白山火山帯

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インフレに苦慮する世界の中銀、「コロナ対応」の後始末

2022-06-21 07:26:30 | 日記

焦点:インフレに苦慮する世界の中銀、「コロナ対応」の後始末

https://jp.reuters.com/article/global-economy-cenbanks-idJPKBN2O1097

この1週間余りの期間に、FRBは1994年以来で最大となる0.75%幅の利上げを実施して市場を動揺させ、欧州中央銀行(ECB)は国債利回りスプレッドの拡大を抑えるために新たな緊急措置を慌てて模索し、スイス国立銀行は予想外の利上げを決め、イングランド銀行は経済見通しでスタグフレーションの進行を示唆。そして日銀の黒田東彦総裁は「家計が値上げを受け入れている」との発言で謝罪に追い込まれた。

原因が何であれ、家計は食品とエネルギー価格の上昇に不意打ちを食らい、中銀が近く2%の物価目標を達成できるとの信頼感は揺らぎつつある。

この憂慮すべき状況に、中銀自体も反応し始めた。

パウエルFRB議長は15日の大幅利上げ後の記者会見で、FRBが人々のインフレ予想を巡る闘いに敗れつつあるとの懸念について、過去の経験則に基づき率直な見解を示した。

エコノミストの間では、家計調査で示されるインフレ予想は、食品やエネルギー価格など一時的要因に過度に反応し過ぎるため重視すべきではない、との見解がある。しかしパウエル氏は「人々が経験しているのは(食品やエネルギーも含めた)総合的なインフレだ」と認めたのだ。



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