【ロンドン、ブリュッセル時事】英当局は7日、英製薬大手アストラゼネカとオックスフォード大が共同開発した新型コロナウイルスワクチンをめぐり、79人が副反応とみられる血栓症を発症し、19人が死亡したと発表した。これを受け、30歳未満には別のワクチンを接種させるよう勧告した。

 新型コロナワクチンの副反応が明らかになったことで、日本の接種計画などにも影響が生じそうだ。

 英当局によると、血栓を発症したのは79人で、女性が51人、男性が28人だった。死亡例のうち、3人が30歳未満だったという。

 欧州連合(EU)の欧州医薬品庁(EMA)も同日、アストラ製ワクチンについて、まれな血栓症を副反応として記載すべきだとの見解を示した。