ルーヴル美術館の銅版画展 ②

　　　　　青空の快晴とはいきませんが、
　　　　　雨が上がって緑の芝が美しい中庭------
　　　　　少し丈の伸びたそれを踏みしめながら
　　　　　お散歩すると、とても気持ちいいいものです





　　　　　
　　　　《19世紀フランス絵画》

　　　　エドガー・ドガ
　　　　「バレエのレッスン」
　　　　
　　　　フランス革命によってロココを支えていた政治体制がくずれ
　　　　それに代わって、印象派・象徴主義が誕生します

　　　　神秘的で幻想的なものが特徴です


　　　　アントワーヌ＝ジャングロ
　　　　　「アルコレ橋のボナパルト」

　　　　　1796年11月　ナポレオン率いるフランス軍が神聖ローマ帝国軍
　　　　　に勝利します　　その英雄性が強く現れています

　　　　銅版画は髪の毛の線一本一本を緻密に描き
　　　　　それが鋭く勢いを増し
　　　　　この作品に強さをあたえていました

　　　　ジャックールイ・ダヴィット
　　　　　「サビニの女たち」　　　　
　　　　　この作品も非常に印象に残っています。
　　　　　混乱の様子が完璧に模写され、
　　　　　構図の美しさも際立っていました。


　　　　　ギュスターヴ・モロー
　　　　　「オルフェスの首を運ぶトラキアの娘」

　　　　　トラキアの女たちに八つ裂きにされたオルフェス・・・
　　　　　　　トラキアの娘がその首と竪琴を拾い上げ敬虔な気持ち
　　　　　　　で眺める様子は、誰もが足を止めずにはいられないでしょう！
　　　　　今回もっとも美しいと思った作品です

　　　　　トラキアの娘の表情、優美に静かに眠るオルフェス
　　　　　そのいずれもが、近づき難いほどの静粛、かつ
　　　　　　神聖さで見る者を捉えます

　　　　　　そして肌に張り付く様なドレスの装飾のしなやかな美しさ
　　　　　　　がさらに　
　　　　　　　死してなお、存在感を放つ秀麗なオルフェスと
　　　　　　　　重なり合うと思います

　　　　　これも、モローの作品
　　　　　　男を魅了し破滅と死に追いやる女サロメ-----

　　　　　その霊的雰囲気が見事に表現されています
　　　　　　近くでみても　銅版画を感じさせない作品でした

　　　　　非常に女性的でありながら
　　　　　　破滅的象徴サロメの
　　　　　　頭の先からつま先まで　不吉な魅力を感じます。
　　
　　　　　この2作品が特に素晴らしかった！！！

　　　　　銅版画はいわば模写-----
　　　　　しかし、その描線の美しさは原画にない魅力を秘めています
　　　　　　モノクロ　ゆえ　掻き立てられる創造力

　　　　　　直線の重なりで描かれる曲線の　点と線との
　　　　　　　無限の可能性に驚かされます。。。　　　　　


　　　　　ちなみに　常設展の奥にはこんなリッチなソファー席もあるんです


　　　　　お客さまに教えていただいたのですが、
　　　　　本を読んでも良いし、ゆっくり好きなだけくつろいで
　　　　　いい空間のようです
　　　　　
　　　　　　蝉が鳴く短く暑い夏が
　　　　　待ち遠しくなりました。。。。。

ルーヴル美術館の銅版画展

　　　　ルーヴル美術館のカルコグラフィーコレクション
　　　　「カルコグラフィー」とは、ギリシャ語で
　　　　「銅版にかかれたもの」という意味
　　　　
　　　　カルコグラフィーのそもそものはじまりは
　　　　　ルイ14世がフランス王家の権勢を
　　　　　国内外に知らしめるために
　　　　壮麗なイベントや芸術作品を銅版画で記録したことからと
　　　　されています

　　　　今では芸術作品の複製として無くてはならないのが
　　　　　カルコグラフィーです。


　　　　まずは、ルーヴル美術館の前身
　　　　ルーブル宮殿を描いたものから

　　　　そして作品はベルサイユ宮殿にいたるまで
　　　　まさに当時の王家の栄華を記録し今に残しています

　　　　《ルネサンス》

　　　　　レオナルド・ダヴィンチ
　　　　　「イザベラデステの肖像」

　　　　　（ちなみに、これは銅版画でなく原画ですが・・・）
　　　　　これがすばらしかったです
　　　　　「モナリザ」もあったのですが、輪郭線を見事に排除した
　　　　　ぼかしの技術に感嘆してしまいまいた
　　　　　銅版画は点と線で構成されているのですが
　　　　　この作品に関しては、そのいずれをも全く感じさせない見事な表現でした


