地球の宝石

　　　　　岩合光昭どうぶつ写真展～地球の宝石～

　　　　　動物写真家の岩合さんが40年にもわたって
　　　　　撮った、絶滅危惧種である野生動物の姿
　　　　　をＢ・Ｔ・グリーヴ氏の文とともに展示した企画

　　　　　その中には、すでに絶滅してしまった動物もいて
　　　　　地球環境破壊の現実と　環境保護のこれからを
　　　　　考えさせられる、写真展のようです

　　　　　風もなく穏やかな日差しがふりそそぐ、貴重な一日

　　　　　ガラスに映る鳥海山の景色が見事でした

　　　　　こんな、晴れた日は、雪もいいかなと思える
　　　　　珍しい日です



　　　　　今回の写真展、動物の愛らしさと同時に
　　　　　その姿の美しさにとにかく目を奪われます
　　　　　シマウマのストライプ模様
　　　　　キアゲハの白黒の線の中に点のように置かれる青と赤の色
　　　　　カモフラージュの為に描かれるカメレオンの背中の模様。。。。。
　　　　　
　　　　　それは、足の付け根からつま先まで
　　　　　乱れる事無く、ある規則性に沿うかの様な美しさだったり、
　　　　　あるいは、蝶の羽の曲線に沿ったラインのつながりは
　　　　　どんなデザイナーも創ることの出来ない究極の自然界アート

　　　　　そして、その動物たちが日々、生きる姿は
　　　　　さらなる、「動」のデザイン表現

　　　　　2羽のツルによる求愛のダンス------
　　　　　頭の先からつま先、さらに、翼が描くカーブとそのバランス
　　　　　には、人間が息をのむ自然界の法則があるかのようです

　　　　　そして、サーバルが、草原をかける姿は、
　　　　　手足を伸ばしカラダ全部で筋肉のしなりによる
　　　　　大きなアーチを描き。。。

　　　　　エンペラーペンギンはグッとお腹をふくらませると
　　　　　背中の黒のカラーが、きらきらと光り出し、その後泳ぐ
　　　　　であろう水の水面とリンクするのです　　　　　
　　　　　
　　　　　ただただ、ため息の出るような美しさです
　　　　　そして、それは決して人間には作り出せない、自然が生み出したデザイン

　　　　　もちろん、そんな野生動物が生きる場所は、人間に侵されない
　　　　　壮大な自然であるという事も忘れてはいけません
　　　　　しかし、同時に、その自然が今もって環境破壊され続けて
　　　　　いるというのも事実なのです

　　　　　Ｂ・Ｔグリーヴ氏は
　　　　　「人間同士が理解しあえなかったら
　　　　　　　どうして動物と人間が理解しあえるであろう」
　　　　　　と言います
　　　　　動物同士がつながり、その動物と自然は強くつながっています
　　　　　そこに、人間と自然のつながり無くしては
　　　　　いずれ、私たちの存在すら、ありえなくなるのです
　　　　　
　　　　　言葉を話さない動物たちの、こころの声が
　　　　　写真から伝わってくるようでした

　　　　　美しい自然の中に佇む、美しい野生動物の姿に
　　　　　人間には真似することの出来ない　圧倒的な存在感を感じ
　　　　　それに敬意を表さずにはいられないのです

　　　　　人間本位の考えが　動物の生態を脅かし
　　　　　さらには、その人同士ですら、思いやりを無くして
　　　　　社会のバランスを崩そうとしているのではないのか。。。
　　　　　と考えさせられます
　　　　　そして、身近な小さな事を見逃していては
　　　　　何一つとして、解決出来ないのだと痛感します



　　　　　ロビーにはこんなかわいい、ぬいぐるみたち









　　　　美術館の庭園----ここは、たまに野ウサギも通るらしいです
　　　　確かに足跡も・・・
　　　　

　　　　こんな風に動物は私たちのすぐそばにいるんですね


　　　　　
　　　　　　　　
　

　　　　　
　　　　　
　　　　　

