老人雑記

生活の中で気づいた浮世の事

    うららけし

2018-02-27 17:01:48 | 俳句
           

 紬風の着物をリメイクした。
張りのある生地なので縫いやすかった。
ポケットに山茶花の枝。
これでブログを書こうと思っていたのだが、「おまけ」が付いた。

鳴門へ魚を食べに行こうと夫に誘われて、仕上がったばかりのこのチュニックを着て行った。

相変わらず、二等グルメの客で店は大流行。
少し並んで席が空くのを待った。

食事を終わって店を出ようとすると、後ろから声をかけられた。

私の着ている服をよく見せて下さいと言う。
スマホに映して、自分も縫いたいと言う。
私が写った写真はまっぴら御免被る。
暖かい日だったから、私は着ていた服を脱ぐ。とっくりのセーターを着ていたから、上をぬいでも寒くはない。

スマホに詳しく袖の付け方、肩から袖の付け方、襟ぐりとサイズを手の平で計りながら、何枚も写真におさめる。
アドバイスもやりながら、リメイクの好きな者どうし、見知らぬ人だが、こういうのも一期一会だなぞと思う。
彼女は、家に帰ると母の形見の着物が私の着ているのと似ているから、早速縫いますと言っていた。


     🍒    春風に誘はれ母と来し市に

     🍒    閻魔堂古り母と来し農具市
コメント
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