老人雑記

生活の中で気づいた浮世の事

  梅園 ( 2018 )

2018-02-23 01:50:14 | 俳句
      

 栗林公園へ梅を見に。
最近は外国からの観光客が多い。
姿、容は日本人と全く同じである。
言葉を発して初めて外国からの方だとわかる。

公園には、二か所の梅園がある。
同じくらいの広さ、植えてある梅も変わらない種だ。散策をするにはもってこいの距離。
丁度よい散歩になった。



   

     🌺     青軸のはやく開けとこころ急く

     🌺     青軸はいまだ莟よ梅林

     🌺     けふの空むらさき色や笹子鳴く

     🌺     梅園に突とスマホの鳴りにけり

     🌺     紅梅やひととせ巡りきても貧
             (公園で働く女性のもらした言葉)



 どうしても梅といえばこの句が浮かんでくる

     ☆     梅一輪一輪ほどの暖かさ   嵐雪

一が二度続き、この一が一句に何とよく利いていることか。
このような名句を読むと自分がいやになってくる。

 ぼちぼちと句が詠めればよいが、それも最近やる気が失せている。
定期的におこる軽い鬱だ。


     🌺    兜太翁梅の風に乗りて逝く     

      
コメント
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