Heart and heart

ありきたりになりがちな毎日をオンリーワンな一日に

石川綾子 バイオリンコンサート

2016-01-14 13:18:05 | ライブ

響ホールで行われた石川綾子バイオリンコンサート 
「全豪NO1バイオリニスト」と書かれていますが
彼女の経歴が凄い!

4歳でバイオリンを始めて
5歳で渡英・・・ロンドン音楽学校パーセルスクールに史上最年少で合格します
そして
15歳で来豪・・・「The Australian Musicians Academy Award」全豪優勝者大会で1位
全豪ベストパフォーマーになります
さらに
国立シドニー大学、国立シドニー音楽院にトップ合格し
メリットスカラシップを受賞
同大学を首席で卒業するのです

まだまだ彼女の受賞歴はたくさん
書ききれないほど


バイオリンのテクニックが素晴らしいのはもちろん
彼女の魅力は類まれなその表現力

日本ではバイオリンのテクニックと厳しさを学び
オーストラリアでは表現力と楽しさを学んだ・・・・・と言います

日本のレッスンは受動的、オーストラリアは能動的
対照的ではありますが
しかしどちらが欠けても今の自分の演奏は無いそうです

今回のセットリストも
そんな卓越した表現力とテクニックをもった彼女らしいものでした

*四季より”春”第一楽章
*天空の城ラピュタより「君をのせて」
*そばかす
*チャールダッシュ。。。。などなど

アニソンやボカロを積極的に演奏したり
音楽のジャンルを超えたアーティストとの共演が
彼女の名を世に知らしめるきっかけになっている事は確かです

オーディエンスと演奏者の壁
音楽のジャンルの壁を無くしたいというのが
活動の指針

なので
プログラムの構成もおもしろいですし
MCも、お客様に楽しんで帰って貰いたい・・・という
思いが伝わってくるものでした



もちろんそれは裏打ちされた
技術があってこそのもの


MCで言っていたのですが
当日演奏に使われたバイオリンは約300年前のもの

遠い海をわたり
長い年月を経て石川綾子氏ものとへ辿り着いたバイオリン

そして、田舎の小さな会場で
とてつもなく価値あるものが奏でる
スケールの大きな演奏。。。。。

それは最高に幸福な時間です

作られた当時、
300年後、このバイオリンでボカロが演奏されるなんて
想像出来るはずもありませんが(笑)


一曲一曲に魂を込めて演奏する
彼女の音にただただ感動するばかりです



押尾コータロー アコースティックライブ

2015-12-11 15:07:00 | ライブ

先日 響ホールで行われた押尾コータローの
アコースティックギターライブ

あまりギターのソロライブは聴いた事が無かったのですが
素晴らしいと思ったのが
その表現の幅の広さ

まるで一本のギターとは思えない音
それは二重奏にも三重奏にも
聴こえてきます


一本のギターからいったい何種類の音が奏でられるのでしょう

印象的だったのが
「戦場のメリークリスマス」と「ミッションインポッシブル」
映画音楽です

目を閉じると繊細に表現される
ギターの音色が
ピアノやフルート、にも聴こえてくるから不思議です

チャップリンの映画モダンタイムスからの
「スマイル」も秀逸でした

これらはみな、
最新アルバム「Tussie mussieⅡ loves cinema」
からのチョイス

タッジー マッジーと呼びます
意味はハーブの花束


ステージの演出も客席を楽しませ
飽きさせないもの
グイグイ引き込まれます。。。。




大阪出身という事もあってか
MCもかなりおもしろく
関西弁で笑わせてくれます

他には「ボレロ」や 
彼のオリジナル曲のどれも良かったと思います

ラストの「マザー」という曲、
MCのせいもあったかもしれませんが
演奏中
誰もが、大切な人をこころに浮かべて
少しセンチメンタルな気分になったのではないでしょうか?


