白山火山帯

人は、老若男女問わず、時として病に侵されたり死に至ります。
頂いた命に日々感謝して過ごしたいと思います。

「病院が怖い」受診控えも コロナ拡大で診療に影響、持病悪化の懸念

2020-04-12 23:36:00 | 日記

「病院が怖い」受診控えも コロナ拡大で診療に影響、持病悪化の懸念

「病院が怖い」受診控えも コロナ拡大で診療に影響、持病悪化の懸念

「病院が怖い」受診控えも コロナ拡大で診療に影響、持病悪化の懸念

(西日本新聞)

 新型コロナウイルス感染症に対応する病院だけでなく、さまざまな医療機関の日常的な診療に、感染拡大の影響が広がっている。緊急性の低い手術を延期したり、電話での再診に力を入れたりと、医療機関側は院内感染防止に必死だ。一方で、患者側には感染を恐れて受診をためらう動きが出ており、持病の悪化を懸念する声もある。

 「がんや痛みが強い場合など緊急性の高い手術はするが、それ以外の手術は延期を検討する」とするのは福岡市の急性期病院の60代院長。無症状でも感染者がいる可能性があり、手術時の感染を避けたいという。

 日本外科学会などは手術の実施時期を緊急度に応じて判断し、致命的な病気でなければ延期するよう促す提言を公表。院長は「院内感染が起こったら診療できなくなる。何としても防がないといけない」と話す。

 福岡県歯科医師会は緊急事態宣言に備えて4日、緊急性の低い診療は延期も検討するようにと各歯科医院に通知した。同会の川端貴美子専務理事は「高齢者の口腔(こうくう)ケアが誤嚥(ごえん)性肺炎を防ぐように、延期ができない診療もある。受診に迷ったら、かかりつけの歯科医に相談してほしい」と呼び掛ける。

 感染拡大を受けて、患者側にも受診を控える動きが広がる。福岡県那珂川市の女性(30)は、4月中旬に予定していた腹腔(ふくくう)鏡手術を数日前にキャンセルした。「命に関わる状況ではないし、手術後は抵抗力が落ちて感染のリスクが高まると説明があり不安になった」という。4人の子どもがいる福岡市南区の母親(38)は「0歳の三男は予防接種を打たないといけないが、小児科に行くのが怖い」と漏らした。

 「患者がどんどん減っており、病院経営に与える影響も心配」とするのは福岡県内の脳神経外科の50代院長。去年の同時期より2割ほど減ったという。「軽症で受診する人がいなくなった。重症化の前に手を打つことが大事なのに」と打ち明ける。

 電話での再診や薬の処方に力を入れる病院もある。江口皮ふ科(福岡市東区)は4月から、慢性的な症状で複数回通院している患者などを条件に電話で診察し、処方箋を発行している。江口弘伸院長(40)は「待合室の限られたスペースでは間隔を取るのも難しい。電話再診について、患者さんに周知していきたい」と話した。 (斉藤幸奈)


米・シアトル市民がマスクより優先したものとは 最悪の事態回避させた「ソーシャル・ディスタンス」

2020-04-12 14:50:00 | 日記

米・シアトル市民がマスクより優先したものとは 最悪の事態回避させた「ソーシャル・ディスタンス」

米・シアトル市民がマスクより優先したものとは 最悪の事態回避させた「ソーシャル・ディスタンス」

米・シアトル市民がマスクより優先したものとは 最悪の事態回避させた「ソーシャル・ディスタンス」

(47リポーターズ)

 新型コロナウイルスの感染者数は3月以降爆発的に増加し、米ジョンズ・ホプキンズ大の集計によると 180万人に達しようとしている。特に深刻なのが、感染者が52万人を超えた米国。コーヒーチェーン大手のスターバックスやインターネット通販大手のアマゾンなど多くのグローバル企業が本社を置くシアトルがある米国西海岸北部のワシントン州も感染が拡大している。

