数年前に シルクドゥソレイユを見た時に
今までに見たことのない 人間の体を使った
究極のパフォーマンスに
ただただ 感動したのを覚えています
今回の映像はラスベガスのレジデントショーを中心に
7つの世界をつないだラブストーリー。。。。
日本でもなかなか見れない シルクのパフォーマンス
が映画館で見れるのです
始まりはサーカスのシーン-----
ある少女がピエロの誘導のままに入った サーカスのテント
すぐに、サーカスは始まり 空中ブランコに乗った青年が
そのパフォーマンスの途中、手が滑ってブランコから落下してしまいます
それを観ていた少女も
あわてて客席から立ち上がり 思わず場内に入っていくのですが、
青年が落ちた先は急に 砂の蟻地獄のように変わり
少女も共にその砂の中にすべりおちていくのです----
こんなシーンから 映像は始まります
はたして落ちた先は奈落の底なのか、それとも
未開の宇宙の星なのか、ここからもう映像の中のストーリーに釘づけになります
そこにはほとんどセリフはなく
ただひたすら 今までに見たことのない
パフォーマンスの物語が続いていきます
言葉の無い----からだ だけの表現
人の体が船になり、波になったかと思うと
さらには 光や音・リズムまでが 人間のそれで表されていくのです
そこでは、炎や水までが あくまで表現の道具でしかなく
すべては からだのみで 体を超えた
シルクの物語が紡ぎだされます
天と地が逆転したような 上も下もない世界に
見る側はどんどん引き込まれます
しかし、同時にそんな事でさえ どうでもよくなるほど
その世界観に 浸ってしまいたくなるのも事実です
目の前に次々と現れる無重力のシーンは
私たちが誰でも 「一度は夢の中で見てみたい。。。。」
と思わせる 究極の夢の世界でもあるのです
それは、まさに無意識かつ行方の分からない ドキドキする世界
映像を見終った時、これが 間違いなく
極上の夢から目覚めた朝と同じ気分であると言う事が出来ると思います
その余韻はいつまでも続き、
----人が出来る事の
すべての可能性は無限である----というメッセージを受け取ったような
気がするのです
トイレに行こうと思ってシアターを出たらこんなパネルが 見えました
どんな映画なんだろう(笑)かわいい!!!