28日午後5時過ぎ、ロシアのカムチャツカ半島で大規模な火山噴火があった。気象庁が日本への津波の影響について調べているが、これまでに潮位変化は確認されていない。

【映像】空に舞い上がる火山灰(現地の様子)

 気象庁によると、午後5時10分ごろ、ロシアのカムチャツカ半島にあるベズィミアニィ火山で大規模な噴火があった。噴煙の高さはおよそ15000メートルだった。

 大規模な噴火では地震の津波と違う、気圧の変化による潮位変化が起こる場合がある。潮位変化が起きた場合早いところで、国内では、北海道の太平洋沿岸で28日午後6時30分ごろと予想されているが、これまでに潮位変化などは確認されていない。気象庁は日本への津波の有無を調べている。

 また、この噴火による噴煙の影響を避けるため、日本航空では、アメリカのニューヨーク発羽田行きとボストン発成田行きで飛行ルートの変更を検討していて、最大24時間程度の遅れが出るという。また、全日空では、アメリカのニューヨーク発羽田行きとシカゴ発成田行きで飛行ルートを変更するとしている。(ANNニュース)