ゴリラ食堂

　　　　　中心街の喧騒から少し逸れた
　　　　　オフィス街の中のビルの地下
　　　　　にある「ゴリラ食堂」

　　　　　以前から気になっていて、やっとおじゃま出来ました



　　　　　店内は名前に反して、かわいいカンジ
　　　　　手作り感のあふれる、落ち着ける空間です

　　　　　壁画がとってもかわいい

　　　　　オーナーさんは何とキャンドルアーティスト
　　　　　この大きなキャンドルはすべて　オーナーさんの手作り
　　　　　販売もしてるんですよ
　　　　　他にも物販のコーナーにはゴリラのアクセサリー
　　　　　や、ガラスアート、ニットのシュシュなど
　　　　　いろんなカワイイ雑貨がならんでいました
　　　　　全てオーナーさんの知り合いのアーティストさんの作品だそうです

　　　　　雑貨を見て楽しんでいるうちに
　　　　　この日のランチ
　　　　　「牛もつ塩煮込み」ランチが出てきました
　　　　　この、牛もつが絶品！！！どうして　キャンドルも
　　　　　こんなにおいしい牛もつも、両方作れるんでしょう？
　　　　　柔らかくて、あっさりしながらコクのある
　　　　　塩味は後を引きます

　　　　　ドリンクとちょっとしたデザードでつきます
　　　　　大満足でお店をあとにしました
　　　　　中心街から外れているにも関わらず
　　　　　たくさんのお客様で賑わっていた理由が分かりました


　　　　　近くをふらふらしながら、気になったお店が。。。

　　　　　「オジーノカリーヤ」・・・・カレーやさんです

　　　　　そういえば　カレー好きのお客様と、以前
　　　　　ここのお話になった事がありました

　　　　　かわいいバス

　　　　　古民家を改装した、レトロな雰囲気のカレーやさんですね
　　　　　昭和のかおりが漂います
　　　　　ここも、今度来てみたい・・・

　　　　　少し道を逸れて、足を延ばすと、またいろんなお店が発見できて楽しい！　　　　　
　　　　　

リサローブ

　　　「リサローブ」のビルボードライブ東京でのライブ

　　　数年前　サロンで彼女の「ケーキ＆パイ」はヘヴィーローテーションでした
　　　そして、久しぶりに新しいアルバムの発売とそれを
　　　引っさげての来日ライブ----
　　　彼女はその間　2人のお子さんを産んでいたんですね

　　　新しいアルバムは「ノーフェアリーテイル」
　　　プロデューサーはフロリダのメロディックパンクバンド「NewFoundGlory」の
　　　チャドギルバート
　　　なので、今回はバンド色の強いポップな楽曲が揃っています

　　　そしてこの、ライブ会場が「ビルボードライブ東京」
　　　ラグジュアリー感漂う　すてきなライブハウスなんです！





　　　六本木のこのすばらしい夜景。。。。ここをバックに音楽
　　　を楽しむなんてステキすぎる！！！
　　　もう始まる前からテンション上がります

　　　ドリンクは1オーダー制
　　　あとは、お食事も楽しみながら　ライブが見れるんです
　　　この日は、ここのオリジナルカクテルをオーダー
　　　スタッフの方の接客も至れり尽くせりで、かなり非日常空間
　　　そのうえ、このカクテルがビックリするほどおいしい（笑）

　　　リサの曲はクールな歌詞が魅力
　　　しかし、彼女自身はさらさらのミディアムストレートがとってもキュート
　　　メタリックなシルバーのミニフレアースカートにブーツ
　　　ギター片手に歌う甘い声は
　　　まるでアルバムタイトルに反しているかのよう
　
　　　NEWアルバムからの、ノリのいいバンドサウンドが続いて
　　　中盤はアコギのスローな選曲
　　　もちろん映画「リアリティバイツ」に使われ
　　　彼女の代表曲になった「stay」も披露・・・

　　　もう会場は終始彼女のキュートさに翻弄されっぱなし！

　　　NEWアルバムと時期を置かずに発売されたベストアルバムも
　　　やっぱり彼女の実力が本物であることを実感させて
　　　くれますし、ギター1本で表現されるリサのクールワールド
　　　が、目の前でそれを確信させてくれるのです・・・・

　　　彼女の音楽は、ママになっても
　　　ひとりの女性であり、誰にでも似たような日常があるのよ。。。
　　　と、語りかけてくるようです
　　　その声が　キュートなので、リサの笑顔に釘づけになります

