五反田発リスボン行き急行列車

五反田駅からリスボン行き急行列車に乗ることを夢想する前期高齢者の徒然

2014・10・1

2014-10-02 11:55:28 | 日記
本当は今日以前から見るように勧められていた「紙の月」(吉田大八監督・宮沢りえ主演)のマスコミ試写に行く予定にしていたのだけど、土曜日にウチの店で行われる「リスボンに誘われて」公開記念イベントで私も脚本家としてこの映画とリスボンについてトークすることになっているので、八月に一度マスコミ試写で見ているけど、あの時は「デンティスト」のことで頭の中が一杯であまり集中して見ることが出来なかったからもう一度見ておこうと、それには今日しか時間がとれなかったのて、急遽予定を変更する。そしてどうせだったら私の影響で最近リスボンに興味を持ち始めた母も誘ったら大乗り気だったので、夕べの内にネット予約しておこうとしたらこれが駄目。ちょっと前は出来たのに何度やっても登録できないので、諦めて13時半の回を見るのに10時過ぎには一度東急文化村まで出向いて予約してから母の部屋に向かう。でも、これが正解。毎月一日の映画ディと云うこともあって、母と一緒に上映一時間前に行った時にはもう既に満席になっていた。処で問題の映画だけど、ポルトガルのカーネーション革命のことを知らないと、さっぱり何の話なんだか分からない構成になっていて、原作を読んで、且つ自分の芝居でも何度となく取り上げたことのある私は主人公たちの痛みが刺さってくる程に理解できたが、母には過去と現在がごっちゃになったこともあってテーマがいま一つ理解できなかったみたいだ。でも、そんなことを帰宅してから老老ディナー(タラコスパゲティとコンソメスープ)を食べながら話す91歳の母と66歳の息子の風景はなかなかのものだ。また近い内に映画にいこう。後何本母と一緒に見ることが出来るか?、お客さんは芸能ルポルタージュに健筆をふるうライターのIさんのみ。彼が帰った後、12時過ぎまでリスボンを舞台にした小説「レクリエム」(アントニオ・タブッキ)の再読(再々読か)死者が生きている人間より生き生きしているなんて素敵だ★シアターアンドカンパニー提携イベント、津森久美子ファドライブ「リスボンに誘われて」10月4日(土)開演14時半(会場14時)会場・Barジャージャン 料金3500円 脚本家としての私と津森さんが、映画「リスボンに誘われて」について、リスボンやポルトガルに魅入られた作家のアントニオ・タブッキや壇一雄について語るトークイベントあり。申し込みはジャージャンまで(残り三席)。