まほろば自然博物館

つれづれに、瀬戸のまほろばから自然の様子や民俗・歴史や見聞きしたおはなしをしたいと思います。

雨の日は 雨降るままに 柿紅葉

2011年11月11日 | 時には日々是日

 昨夜は久々に・・・自治会長さんと「中山初次郎」ほかで盛り上がった。でも、中井初次郎をどこで決着させるかだな・・・。自治会長さんも連合自治会長ともなると、あちこちから情報が入るようで、驚くような資料を持っている・・・。

 

 そのほかに、「レキ墓問題」というのもある。この島の「美談」ともいえるレキの墓だが、最近、緻密な研究によって、「セルビア号は塩飽には来ていなかった」とか、「レキ士官はセルビア号には乗っていなかった」とかの情報が出てきている・・・。そんなことをいまさら言われてもね・・・。

 

 どうなんだろうかね・・・。歴史は歴史として・・真相を突き止めたいという願いはわかるとしてもだ、これまでの夢を壊すのはどうなんだろうかね。こういうお墓を壊してしまうことになるのかも知れないし、中井初次郎の顕彰碑を壊してしまう結果にもなりかねないんだなぁ・・・。

 それが島にとって、いいことなのかどうか・・・。

 

 病院にお年寄りのお見舞いに行って、「あんた、ガンやてな・・・。どうりで顔が小さくなったし、顔が白くなったなぁ・・・。」って、言うのは、正直なことで本当の事実なんだけれど。真実を知ることも大事だけれど、真実を見ないことも大事なことじゃないのかなぁと思ったりする。

 

 「うそつきは泥棒のはじまりやでぇ・・」と言う人もいるが、仏教では「嘘も方便」という言い方もする。

 「あんた・・・ほんまにガンやで・・・。おそろしいでぇ。いたいでぇ・・・」それはウソじゃなくて、本当のことかも知れない。でも、そういう事実を・・・どう、決着させるのか。そこが人間性の問題かも知れない・・・。

 

 さて、朝から雨になった・・・。で、午前中は・・文化祭に出す作品の調整作業。額に入れた写真を壁につるす際の、縦横上下を確認したり、壁につるすひもの確認をしたり、プラモデルのミニカーの色を塗り直したりと・・・。

 

 写真はこんな風になっている。」ま、明日の午後には会場にどのように並ぶかだけれど・・・。

 

 これらの写真は、この広島とおとなりの手島のものばかり・・・。よそさまの乾燥小屋の写真を展示しても喜ばれないし、興味がないだろうしね。

 

 こちらは・・・お大師まいり関係の資料やら冊子やら・・・。ようやくに形になってきたね。

 

 相棒の真太郎さんの展示用資料は整理して移動用ケースに保存してある。明日、会場が用意できたら、場所取りをして、早速に掲示するからね。この上のものがその資料・・・。

 

 雨が上がったから、昨日のように、大股の早歩きを3分間、ゆっくり歩きを3分間。それを・・一時間ばかり繰り返して歩いて・・・。

 

 でもまぁ、嵐の前の静けさなのか、これが普通の風景なのか・・・、朝夕に三時間ほど歩いてみても、誰にも会わないし、犬にも猫にも出会わない・・・。まるで・・・静寂の村みたいな雰囲気・・・。ときおり・・・カラスは啼くけれどもね・・・。

 

じゃぁ、また、明日、会えるといいね。



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2 コメント

コメント日が  古い順  |   新しい順
丁寧なお仕事 (旅と着物と本と)
2011-11-12 16:12:38
本に模型に、丁寧なお仕事に頭が下がります。

真実を知らなくてもいい。。。重みのある言葉です。本当のことばかりでは世の中渡りづらいですよね。人のためのウソならお釈迦さまもお大師様も親鸞様も許して下さるのでは。
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re:丁寧不足・・。 (まほろば)
2011-11-12 19:48:33
 若い頃には・・・ガンプラと言われた「ガンダムシリーズのプラモを作りに熱中した。戦闘をして被弾した弾丸の跡とかレーザービームで焼け焦げた跡とかを忠実に再現したりもしたが、今回は・・・手が震える、目がかすむ・・・で、まるで幼稚園児が作ったような作品になった・・・。
 つくづく・・・「お年やなぁ・・」と思った。

 ま、歴史というものは表があれば裏があり、体制側が表面を取り繕う記録と、下っ端役人がそのまんま見てきたことを書き残した記録などがあるらしい。どこをどう、判断するかが問題になるように、もののみかた、立場で歴史的事実が変わるという事実もあるらしい・・・。
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