新燃岳、噴煙1000m…麓のマラソン大会中止
宮崎、鹿児島県境の霧島連山・新燃しんもえ岳(1421メートル)は、3日も小規模な噴火が続いた。
気象庁によると、噴煙は午後0時15分頃、火口から1000メートルに達し、1日の噴火以降で最も高くなった。
火山性地震は2日に101回、3日は正午までに67回を観測。同庁は噴火警戒レベル3(入山規制)を維持し、火口から3キロ圏内での噴石や火砕流に警戒を呼びかけている。
火口から東へ約50キロの宮崎市の宮崎空港では、2日夜に降灰が確認され、エンジントラブルにつながる恐れがあることなどから、3日の一部の便が欠航した。
また、麓の宮崎県小林市で4日、約1900人が参加して開かれる予定だった「こばやし霧島連山絶景マラソン大会」は、大規模噴火が起きた場合の安全面を考慮して、中止が決まった。
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