六本木ミッドタウンの中に
こんな施設があるなんて、今まで全然気づきませんでした。
「21_21 DESIGN SIGHT」
ここは安藤忠雄氏設計のミュージアム
しかし、既存の一般的ミュージアムとは
一線を画しているのがここの特徴
分かりやすく言うと
デザインについて考える施設というのか-----
私たちを囲むすべてのものをデザインという
視点から考えてみよう-----という
ミュージアムかもしれません
とにもかくにも、この美しい建築
安藤氏のデザインがまずは ここを訪れた
人々の目をくぎ付けにします。
紙を折る様に、傾斜を描く屋根が印象的
中もどうなっているのか気になります
入ったらすぐに
階段を下りて地下になっているんですね。。。
表からみたガラスはほんの一部
こうして地下深く 吹き抜けのようになっています
これを見るだけでも、大満足
なんでこんなデザインが出来るのだろう---?
この日は今まで開催された 展示の総まとめになっていました
テーマごとブースに分かれています
例えば----東北の手仕事
宮城県白石で作られる
白石和紙----これは90を超えるおばあさんが中心となって
工房を切り盛りし和紙をすいています。
それは、原料のカジノキを育てるところから始まる
徹底ぶり
その伝統ある、上質な和紙は
1200年続く、東大寺の法要で
修行僧が身に着ける紙衣に使われているのです
これは三宅一生氏がデザインしたもの
かと思えば、ダイソンのクリーナー使った
こんなものも。。。
すでに、デザインとして成立している
クリーナーを分解し、その部品をカラダの部位に合わせて
洋服のように再構築させたもの
このように多種多様な展示が今まで行われて来たのがわかります
そのなかのこれは、ほんの一部-----
いろんな角度から切り込んで
デザインというものを考える--------そうすると
やはり、私たちを取り囲む すべてのものはデザインされ
デザインで成り立っていると言えます。。。
建築や洋服だけではありません----
それは、伝統工芸であったり
毎日使う 文字もデザインと言えるかもしれません----
さらには、生き方そのものも
デザインしていけると考えれば
どんどん面白くなっていきます。。。。
日本のデザインにはすばらしいものがたくさんあります。
そのアイデンティティを考えるには いい機会だと思います
アタマを柔軟に、視点を変える事で 新しいものが見えてきます。。。。