Heart and heart

ありきたりになりがちな毎日をオンリーワンな一日に

ビューティグラフィックス展 2015”バトル”

2015-09-27 19:35:24 | アート

去年も行われて好評だった
ビューティグラフィックス展

資生堂のトップクリエイターが自由な発想の表現を競います
普段は資生堂の宣伝デザインで活躍する
3名のクリエイターの作品

それはステキでないはずがありません


会場は資生堂ビル
ショーウインドウではこの作品がお出迎え


二人の女性が美を競う??
まさに「バトル」です。。。!

まるでツインの二人
メイクのポイントカラーが印象的です

日本女性はファッションや美に関しては
関心が高いと言われています

毎朝、着替えたら
メイクをしてヘアを整える
戦闘準備ができて一歩部屋を出たらそこからは毎日がバトル!!!

とはいえ、とてもキュートな作品です


エスカレーターを上ってすぐは
佐藤氏の作品

振付師のジョンテ・モーニングとモデルの松岡モナを
使った動画とグラフィック写真




これは直接見て頂きたい
髪の動きとパフォーマンスが計算された美しさ

真っ赤な衣裳で踊る松岡モナが
何とも、力強くミステリアス  

舞台にしたら面白いとおもいます







丸橋氏の作品

目指すイメージがモデルの顔の上で
パレットになって表現されています

一見ナチュラルでありつつ
内には、自信や迷い、チカラ強さや弱さ
相反する複雑な思いが渦をまいているようにも見えます

女性はいつの日も
こうなりたい。。。という思いを秘めて
メイクをするのです





そして非常に惹かれた作品がこれ

近未来の輝く女性像とメイクの可能性が現されています



釘づけです
部屋に飾って置きたいほど・・・

目や耳、唇から発せられるあやしいほどのヒカリ
それはこれから、より進化する女性の象徴

今回のテーマは「バトル」
どうやら女性は自分が成長するために
日々、自分と闘っているようです

リサとガスパール

2015-09-24 13:16:24 | アート

先月開催されていた「リサとガスパール展」
フランスで生まれたこの物語は
日本でもお馴染みの人気絵本

しかし意外にも日本語訳されてからまだ15年ほどなんですね


読んだ事は無くてもこのキャラクターはだれでも
一度は目にしたことがあるはず


犬とも猫ともつかない
なんとも不思議で愛らしいリサとボーイフレンドのガスパール
は、架空の動物


それは、ゲオルグのイラストとアン夫人のストーリー
からできています

この物語が始まるきっかけはゲオルグがアンに
贈ったクリスマスプレゼントの
赤い手帳

今回もこの手帳は展示されています

ゲオルグはアンが欲しがっていた
手帳にオリジナルの絵を描いて贈るのです

それは犬の様なカンガルーのような
二本立ちのかわいらしい動物


それがリサとガスパールの原型です


  
沢山の原画は見ているだけで癒されます


いたずらでやんちゃなリサとガスパール
喧嘩したり周りに迷惑をかけたり


何をするか分からない彼らたちは
きっとゲオルグとアンの子供達の普段の行動から
きているのかも


もちろんグッズだってカワイイ



なんとなく心当たりのある彼らの日常
大人だって自分の子どもの頃を思い出したり
自分の子どもに照らし合わせたり


大切な絵本との出会いはいつまでも
思い出となって心の中に残っています

セッション

2015-09-12 21:56:36 | 映画

アカデミー賞、助演男優賞の受賞ほか二部門を
受賞した映画「セッション」
しかし、そんな宣伝文句など無くとも
観る人に充分に訴えるチカラのある作品です

個人的にも
今年鑑賞した映画のなかでは群を抜いてインパクトのある
作品でした

とにかく見て頂きたい


名門音楽学校に入学したニーマン
そこには度を越したスパルタ鬼教師がいました

音楽を究めようとするあまり
行き過ぎたレッスンをする教師フレッチャー

その狂気に迫る指導の様子は見ていている側も
だんだんと追い詰められ
心が締め付けられるように痛く感じるほどです


しかし、
映画の途中から、この憑りつかれたようにドラムに向う
青年ニーマンと残酷非道なほどの鬼教師フレッチャーから
片時も目を離せなくなるのも事実です


もしも、
何か技術を習得するために邁進していた。。。
師と呼べる人と真剣に対峙し、認められるため努力した。。。

一度でもそんな経験のある人なら
もの凄く共感できる部分がこの映画にはあるはずです


そのストイックなまでのレッスンは逆に、
周りが見えなくなるほど夢中になったものが無い。。。
という人には
嫉妬に似た思いを引き起こす可能性もありそうです

ここで注目したいのが
ジャズドラマーになるという夢を真剣に追うあまり
大切なものを見失ってしまう主人公ニーマンの姿です



それは、ただ闇雲にドラムをたたいているだけの迷走、
に見えてきます

悔しさが、わずかでも怒りに姿を変えた時、
目的が、虚栄心や顕示欲に変わった時、
視野は狭まり自分の思いとは裏腹に
技術の伸びと進化は確実に、止まってしまうという事実です