ステキな音楽は聴いていると
雄大な景色が浮かんできます

そのあまりの大きさに
自分の存在がちっぽけに感じてしまうほど

しかしそれは
ついつい足元だけをみてしまいがちな
日常の目線をもっと遠くに広げてくれる事

ギターの可能性に驚かされ
非日常へトリップさせてくれる
素晴らしい時間でした


まだ二回しか行ってませんが
響きホールは本当にステキな会場です

もっとたくさんの音楽を聴きたいものです




SAKANAQUARIUM 2015-2016

2015-10-28 19:42:44 | ライブ

日本武道館で10月26に開催された
サカナクションのライブ

彼らのライブは初めてでしたが、
物凄くエキサイティングな夜でした

ボーカルの山口さんも言っていましたが
「今まで見た事の無いライブを見せたい。。。」
という言葉通りの
楽しい内容でした

会場がまだ暗くなる前
開場時間が迫ってきたころ
ステージの下で和太鼓の演奏がいきなり始まります

こちらとしては
まさか、サカナのライブで和太鼓???でしたが
聴いているうちにどんどん太鼓のリズムにのって
気分が高揚してきます


しかし一転
太鼓の演奏が終わり
照明が暗転すると・・・・・
電子音にのった横並びの5人が
現れ 近未来的雰囲気に突如ステージが変化していきます

セットリストはこちらです



Aoiのころに会場のテンションはマックス
アリーナはスタンディングだったのですが
武道館はもはやライブハウスでした

もちろん照明を使ったヒカリの演出が素晴らしく
サカナらしい期待通りの
音とヒカリと映像の相乗効果だったと思います

「夜の踊り子」では舞妓さんまで登場
曲にあわせて踊るので驚きです(笑)
再び和太鼓がさらにステージを盛り上げます

最後は映画「バクマン」の主題歌
「新宝島」

余談ですが、映画も物凄く良かったのでおすすめです

マンガをつくりあげる苦悩と
音楽をつくりあげる苦労は同じようです
そんな詩をポップなメロディーにのせて
映画の世界観にぴったりはめた感じです

山口さんとしては
どんどん音楽で映像やアートのジャンルに関わっていきたいようです


これからのサカナクションの進化が楽しみです
ファンを楽しませたいという気持ちが
物凄く伝わってくるライブでした



タキシード

2015-08-27 19:42:29 | ライブ

       ビルボードライブ東京での
       「タキシード」一夜限りのライブ 

       シンガーソングライター、メイヤーホーソーンと
       たくさんのヒットをとばしてきたプロデューサー
       ジェイク・ワン 
       最強の二人のユニットが「タキシード」です


       ビルボードの小さなライブハウスで
       観られる贅沢!!


       先行発売されたアルバム「TUXEDO」
       現代版ディスコ
       ブギー、R&Bといえばいいのでしょうか

       ソウルや西海岸ファンク、90年代ヒップホップ・・・まで
       昇華させた最強の踊れるアルバムになっています




       とにかくカッコいいに尽きる!!
       どんなジャンルの音楽ファンも納得できるのでは?
       というステージ



       お客様もほぼ総立ち
       椅子とテーブルのあるライブハウスでは
       珍しい事です

       メイヤーホーソーンの声はアルバムより
       さらに伸びやかでキレイでした

       声にたくさんの表情があって
       聴く人を楽しませてくれます

       タキシードを着た二人がステージにいるだけで
       かっこいいに決まっているのですが・・・(笑)
       途中スマホでの撮影会の様になってましたが
       ツーショットがとれた方は最高の思い出になったのでは 
       ないかと思います

       
       2枚目のアルバムも期待したいところです

       聴かせて、ノレるステージでした
       



       

OZOMATOLI

2015-05-27 19:12:09 | ライブ
  5月25日にブルーノートで行われた「OZOMATOLI」
   オゾマトリのライブ

  日本では知る人ぞ知るLAの人気バンド オゾマトリ

  彼らに音楽のジャンル分けなど
  無意味です

   なぜなら
   ラテンをベースに、ジャズ、ファンク、ロック
    ヒップホップ、アフリカンミュージックがブレンドされた
    ワールドミュージックが彼らのスタイルだからです

   それはまるでお祭りのような音楽
   聴く人誰もが
   踊り出したくなるような楽しい曲ばかり




   今回も初めからノリノリです

   CDで聴くよりライブが楽しいバンド




   6人で構成されるメンバーだって多国籍です
    多くの人種が存在するLAを拠点に活動する事も
    また自然な事かもしれません

   彼らはそれらこだわって音づくりをしています


    3rdアルバム「ストリート サインズ」
    はグラミー賞とラテングラミー賞の両方を受賞

    これから夏に向けてぴったりの音楽です
    ドライブに大音量で聴くのも楽しいかもしれません




    20周年を迎える彼らの集大成的ライブ

    リリースした今までのアルバムから
    新旧問わずの選曲です



    最後はステージから降りて客席でのパフォーマンス

    オーディエンスを巻き込むのはお手のもの



    誰だってハッピーになれる音楽です



     音楽を通して異人種の共存を体現している彼ら
     
     音楽はボーダーレス
     とはいっても

     ルーツの違うメンバー同士の曲作りだって容易ではないはず

     しかしこうして互いの個性が昇華し
     ジャンルを超えて新しい音楽が生まれるのです

     これからの季節 皆で楽しむには最高の曲ばかりです
     その場を盛り上げてくれる事は間違いありません