中国で新型コロナウイルスのワクチンを開発する企業が、完成したばかりの生産ラインを公開しました。年内に実用化できるとしています。

中国の製薬会社大手「シノバック」は、24日、北京でことし夏に完成したワクチンの生産ラインを公開しました。最大で年に3億回分の生産能力があるということで、現在、ブラジルやトルコなどで行っている最終段階の臨床試験を年内に終え、実用化を進める考えを示しました。

尹衛東CEO「年内に中国や他の国での使用許可を申請し、市場に投入する可能性がある」

シノバックは、これまでに重大な副反応はなく安全性に問題はないとしていて、今後は感染が深刻な国を中心に提供するとしています。