　　　　　ラファエロ・サンツィオ
　　　　「美しき女庭師」

　　　　　虫眼鏡も用意されていて
　　　　　緻密な描線をそれで楽しむ事ができるのです
　　　　　
　　　　《バロック》

　　　　ニコラ・プッサン
　　　　「アルカディアの牧人」
　　　　これも、銅版画ではないのですが
　　　　（あくまでイメージ）
　　　　モノクロゆえの想像力というのが広がる気がします
　　　　曲線であってもほとんどが直線の重なりであったり
　　　　するので、その表現力の深さに
　　　　驚かされます。。。


　　　　レンブラント・ハルメンス・ファン・レイン
　　　　「自画像」　　　　作家自身の
　　　　生き方についての、深い自己省察が表現されているそうです。

　　　　　フランス・ハルス　　　　　
　　　　　「ジプシー女」
　　　　　決して裕福とは言えない貧困状態でありながら
　　　　　　人生を享受するような、たくましい生き方が現れています

　　　　　銅版画の直線によって
　　　　　女性のシャツのしわが鋭く幾重にも
　　　　　描かれ効果的でした。

　　　　《ロココ》

　　　　　これは、銅版画ですがこうしてカラーのものも
　　　　　あるのです。
　　　　　モノクロと二つづつ　春から冬まで連作
　　　　　が並べられているのですが、冬はモノクロの方が
　　　　　その閉塞感がでている気がしました。。。。

　　　　そして、


　　　　美術館のロビーの窓際には
　　　　増田洋美さんの作品の風鈴が飾られていました
　　　　この音が何とも涼しげなんです
　　　　やさしい音色に心地よい風を感じるようで
　　　　癒されました。。。。






　　　

きっと、うまくいく

　　　　「きっと、うまくいく」
　　　　本場インドでは、興行収入ナンバーワンを
　　　　記録したコメディ映画

　　　　しかし、内容は笑いだけでなく現代のインドでの
　　　　学歴競争やそれによる若年層の自殺
　　　　貧困格差問題まで多岐に及んでいます

　　　　その上、突然
　　　　同級生の前から姿を消した
　　　　主人公ランチョーの10年後を追うミステリー＆ロードムービー
　　　　まで入ってくるのですから何とも盛りだくさん
　　　　喜怒哀楽てんこ盛りの映画です（笑）

　　　　170分という、ストーリーの長さを全く感じさせない
　　　　おもしろさは、今のインドの勢いそのものではないでしょうか？

　　　　愛すべき
　　　　おバカキャラクターの主人公3人組
　　　　ランチョー
　　　　ファルハーン
　　　　ラージューはエリート理系大学ＩＣＥの
　　　　落ちこぼれ大学生
　　　　伝統を重んじ、成績重視の学長とのやり取りが抱腹絶倒です
　　　　
　　　　長いストーリーの中で
　　　　人生に一番大切なものは何か。。。？
　　　　を教えてくれる映画です。

　　　　観たヒトは文句なく楽しめてあっという間の
　　　　約3時間を過ごすに違いありません！！！


　　　　そして、壁にぶち当たって悩んだら、、、最後は
　　　　「All is well」＝きっとうまくいく！
　　　　唱えるだけで、不思議と、こころが軽くなる
　　　　重要なおまじない
　　　　一生懸命生きている人にはとっても有効です・・・・



　　　　映画を見終ると
　　　　主人公のあまりの魅力に、演じている俳優さんにとても
　　　　興味が湧いてくるのですが。。。

　　　　ランチョー役の「アーミル・カーン」氏
　　　　彼は、インドの人気俳優ですが。。。
　　　　ミスターパーフェクトの異名をもつほど
　　　　俳優としての仕事の評価が高いのです

