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ある日、142人の子供から、身元開示の訴訟を
起こされた42才独身の男
それは、過去に精子提供を行って産まれた
533人の子供のうちの142人だったのです。。。
家業の精肉店を手伝うも
仕事のやる気の無さから父親や兄弟には
いつも呆れられ、その上 多額の借金の取り立てに追われる
うだつの上がらない42才の男----
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そんな彼の身元開示を求める訴訟を
起こした142人の中に 有名なサッカー選手がたまたま
いた事から、子供達に俄然興味を持ち始めた
男は、142人に、素性を隠して会いに行く
人生行脚を始めます。。。
こうしてみれば 何の取り柄もないオトコの様に
見えますが、家族や周囲に対する優しさを人一倍持ち合わせ
その頃、同時に発覚した恋人の妊娠にも
責任もって父親になろうという努力をしていきます。。。
遺伝子上の142人の子供達・・・・
彼らはそれぞれに 生きていくうえでの悩みや問題を
抱えていました。
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自分の精子提供が無ければ生まれなかった子供達---
彼らが父親の身元開示を強く求めるのは
自分の存在意義を確認したいのかもしれない、
と分かると
男の生き方もだんだんと変化し始めます。
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愛あって人がこの世に誕生するのであれば、
すでに、そこで自分たちはなぜ 生まれてきたのか・・?という
壁にそれぞれがぶつかっていたのです。
そして彼らは、精子提供の男に、父親としての責任など
何ら求めている訳ではなく、
素直に、「誰から自分が生まれてきたのかを
知りたい。。」ただ、純粋に、それだけだったのです
迷いや挫折だらけの子供達の人生は
まさに今までの男の人生と同じ様にオーバーラップするのでした。
そして、男は、今まで以上に、自分の家族や父親の愛情を
確認していく事になるのです。
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子供達が、立派な人間になる事を親は必ずしも望んでいる訳ではなく
「こうして自分の傍に居てくれる事が何より嬉しい。。。」
という父親の言葉で、子供の存在が親にとって「何にも代えがたいもの」
である事がはっきり分かってきます
親は例え出来の悪い息子だとしても
子供の長所をちゃんと見抜き、常に子供の味方であるという事7。。。
それが 映画のシーンから強く伝わってきます
遺伝子上の子供達の 純粋な生き方に、
子が親から生まれ 子がいずれ親になっても、
人は必ず誰かの子であり 誰かの親である事に変わりない。。。
という当たり前の
事に気づかされ、あたたかな愛情を
心の底から、感じずにはいられないのです
それに気づいたとき
人生って捨てたもんじゃない。。。いや、素晴らしい!!!
と自分の生き方を肯定できるのだと思います。。。。
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