 市民の平均収入も高く、犯罪率も低いことから「住みたい街」として全米屈指の人気を誇るシアトルにある大型商業施設や学校は既に閉鎖。普段は人々でにぎわう中心街も閑散としているという。シアトル在住のITライター、アイバン・シュナイダー氏に現地の様子をリポートしてもらった。(日本語訳 共同通信特約、ジャーナリスト=岩下慶一)

 ▽配達予約は常に一杯

 3月23日、ワシントン州のジェイ・インスレー知事は住民に対し「自宅待機命令」を出した。これにより、原則外出が禁じられることになった。生活必需品の買い物や散歩などは「他人と適当な距離を保つ限り」許されている。

 ところが、買い物先のリストには酒屋と2012年に合法化された大麻の販売所も含まれている―食品も販売している店に限ってはいるが―。食料とともにワインと大麻も切らさずに済む、と言うことなのだろうか。

 自宅待機命令を受けて、多くの飲食店が休業状態となっている。一部のレストランは持ち帰りに特化して営業を継続している。例えば、1994年にシアトルに開店した人気すし店「シローすし」の握りは自宅で食べることができる。

 スーパーマーケットは急きょ、(インターネットによる)宅配サービスを開始した。だが、うまく利用するには前もってのスケジューリング(予定組み)と少々の幸運が必要だ。とある金曜日、私は近くのスーパーマーケットへ翌週の水曜日に届けてもらうつもりで注文を出した。だが配送予定は一杯で、受け取りは2日後になってしまった。

 アマゾンは食料品スーパーマーケット大手「ホールフーズ・マーケット」と提携して、食料品の配達サービスを開始した。しかし、シアトル市内の配達予約は常に埋まっている。他の町でも似たり寄ったりの状況だ。

 とはいえ、高齢者を中心としたスマートフォンやパソコンなどの操作に疎い「IT弱者」はスーパーマーケットへの往復を余儀なくされる。そこで、多くの店舗が高齢者のみ買い物できる時間を設定している。

 ▽バスや電車は無料に

 筆者もできる限り外出しないようにしている。他者を見るのは窓から見かける道行く人々だけ、という日も珍しくない。出かけたときには、他人と6フィート(約1・8メートル)の距離を置く「ソーシャル・ディスタンス」を保とうと意識している。自宅待機命令の条件にあった「他人と適当な距離を保つ限り」とはこのことだ。

 行き過ぎて、トラブルになることもある。筆者は女性と自転車に乗った男が言い争いをしているのを目撃した。女性が他の通行人と離れることを意識しすぎて車道を歩いていたことが原因らしい。

 一方でマスクをしている人はほとんど目にしない。ソーシャル・ディスタンスを取ることがより重要視されているためだ。

 道を行く自動車の数は目に見えて減少している。シアトルの法律事務所、デイヴィス・ロー・グループによれば、3月第3週の交通事故件数は昨年の327件から78件に大幅に減少した。

 バスや路面電車を運営する公共交通機関「キング・カウンティー・メトロ」は自宅待機命令に先立つ3月21日から、便数を削減するとともに料金の徴収も取りやめた。

 バスは後ろのドアだけを使って乗客を乗降させている。運転手が乗客に接する機会をできるだけ軽減するためだ。

 ▽医療現場の物資不足は深刻

 自宅待機命令は確実に効果を上げているようだ。結果、病院は今のところ何とか患者をさばけている。しかし、問題が解消したとは言えない。

 代表は物資の不足だ。

 中でも医療従事者たちは防御装備の不足に悩まされている。医療関係の労働組合はウイルスを通しにくい高機能の「N95マスク」やガウン、医療用手袋やゴーグルなどを寄付するよう一般市民に呼びかけているほどだ。

 病床も足りない。米軍は野戦病院施設を米フットボールNFLシアトル・シーホークスの本拠地である「センチュリーリンク・フィールド」に敷設した。

 ▽油断は許されない

 一方、ワシントン州の感染拡大は底を打ったという見方もある。6日、シアトルにあるワシントン大の「保健指標評価研究所」は、死者が1400人以上出るとした3月下旬の予測を約600人に引き下げた。病院のベッド数不足も、4月2日の972床をピークに5月26日には解消されるとしている。