　　　　大学生役を演じた当時は
　　　　何と44歳！しかし驚くのはそこだけでなく
　　　　アメリカ　マイクロソフトの創業者ビル　ゲイツが
　　　　自ら会いたいと指名したのが「アーミル・カーン」
　　　　ＴＩＭＥ誌「世界でもっとも影響力のある100人」
　　　　にも選ばれているのですから、彼の社会的活動には
　　　　インドの人だけでなく、世界中の人が興味を示しているのです。
　　　　

　　　　ビル　ゲイツとの対談が実現した今年5月
　　　　インタビューのなかで
　　　　「どうして、俳優業だけでなく　福祉・教育などの
　　　　　社会問題にまで取り組むのか・・・」
　　　　という質問に
　　　「誰かのために何かするのではなく
　　　　　自分の善意で自分のために何かをするのです------
　　　　　　それが結果として、誰かのためになるのです-----」と
　　　　彼は答えています。

　　　映画の主人公も自分の信念に正直で、
　　　　　大学では、何を学ぶかより成績重視という
　　　　学歴社会に風穴をあけるべく
　　　　エピソードがとても痛快ですが、
　　　　実際の彼も、　自分は何がしたいのか？という観念で
　　　　行動を起こしている事がとてもよく分かります

　　　自分のやりたいことが決まったら、
　　　　信念に向って突き進む-----「All is well」そんなおまじないが
　　　　　味方してくれます。。。

　　　

　　　　　　　
　　　　
　　　　


　　　　
　　　　　　　　

シャルール

　　　　ホテルメトロポリタンの1Ｆ
　　　　ロビーラウンジ「シャルール」

　　　　待ち合わせや、少し遅めのランチにいいかもしれません

　　　　ケーキの種類もたくさん

　　　　季節限定のケーキもあります
　　　　7・8月限定のホテルメイド　ケーキ

　　　　こんなアフタヌーンティセットもいいかもしれません

　　　　紅茶に生チョコ・藻塩のマカロン・スコーンに
　　　　ヨーグルト
　　　　ホットサンドに県内産野菜のサラダ・・・・
　　　　女性には嬉しい内容です


　　　店内はもちろんラグジュアリー


　　　少し光の差し込む　窓際

　　　とても駅の真ん前とは思えない静かな空間です。

　　　少し喧騒から離れたい時にはおすすめです。。。。　　　　

ADDICTION アディクション

　　　　　メイクアップアーティスト　ＡＹＡＫＯさんがクリエイティブ
　　　　　ディレクターをつとめる「アディクション」


　　　　　ニューヨークを拠点に活躍する
　　　　　メイクアップアーティスト

　　　　　『アディクション』のコンセプトは
　　　　　自分らしいスタイルを見つけること。
　　　　　自分のスタイルを見つけることに迷い
　　　　　人と同じでいることに
　　　　　安心しがちな多くの女性の美しさを引き出しアピールする事。
　　　　　そこにいるだけで存在感の光る人
　　　　　そんな女性像を目指しています





　　　　　今季はケースのデザインにバスキアを起用しています
　　　　　ニューヨークの刺激的なポップカルチャーを代表する
　　　　　バスキア----遊び心のあるメイクアップケースになっています

　　　　　オリジナルのパッケージもとってもクール

　　　　　そしてさらに注目したいのが
　　　　　ファンデーション

　　　　　「ＭＡＱＵＩＡ」や
　　　　　「ＶＯＣＥ」で2013年上半期のコスメティック　オブ　ザ　イヤー
　　　　　1位を獲得しています
　　　　　カバー力はありながら透明感を感じさせる
　　　　　ファンデーションはＳＰＦ50というのも嬉しいところ


　　　　　さらにおすすめのリップは質感が3タイプ
　　　　　色が鮮やかな------カラータイプ　　　　　
　　　　　透明感があってベールのように広がる------シアータイプ
　　　　　パールが輝く-----パールタイプ

　　　　　個人的にはシアータイプがお気に入りです。

　　　　　ネイルポリッシュも他の
　　　　　ブランドにないカラーのラインナップ

　　　　　夏は少し遊びのあるネイルで
　　　　　気分を上げてみるといいと思います

　　　　　背筋を伸ばして
　　　　　街を歩くニューヨーカーのように
　　　　　それぞれの個性を見つけられたら
　　　　　毎日がいつも以上に輝くかもしれません

　　　　　メイクはそんな気分をサポートしてくれると思います。。。。。