　　　東京の夜景をバックに歌うリサは、きらきらしていて
　　　私たちにも、それを忘れてはだめよ・・・・と言っているようでした
　　　

サンデージャム

　　　気づけば　世の中は、何となくパンケーキブーム
　　　そういえば　エッグスンシングスに始まり
　　　場所は原宿があついようです。。。

　　　この日は、表参道の「サンデージャム」へ

　　　かわいい階段・・・

　　　ここは逗子が本店

　　　

　　　ブルーやイエローの椅子がポップで　ハワイの様な
　　　南の島を想像させます


　　　ココナッツ入りのパンケーキが人気のようです
　　　そこに、ベーコンもしくはソーセージがのってきます
　　　　ホイップはもちろんたっぷりです

　　　コースターもかわいい！　　　
　　　マグカップや缶バッチなど　ロゴ入りのかわいいグッズも販売
　　　　してました
　　　店内は　おそらく逗子の海だと思うのですが
　　　ステキなお写真もパネルになって　レイアウトされてました
　　　どうして、スウィーツを食べている時はこんなに幸せなんだろう・・・？
　　　大満足！！！


　　　夕方、休憩したくて入ったブックカフェ「シーモアグラス」

　　　　ここは、インテリアも雑多なのですがあたたかいカンジで
　　　　　とても落ち着きます

　　　　ここの特徴は何と言っても
　　　　置いてある、たくさんの絵本。。。
　　　　所せましと並ぶ本の中から
　　　　久しぶりに、子供の頃に読んだ「スーホの白い馬」を再読
　　　　内容を忘れていたので、思い返せました

　　　　さらに久しぶりに、伊坂幸太郎さんの　短編も
　　　　読ませていただきました
　　　　やっぱりいいなぁ～
　　　
　　　　たのしい本とおいしいコーヒー
　　　　これだけで、最高の時間が過ごせます！！！

会田 誠 展 ～天才でごめんなさい～

　　　六本木ヒルズの森美術館で開催中の
　　　会田誠　展～天才でごめんなさい～



　　　いきなりエントランスは赤く大きなちょうちんでお出迎え・・・

　　　テーマは「ハート」・・・・よく見ると、”こころ”の文字が書いてあります

　　　真っ赤で大きな球体は　静かにふつふつと
　　　おおきな活動を始める前のマグマの様にもみえました


　　　会田誠さんは、奈良美智さんなどと並ぶ
　　　現代アーティストの一人・・・
　　　新潟出身のようで、少し親近感もおぼえます

　　　まったく、予備知識なしで行ったのですが、
　　　これがおもしろい！

　　　表現がウイットに富んでいて、テーマは戦争から時代を風刺したものまで
　　　多岐にわたっています。。。彼の興味の範囲の広さと知識の多さが伺えます

　　　そして物事を、一般的なものとは違った角度で切り込むところが
　　　何とも興味をひきます

　　　物事を反転させて、さらに強烈なインパクトで見る側に強くメッセージを
　　　　投げかけてくるカンジです
　　　こんなにも、表現には、たくさんの方法があるのかと驚かされます
　　　
　　　そして、さらに　ユーモア・皮肉・ギリギリの危険性が、ごちゃまぜで
　　　　その散らかり様が、会田さんの頭のなかそのものであり
　　　　完全、独自の個性になっています

　　　”美しさと残酷さ”　”フィクションとノンフィクション”
　　　”大胆さと緻密さ”　”大きなスケールとディテール”。。。。
　　　これでもか、という程に相反するものを混ぜ合わせ　ぶつけてきます

　　　ＮＹのセントラルパークで、やる事もなくぼんやりしていて、ふと浮かんだ
　　　「新宿御苑大改造計画」

　　　ホームレスの為に造った段ボールのお城・・・「新宿城」

　　　全面ピンクの部屋に掛けてある「ニトログリセリンのシチュー」という絵

　　　タイトルだけでも、えっ何！？といった作品がずらりと並んで
　　　　いろんなイメージが膨らみます

　　　それが、今、社会に起こっていることへの、彼の問題提起であり
　　　常識やタヴーといったものへの挑戦だったり
　　　それは、それは大変なエネルギーを必要とする活動である事は間違いありません

　　　そして、そこから、私たちは間違いなく
　　　何かしらのパワーを受け取る事ができると同時に
　　　いつまでも　頭を離れない彼の作品の中毒性に　苦笑いしてしまうかもしれません

　　　帰りはまた　この作品に掴まれました（笑）