず
必ず 見る者のこころを捉えて離さないチカラを
もっています
土門にここまで言わしめた 16人の名匠は
プライベートでも魅力的人物であった
事が 写真から伝わってきます
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/12/5c/c2baaa71be93fdad296a2d1a64e46dac.png)
そして 撮られる側の彼らは
土門のシャッターは押されるべくタイミングで押されると
いいます
ここでしかないというところで
土門は迷いなく シャッターを切るのです
16人の名匠を撮影した 土門も17人目の名匠である事は間違いありません