「第2の選択肢は破壊的」 トランプ氏、北朝鮮を牽制
トランプ米大統領は26日、ホワイトハウスで記者会見し、北朝鮮の李容浩(リヨンホ)外相が米国の爆撃機を「撃墜する権利がある」と主張していることについて、「第2の選択肢の準備は完全に整っている。軍事的選択肢と呼んでいる」と述べ、北朝鮮を牽制(けんせい)した。
スペインのラホイ首相との共同記者会見で述べた。北朝鮮問題について聞かれ、トランプ氏は「第2の選択肢は使いたくないが、もし実施すれば、北朝鮮にとって破壊的なものになるだろう」と話した。
さらに「北朝鮮問題を25年前に、15年前に、5年前に対応していれば、もっと簡単だっただろう。多くの歴代政権が私に混乱を残してきた。しかし、私が混乱を片付ける」と述べた。
トランプ氏は最近、米プロフットボールリーグ(NFL)の一部の選手が人種差別に抗議し、試合前の国歌斉唱で起立を拒否していることについて、「ろくでなしを会場からつまみ出せ。クビだ」と演説し、スポーツ界から批判を浴びていた。
この点についてトランプ氏は会見で「いま起きていることは恥ずべきことだ。NFLは国歌斉唱の時にひざを付くことを許さず、国家と国旗に敬意を表明することが大事だ」と語り、改めて起立するよう求めた。(ワシントン=土佐茂生)
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