 3月初めには全米最多の感染者数がいたワシントン州は一足早く最悪の状況を脱したのかもしれない。同州がソーシャル・ディスタンスを徹底させたことが奏功したと思われる。また、アマゾンなどの企業が率先して在宅勤務にシフトしたことも大きい。

 だが、まだまだ油断は許されない。

  ×  ×  ×

アイバン・シュナイダー カーネギーメロン大学卒業。シアトルに在住し、フリーランスライターとしてIT関連の記事を精力的に執筆している。


2時間の食事会で新型コロナ感染?「まさか」 感染男性「死の恐怖」吐露

2020-04-12 14:47:00 | 日記

2時間の食事会で新型コロナ感染?「まさか」 感染男性「死の恐怖」吐露

2時間の食事会で新型コロナ感染?「まさか」 感染男性「死の恐怖」吐露

男性は陽性を告げられた時、死の恐怖を感じたという=4月7日、福井県内(写真は提供)

(福井新聞)

 新型コロナウイルスに感染し入院している福井県内の男性を4月7日、福井新聞が電話取材した。友人と一緒に行った飲食店で感染したとみられる。「2時間ほど食事をしただけ。2メートル以上離れていても空気の流れによってはうつると思う。まさか自分が」と話し、陽性と告げられた時のことについて「死の恐怖を感じた」と振り返った。

 3月のある夜、友人3人と食事をした。別のグループに、後に感染者と分かる知人がいた。自分と知人の距離は複数の人を挟んで3〜5メートル。互いの席で、会釈程度のあいさつをした。店内では従業員らが動くから空気も動く。離れていても感染するのかもしれない。トイレには行っておらず、ドアノブにも触っていないので、接触感染の可能性は低いと思う。

 店に行ってから数日後に37度台の発熱。風邪と思い、氷枕をして寝たら翌朝は引いていたので仕事に行った。年度末で忙しかった。その日は途中で体がだるくなり、早退して病院へ行ってせきどめと解熱剤をもらった。翌日は仕事を休んだ。その頃、知人が感染していたことを知ったが、離れて座っていたため自分も感染しているとは全く考えなかった。数日後、再び熱が上がった。

 たまたま家族も検温したら、熱があった。自分は体がだるく味覚障害も少しあったが、もともと花粉症で同じような症状は毎年あったので、おかしいとは思わなかった。ただ、少し怪しいなと感じ始めた。

 それから、家の中では時間をずらし、食事を別々に取った。なるべく、家族と同じ空間にはいないように気を付けた。

 発症から1週間たっても症状が続いた。再度病院へ行った。保健所に相談して、と言われ電話した。「少し様子をみましょう」と言われた。検査はまだ早いという感じだった。

 翌日朝は熱が下がったので、仕事に行った。夕方、飲食店で一緒にいた友人から「陽性だった」という連絡が来た。完全な濃厚接触者だと思い、保健所に連絡した。すぐに検査となり、その夜に病院に行った。翌日、陽性と言われた。死の恐怖が襲ってきた。家族も陽性。ショックだった。

 2日間自宅待機し、入院した。食事は病室の入り口に置かれ、自分たちが取りに行っている。検温や血中酸素測定などの指示はナースコールで入る。現在は平熱で、食欲もあり、ほかの症状はない。ただ、退院後の不安もある。自宅は消毒しておらず、どこにウイルスが残っているか分からない。保健所は対処法を教えてほしい。

 ちゃんと社会復帰できるだろうか。勤め先で「感染者」と広められないだろうか。取引先にどこまで伝えていいのか分からない。

 確認されていない感染者はまだまだいるだろう。病院に行かずに、自力で治してやろうと考えている人もいるだろう。すぐに保健所に相談してほしい。

 感染を防ぐのはやはりマスクと手洗い。熱が出てから数日は自宅でマスクはせず、少し疑い始めてから着けた。それじゃ遅い。ただマスクを着けて、食事はできない。外出禁止まで出す必要はないかもしれないが、感染防止のために、飲食店では話をあまりしない方がいいと思う