JR東海は27日、リニア中央新幹線の品川―名古屋間(約286キロ・メートル)の総工事費が、当初の計画から約1・5兆円増加し、約7兆円になる見通しを明らかにした。

 品川、名古屋両駅における難工事への対応で0・5兆円、地震対策の充実で0・6兆円、発生土の活用先の確保で0・3兆円の増加をそれぞれ見込む。

 工事を進める過程で、地質の不確実性や、施工上の制約の厳しさなどが分かってきたという。地震への備えも充実させた。