傾聴ボランティア~緩和ケアにて~

~薬剤師・社会福祉士による小さなボランティア活動~

緩和ケア研究会~秋田

2006年02月13日 | 医療関連
すごい雪でした。

10~11日は秋田で行われた緩和ケアの研究会に行ってまいりました。

SCORE-Gによる研究会です。

積雪がとても多くてびっくりしました。

行きの飛行機では大阪に引き返すかもしれないし、仙台に行くかも、

と脅され、冷や冷やしましたが、無事たどり着けてよかったです。


その研究会で印象的だったのは、

日本を含む先進国は、重要視している価値が

若さ、健康、経済力

であり、それらをもった人間が社会的にコアな位置にいて、そうではない

高齢者、病気の人、貧しい人

がコア部分からはじかれている社会を作っている。

コアが際立つためには、コア以外が存在しないとイケナイ訳で

コア以外の犠牲の上に社会が成り立っていると。


昨今の世の中の流れやニュースを見ていてもすごく納得できました。とても罪深いですね。


11日の午後は市民公開講座が開催され、多くの市民が聴講に訪れ、質問も活発で大盛況でした。

市民公開講座が始まる前に、とある市民の方とお話ししました。

その方は昨年がんになって、辛い時は仕事するのが困難だけど、

会社や知人には言えない、というのです。

言えば社会からはじかれてしまう、という恐れを抱いていました。


先ほどのコア部分からはずれてしまう、ということですよね。

タイムリーにそんな話しを聞いて、ちょっと考えされられました。


最新の画像もっと見る

コメントを投稿

ブログ作成者から承認されるまでコメントは反映されません。