不思議なほど心の成長と
技術の進化は表裏一体となります

彼に厳しいレッスンを強いるフレッチャーでさえも
実は、まだ道の途中、 
五里霧中に見えてきます



音楽は「音を楽しむ」-----
なんて悠長な事を言っていられないのがこの映画
「なんでも楽しみながらやる事が大切」
なんて言葉もあてはまりません

一見、ストイックに夢中になるあまり
行き過ぎてしまう二人の姿は間違った事のように思えるのですが、
しかし
何かを究めようと思ったら
その時は楽しいなんんて思えないのが本来なのかもしれません

もがき苦しんでいる時は
辛い心情以外の何物でもないのです

しかしそこを経験した人しか
到達できない頂き、がある事は
映画のクライマックスで明らかになります

最後に観客のモヤモヤが一気に解消される瞬間です

そこで初めて
音楽は楽しいもの、だと思えるのです

心を動かし高揚させる
世の中の様々な物事にはちゃんとその理由が存在している事が解かります




















英国の夢ラファエル前派展

2015-09-04 19:05:11 | アート
新潟市美術館で開催中の「ラファエル前派展」

開館30周年の記念の企画展もあるのですが
なんと東京開催に先駆けての新潟開催なのです
東京より早く新潟で見られるなんて贅沢です
 

新潟市美術館は今回リニューアルオープン

この日も夜のロビーコンサートなど
興味深いイベントが目白押しです


ラファエル前派とはロセッティやミレイ、ハントなどによって結成された美術集団
それまでのイギリスの絵画はアカデミックなものが主流でしたが
聖書や神話を基に細部を忠実に描写した新しい絵画作品を生み出したのです



私が大好きなのはロセッティのこの作品
今にも動き出しそうな女性は
非常にリアルに描かれています

色使いも大好きな理由の一つ
朱赤のドレスにグリーンのストールの対比が物凄く美しいのです

髪は一本一本が触れたくなるほど
繊細に描かれさらに、凛とした女性の表情にも目を奪われます


とても油彩とは思えないほど
どれも繊細な筆のタッチ

これらは19世紀後半のイギリスの美術史をつくっていくのです

東京でも依然ラファエル前派展は見ましたが
初めての作品がほとんどでしたので
非常に楽しめました

何よりも
空いているのがいい(笑)
東京ならこうはいかないでしょう

人の少ない会場でじっくりとリバプール国立美術館所蔵の作品を
見られる贅沢!!


想像の世界
まるで物語の一ページを覗くような
わくわく感があります

描く事を楽しんでいるような作品の数々

物言わぬ作品の主人公の心の声が聞こえてくるようです


もう一つ

作品を鑑賞したらここで一休みして頂きたい!!

広くはないのですがとてもすてきな館内のカフェ。。。


小麦にこだわったベーグルも絶品
種類もたくさん!!


ラスクも美味しかったですよ・・・

美術館のもう一つの楽しみです



































ロンシャンXジェレーミースコット

2015-09-03 20:13:03 | ファッション

      ロンシャンとジェレミースコットのコラボレーション
      17弾!!


     イギリスの童謡 「ハンプティ・ダンプティ」
     とジェレミーが描くカワイイ動物たちのミックス

     今回もカワイすぎる!!

     持ち手のレザー部分のカラーがブルーというのも
      珍しい事
 

     意外にどんなファッションにもしっくりきてしまうから不思議


     一度持ったらやめられない
     中毒性のある、このバック・・・

     もうコレクターになってしまいました
   
     他のバックがもてません(笑)
     このかわいさにハマると大変!!!

     もう次のシーズンのデザインが楽しみです

     そのうえ、持ってるとほめられ率が高いので
      ちょっぴり自慢のバックです
 
     こんな刺激的なジェレミーのお仕事
      足元にもおよびませんが
      少しでも見習いたいものです