Heart and heart

ありきたりになりがちな毎日をオンリーワンな一日に

それでも夜は明ける

2014-06-19 17:53:43 | 映画

     今年度のアカデミー賞は
     偶然か分かりませんが 
      黒人人種差別・奴隷制をテーマにした
      秀作が目立ちました

     「それでも夜は明ける」これも
      黒人奴隷制度をテーマにした作品

     アメリカでもまだまだ 
     知っておかなければいけない-----
     葬られてはいけない
     暗黒の歴史となっているのです。。。。



     1865年まで続いた奴隷制度
     1808年に海外からの黒人輸入禁止制度ができてからは
      自由黒人の誘拐が多発したそうです

     「自由黒人」とは 白人の生活とはいかないまでも
     当時 比較的自由に生活していた黒人を指します
      同じ 肌の色でも自由黒人とそのほかの黒人で 区別されていたのです。



      奴隷の供給がストップしてしまった
      1808年以降は
      その自由黒人が 違法に拉致誘拐されて
      人身売買されはじめたのです

     労働力を確保するため 非人道的扱いをうけていた
      当時の奴隷制-----それはあまりにも残酷で
      目を背けたくなるものです。
      人が人を支配した時に
      浮き彫りになる
      人間のこころの闇



      それは狂気にも似た到底理解できないものであるにもかかわらず----
      
       奴隷制が廃止された 現在
      その人間の狂気と呼べる部分が 違うカタチで存在しているのでは
      ないかとも 思えてくるのです。

      もちろん 見えないところでまだまだ
      人種差別は根を張っている事も事実ですが

      一見 そういったところと まったく別の世界に
      いるようで 実は、人間の弱さや悪の部分は
      私たちの周り どこにでも 今だ 存在し得るのです。


      虐待 暴力 権力の支配・・・・
      人間が長い歴史の中で 抱えてきた こころの闇は
       ずっと変わっていないのかもしれません

      まずは 人間が行ってきた 非人道的行為
       その映画のシーンから 目を背けず見届ける事が 
       今自分たち が抱える問題を解決する
       第一歩となるはずです


      

      
    
      






最新の画像もっと見る

コメントを投稿