まほろば自然博物館

つれづれに、瀬戸のまほろばから自然の様子や民俗・歴史や見聞きしたおはなしをしたいと思います。

日が落ちて つくつく法師の お説教

2016年08月23日 | 今週も俵札調査

 さぬき市地方は高気圧に覆われて概ね晴れていた。気温は26.2度から33.6度、湿度は88%から66%。風は1mから2mの北東の風が少しばかり。明日の24日も、引き続き高気圧に覆われて概ね晴れる見込みらしい。雨が降る降る・・と言いながら一滴の雨さえ降ってはくれない。

 

 この集落内の稲は全て刈り取ってしまった。だから、プロの猟師さんの散弾銃も発射されなくなった。そうなると、山猿は大手を振って県道やさぬき市道を闊歩する。刈り取った水田の落ち穂なんぞを拾いに集まって来るものらしい。

 

 山栗とかも格好のエサになるらしい。そこで、ジェット花火を数発発射して撃退をするが、敵もサルもの・・・引いては返し、引いては返し・・。全く、懲りない連中である。

 

 さて、久しぶりに「おへんろ交流サロン」にやってきた。例の俵札調査の夏休みが終わって、今週から作業再開・・・ということであったのだが、

 

 急遽、さぬき市教育委員会の会合が入ったとかで、いつもの作業場の研修室が使えない。で、お遍路さんが休憩するお部屋での打ち合わせになったが、コンセントが使えない、お茶が沸かせない・・、資料が開けない・・ということで、簡単な打ち合わせになってしまった。

 

 女性陣は、全く資料に触れないので、もっぱら井戸端会議になってしまった。

 

 私たち男性陣は、この秋の研究成果発表の報告書造りの打ち合わせ。まだ、会長の寒川家の調査集計も、中島先生の飯田家のデータ修正も終わっていない様子。私の作った報告書を参考にして、作業していただくことになった。

 

 データさえ修正できたら、私も作業を分担することにして、今日は10時で散会になった。

 

 とにかく、現物に触れないのでは何の作業もできないのだから仕方がない。私たち男性陣は、現物のデータをパソコン内部に持っているから、自宅でも作業はできるのだけれど。

 

 今週の法話会が終われば、今度は、私個人の「遍路札調査研究報告書」を作成する予定。役所の紐付き資金をもらわない研究報告書である。

 

 んで、来月の歴史講演会の基礎資料を、草創の会の会長さんや幹事さんに送るために印刷し、製本した。

 

 この9月中旬の歴史講演会が終わればお彼岸になる。そうなれば、暑さ寒さも彼岸まで。暑さが収まれば、志度寺から大窪寺までの遍路道にある「遍路墓」の個別調査を始めるつもり。基礎資料は「おへんろつかさ養成講座」の時に頂いているし、遍路道研修の時に、おおよその遍路墓の位置は教えていただいている。これを一個一個、歩いて調べて写真に収めて整理する積もり。

 

 とにかく、この暑さがあるうちは、室内でのパソコン作業。今まで勉強してきた、納め札・遍路札・俵札を個人的にまとめておきたいと考えている。さぬき市教育委員会用のものは「アカデミック」に、私用のものは「マニアック」に仕上げてみようと考えている。

 

 今日は「台風一過」のようなさわやかな天候になった。昨日までの、蒸し暑い「サウナ状態」ではなくなって、さわやかな風が吹き抜ける秋みたいな空気になった。

 

 今日の掲示板はこれ。「何もできない自分がダメなのではない 何もできないと思ってしまう自分がダメなのである」というもの。京都府福知山市にある丹波あじさい寺・観音寺の住職「小籔実英」さんの言葉がとても温かく心安らぐ。人生で少し疲れた時、悩みや迷いがある時、悲しい時、辛い時、そんな時にぜひ思い出してほしい言葉である。五月初めの藤、梅雨の時期にはあじさい、晩秋には紅葉、立春の頃には蝋梅…と、一年を通じて花や古木、紅葉が境内を美しく彩るという。花が満開になる時期には特にご参拝の方が多く、はるか遠方からもお参りがあるという。

 

じゃぁ、また、明日、会えたらいいね。



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