桂川は山梨県の東部を流れる清流で、相模湖や津久井湖、相模川を経て相模湾に注いでいる。
大月市の梁川町塩瀬にある下水処理場・「桂川清流センター」は、平成16年に稼働し始めた比較的新しい設備ですが、センター内はゴミ一つなく、厭な臭いもしないのでとても下水処理場とは思えない。
そんなセンターの心臓部は汚水を好気性微生物で分解する”反応槽”ですが、顕微鏡で微生物を観察する事も出来てびっくりでした。汚水浄化をされた水はすぐ脇を流れる清流・桂川に戻されます。
係の若い職員の説明を聞いて少々不思議に思った事があります。汚水浄化には微生物を積極的に使っていながら、河川浄化や水質浄化となると微生物に対して冷やかになる、と言う現実です。
全く理屈に合いません。行政は微生物は何をするか分からないので使わないと言いながら、処変われば”神様仏様”のように扱い、その浄化なった水を清流に戻し、下流域で上水として口に入れている。
何か変だ。