傾聴ボランティア~緩和ケアにて~

~薬剤師・社会福祉士による小さなボランティア活動~

患者の気持ち

2005年11月10日 | 医療関連
小学生の時、姉が風疹にかかりました。
私は「やーい。ぶつぶつやぁ」とからかっては怒られていたんです。
…実際に風疹にかかってないから他人事ですよね。
その後しばらくして私も風疹にかかりました。
発疹が全身に出てすごく醜いし、ショックでショックで仕方ありませんでした。
その時はじめて姉が辛かったんだな、と気がつきました。
…当事者にならないと実感はできないんですね。
姉はすっかり治っていましたが、私に言われたことを言い返すことはなかったんです。
…経験したものは気持ちがわかるんです。

実際にその立場にならないと実感できません。
特にがんなどの重い病気は、精神的なショックが大きいからなおさら。
風疹で例えるなんてちょっと釣り合わないですがすいません。
同じ境遇の者同士でないとわかりあえないことがある、同じ境遇の者にしか言えないことがあるんだと思います。
だから患者会、遺族会、というのが必要なんですね。

こういう一つ一つの活動を大切にしたいし、個々を貫くような情報の流れができたらいいと考えています。

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